こむぎびよりのコッペパン(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『こむぎびよりのコッペパン』とは、漫画家・魚田 南によって2020年5月12日より『マンガJam』にて連載された女性漫画である。不器用な青年と一匹の犬が出会って始まる日常生活が描かれている。主人公・甲斐田 一虎はバイト帰りに、河川敷に捨てられている犬・コッペ・パンを見つける。コッペ・パンはパンが大好きで、好き嫌いが激しいことで前の飼い主に捨てられてしまった。複雑な家庭環境によって愛情を知らない一虎と、人間に心を開かないコッペ・パンの2人が共に過ごし、信頼関係を築いていくストーリーである。

ナナ

アキの飼い犬。メス。
母親が亡くなったことをアキが寂しがらないように、アキの父親によって家族に迎え入れられた。
無事4匹の子犬を出産する。
アキの匂いのついたタオルが大好き。

『こむぎびよりのコッペパン』の用語

鴨川(かもがわ)

鴨川の河川敷にコッペ(左)が捨てられていた

京都市内を南北に流れる川。
河川敷で一虎が捨てられているコッペを拾った。

らぶり〜ペットチャーミー

商店街内にあるこじんまりとした店舗

ともやすが働いているペットサロン。こじんまりとした店舗で、ともやすの家族が経営している。
以前施術した客から悪評を吹聴され、客足が遠のいていたが、リニューアルとともやすの努力によりお客さんが急増した。

杣山家(そまやまけ)

杣山一家に囲まれる幼い頃の大吾(中央左下)

京都の三大名家の1つで、京都でも指折りの家柄。古くから京都の政に深く関わっており、祭りや年中行事を取り仕切っている。
大吾は杣山家の三男として生まれる。家族構成は父、母、兄が2人、大吾、そして妹が1人いる。

京聖大学(きょうせいだいがく)

大吾が通っている京都の大学。
杣山家の家系が代々通っている大学で、大吾も親の命令により通わされている。

古部パン(こべぱん)

一虎(中央)は、コッペの飼い主を見つけるため古部パンに訪れる

コッペの元飼い主である古部が開いていたパン屋。近くの高校の購買にパンを卸していた。
店主である古部が亡くなったことで、一年前に閉店した。現在は古部の孫である安達が大学に通うための住処として使用している。

『こむぎびよりのコッペパン』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

コッペが一虎に、トーストのかけらを譲る

コッペはトーストを残し、一虎に譲る

一虎に拾われたコッペは、久しぶりの食事にもかかわらず自分に与えられたトーストを残し、一虎に譲った。
コッペは捨てられ、食事もままならない日々を送っていた。やっと一虎に拾われて大好物であるパンを与えてもらったとき、コッペは「美味しいか?」と微笑む一虎の姿を見て、昔の飼い主の顔が思い浮かんだ。コッペは元飼い主である古部と、毎日一つのパンを2人で分けて食べるのが日課だった。コッペは2人で食べたパンの美味しさを思い出し、疲れている一虎のため、自分に与えられたトーストを残して譲った。
コッペが一虎を気遣う、心温まる名シーンである。

伯母「他人はあんたが羨むほど幸福でなければ不幸でもない」

一虎(左)を慰めるように抱きしめる伯母(右)

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