志摩リン(ゆるキャン△)の徹底解説・考察まとめ
志摩リン(しま りん)とは、漫画『ゆるキャン△』の主人公の一人である。登場時は高校一年生で、中学一年生の頃に祖父からキャンプ道具をもらい冬のソロキャンプを始める。一人でのキャンプを好むが、もう一人の主人公の各務原なでしこ(かがみはら なでしこ)と出会い、グループでのキャンプを行うようになった。キャンプ場には自転車で行っていたが、運転免許を取得し原付スクーターで行くようになる。ソロキャンプでは主に読書をしており、アルバイト先は書店、学校でも図書委員を務めている。
なでしこのソロキャン見守り
冬休み明けの1月、千明、あおい、恵那の3人が山中湖にキャンプに行く。この時期は寒いことに気づいたリンは野外活動サークル顧問の美波に連絡を入れる。キャンプしている3人は日が暮れて気温が氷点下になり身の危険を感じていたところ、他のキャンパーに助けられ、美波も3人の元に到着し、無事にキャンプを終えられた。
後日、リンはなでしこにソロキャンプの相談を受ける。その週末、なでしこは富士宮(ふじのみや)へ、リンは山梨県早川町(はやかわちょう)へ原付スクーターでソロキャンプに行き、写真やメッセージをやりとりする。リンは赤沢宿(あかわさしゅく)で休憩し湯島(ゆじま)の大杉を見て奈良田湖(ならだこ)温泉に着いたところで、なでしこの姉の桜と遭遇し(桜は車で来ていた)、一緒に古民家カフェに入った。リンは桜と別れ、目的地に到着し、温泉に入って休憩するが、なでしこから写真が送られてこないことに気づく。電波が通じないだけだとは思うが、気になってしまったリンは、なでしこがいるキャンプ場に行く。なでしこの無事を確認して、駐車場に戻ったリンは再度桜に遭遇する。リンと桜は、なでしこに見つからないように夜景を見て、桜の車の先導でリンは後ろをスクーターついて行き、市街地で桜のおごりで夕食を食べに行った。なでしこのソロキャンプをリンが見に行ったことは、なでしこの母親から恵那に伝わり、後日リンは恵那から「リンってやっぱいいやつだよねぇ」と言われ赤面する。
野外活動サークルと伊豆キャンプ
3月初旬、リンは野外活動サークルの伊豆(いず)キャンプに参加する。野クルのキャンプ地が伊豆になったのは、冬でも暖かいことと山中湖で助けてくれたキャンパーの飯田が住んでいるからである。メンバーは、リン、なでしこ、千明、あおい、恵那、美波、あおいの妹のあかりの7人。リンは正月に伊豆に行きたかったが混雑を避けたため行けておらず、原付で伊豆の道を走りたいので現地合流することにした。
リンは長距離を走るため、前日の夜に原付の荷物代とスマホホルダー、スクリーンを取り付けた。スクリーンは祖父が持ってきており、その日泊まった祖父と共に翌日早朝出発する。祖父はリンと一緒に走れて嬉しそうにする。リンは大瀬崎(おせざき)、龍宮窟(りゅうぐうくつ)とジオスポットを巡りながら下田に向かう。野クルの6人は河津桜の渋滞にハマり、リンより遅れての到着となった。食材を買い、美波が昔何度か家族でキャンプをしたことがある浜辺に向かうが、地主の意向でキャンプが禁止になっていた。代わりのキャンプ場がなかなか見つからずに困っていたが、飯田に電話してキャンプ場を紹介してもらう。途中温泉に入りキャンプ場に到着するが、リンは早朝から走り続けて疲れており、夕食の途中で眠ってしまう。
翌日早朝に目が覚めたリンは一人で散歩に出かけ、朝から温泉に入った。昼過ぎに全員で出発し、堂ヶ島(どうがしま)と三四郎島(さんしろうじま)のトンボロに行った。その後キャンプ場までの道は美波の運転する車の前をリンが原付で走り、念願の西伊豆スカイラインのツーリングを楽しんだ。2日目はだるま山高原にあるキャンプ場で、3月4日に誕生日のなでしことあおいのため、リン・千明・恵那は料理を用意し、プレゼント(3人で相談したキャンプでも使える食器)を渡してお祝いをした。
キャンプ3日目は、山中湖で助けてもらったお礼に飯田のところに行き、大室山とサボテンパークに行き、帰路に着く。美波の車で先に帰宅したなでしこは、リンにメッセージを送るが既読がつかず心配になり、身延町の入り口まで姉の桜に連れてきてもらいリンを出迎える。リンとなでしこはキャンプの思い出を語り帰宅した。
大井川キャンプ
リンは、なでしこと、綾乃の3人で大井川(おおいがわ)キャンプに行く。リンと綾乃はバイクで井川(いかわ)を回ってからキャンプ場に行き、なでしことはキャンプ場で合流することにした。千頭(せんず)駅で綾乃と合流したリンは、綾乃の提案で道中で見かけた吊り橋をいくつも渡りながら畑薙湖(はたなぎこ)を目指す。昼食はおでんを食べ、千頭から45kmを走り畑薙湖に到着する。道が険しく、二人は疲れ切っており、綾乃は「吊り橋はもういい」と言うが、リンは「ここまで来たんだから行かないともったいないじゃん。逆に!!」と綾野を説得して畑薙大吊橋に行き、二人は高さと風に怯えながら渡りきった。畑薙湖の後は温泉に入り、なでしこの待つキャンプ場に向かう。キャンプ場では、リンが作ったビーフシチュー、綾乃が持ってきたハンバーグ、なでしこが調理したオムレツを盛り付けた「畑薙ダムビーフシチューオムハンバーグライス」を夕食に食べた。
翌日、3人は足湯カフェに寄り、寸又峡(すまたきょう)の夢の吊り橋、塩郷(しおごう)の吊り橋を渡り、解散しようとする。しかし、綾乃がまだ帰りたくないと言うので、最後にもう一つ橋を渡ろうと蓬莱橋(ほうらいばし)を渡りにいく。そして、また会う約束をして3人とも帰路に着く。
お花見キャンプ
3月31日、リンはソロキャンプに出発する。散策しているとキャンプ場に放置されたゴミを見つけ片付けようとする。もうひと組の車でキャンプに来ていた男女がリンに声をかけ、彼らが持ち帰ることになった。リンは自分のスペースに戻り、ほうれん草とトマトのパスタを作って食べる。翌日リンはキャンプ場を後にし、温泉に入っていたところ、キャンプ場で会った女性に再会する。女性から花見ツーリングのおすすめルートを教えてもらい、桜の写真を撮りながら甲府盆地を回る道を走った。途中で桜と花見ドライブに出ているなでしこからきた写真で、なでしこの居場所がわかったリンはなでしこの元に行く。リン・なでしこ・桜はカフェでプリンを食べ、凛は、なでしこ達を「笈形焼(おいがたやき)」を見られるスポットに案内をした。リンは一度帰宅し、翌日野クルのお花見キャンプに行く。野クルのお花見キャンプではジンギスカン焼肉を食べ、次の日の夕方まで花見を楽しんだ。
瑞浪絵真との出会いとアルバイトの紹介
2年に進級したリンは、図書室を利用しに来た新入生の瑞浪絵真(みずなみ えま)と出会う。絵真は以前公園でちくわと散歩中の恵那に出会っており、図書室に来た絵真と恵那、リンが会話をする。絵真は絵を描くのが好きで、タブレットを入学祝いに購入してもらったが、半額をバイトして返さなくてはいけない。しかしバイト先が見つからずに困っていると聞き、後日リンはアウトドア用品店カリブーでアルバイト募集の貼り紙を見つけ、絵真に知らせる。絵真は無事にアルバイトを始めた。
志摩リンの関連人物・キャラクター
学校関係者
各務原なでしこ(かがみはら なでしこ)
CV:花守ゆみり
ドラマ版俳優:大原優乃
静岡県浜松市から山梨県南部町へ引っ越ししてきた高校生。引っ越し当日に、本栖湖のキャンプ場でリンに出会い、キャンプに興味を持ち本栖高校の野外活動サークル(通称:野クル)に入部する。富士山が大好き。食べるのも料理するのも好きで、リンや野クルメンバーに料理を振る舞い、たくさん食べる。コミュニケーション力が高く、場所を選ばず誰とでも仲良くなれる。リンはなでしこと出会うまでソロキャンプしかしたことがなかったが、なでしこと二人でのキャンプや野クルのグループキャンプもするようになる。なでしこはリンを「リンちゃん」と呼び、リンは「なでしこ」と呼ぶ。
各務原なでしこ(ゆるキャン△)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
各務原なでしこ(かがみはら なでしこ)とは、漫画『ゆるキャン△』の主人公の一人である。高校一年生の時、静岡から山梨に引っ越してきた。富士山を見るために本栖湖のキャンプ場を訪れ、ソロキャンプをしていたもう一人の主人公・志摩リン(しま りん)と出会い、キャンプに興味を持ち始めた。その後、学校の野外活動サークル(通称:野クル)に入部し、キャンプを楽しむようになっていく。明るく前向きな性格で、誰とでもすぐ仲良くなる。料理は食べることも作ることも好きで、キャンプご飯を工夫しながら作っている。
斉藤恵那(さいとう えな)
CV:高橋李依
ドラマ版俳優:志田彩良
リンの中学時代からの友人。恵那は他の友人は「ちゃん」付で呼ぶが、リンのことは「リン」と呼んでいる。リンは恵那を「斉藤」と呼ぶ。リンとは休日もSNSでメッセージを送りあう。マイペースな自由人だが、気配りもでき、コミュニケーション能力が高い。リンとキャンプをすることはなかったが、なでしこが引っ越してきた後、野クルとも関わるようになり、クリスマスキャンプや伊豆キャンプに参加した。野クル入部を誘われるが帰宅部である。「ちくわ」と名付けたチワワを飼っており、犬用のキャンプセットを買い揃えて可愛がっている。高校一年の年末は郵便局でアルバイトをし、その後近所のコンビニでアルバイトを始めた。リンの髪を奇抜な形に結って遊ぶいたずら好きな面もある。ヘアカットもでき千明の髪を切り、その後リンからもカットを依頼されている。
大垣千明(おおがき ちあき)
CV:原紗友里
ドラマ版俳優:田辺桃子
野クルをあおいと主に創設し、部長を務めている。明るく快活だが、テンションが高くリンは少し苦手にしている。リンは当初「大垣」と名字で呼んでいたが、クリスマスキャンプの後は「千明」と名前で呼ぶようになった。千明はリンを、「しまりん」または「リン」と呼ぶ。春に野クルを創設したばかりで予算が少なく、工夫しながらキャンプを楽しんでいる。DIYも好きで、アルコールストーブを野クルの活動で制作したり、ソロキャンプではパラコードを使ってブレスレットを作ったりしている。アルバイト先が酒屋で、キャンプではノンアルコールカクテルを作ることもある。
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目次 - Contents
- 志摩リンの概要
- 志摩リンのプロフィール・人物像
- 志摩リンのキャンプ道具
- 志摩リンの来歴・活躍
- なでしことの出会い
- 麓キャンプ場でなでしこと鍋キャンプ
- 高ボッチ高原ソロキャンプ
- 四尾連湖で炭火焼肉キャンプ
- 上伊那ソロキャンプ
- 野外活動サークルとクリスマスキャンプ
- 年末年始キャンプ
- なでしこのソロキャン見守り
- 野外活動サークルと伊豆キャンプ
- 大井川キャンプ
- お花見キャンプ
- 瑞浪絵真との出会いとアルバイトの紹介
- 志摩リンの関連人物・キャラクター
- 学校関係者
- 各務原なでしこ(かがみはら なでしこ)
- 斉藤恵那(さいとう えな)
- 大垣千明(おおがき ちあき)
- 犬山あおい(いぬやま あおい)
- 鳥羽美波(とば みなみ)
- リンの家族
- 志摩咲(しま さき)
- 志摩渉(しま わたる)
- 新城肇(しんしろ はじめ)
- 志摩リンの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「…今度は私から誘うよ」
- 「やっぱり、一人のキャンプも好きだ私」「ソロキャンは寂しさも楽しむものなんだって」
- 「また行けば良いんだよ。どこかに」
- 志摩リンの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- リンの口ぐせ「マッチポンプ」
- 海の無し県民のリン
- リンは犬好き