こむぎびよりのコッペパン(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『こむぎびよりのコッペパン』とは、漫画家・魚田 南によって2020年5月12日より『マンガJam』にて連載された女性漫画である。不器用な青年と一匹の犬が出会って始まる日常生活が描かれている。主人公・甲斐田 一虎はバイト帰りに、河川敷に捨てられている犬・コッペ・パンを見つける。コッペ・パンはパンが大好きで、好き嫌いが激しいことで前の飼い主に捨てられてしまった。複雑な家庭環境によって愛情を知らない一虎と、人間に心を開かないコッペ・パンの2人が共に過ごし、信頼関係を築いていくストーリーである。

コッペ・パン

一虎の飼い犬。
本名はコッペ・パンだが、一虎から「コッペ」と呼ばれている。
推定年齢9〜10歳の成犬で、犬種はシュナウザーのオス。ネクタイ型の迷子札をつけている。
前の飼い主に捨てられた経験から自分に自信が持てず、心を開きにくい性格となってしまった。
パンが好物で、パンの好みにうるさい。以前は古部に飼われ、毎日パンを分け合って食べていた経験から、パンが大好きになった。

家族

伯母

一虎の伯母で、実父の姉にあたる。
中学生の一虎を引き取り、京都で育ててくれた。一虎にとって唯一の家族のような存在。
一虎が高校生のころ、末期がんにより亡くなる。

ノリ

一虎の実父。
無表情で不器用な性格。
一虎が生まれたことで仕方なく母親と籍を入れたが、自分を家に縛るために一虎が利用されることに耐えられず、家を出た。
その後一虎の母親に見つからないように、遠くから一虎を見守っていた。
イギリスに渡欧し、サイラスと再婚した。

サイラス

一虎の実父の再婚相手。
イギリス人で、愛称はスー。落ち着きある穏やかな男性。
イギリスのカフェでノリと出会い、結婚する。ノリの放っておけない不器用さに惹かれたと語っている。
日本文化オタクで、日本文化と漫画に詳しい。

母親

一虎の実母。
父親を盲目的に愛していたが、父親が家を出たことで恨み節を吐くようになり、一虎の育児を放棄した。
その後精神を病み、アルコール依存症で精神病院に入院しそのまま亡くなった。

友人

ともやす

一虎の友人、25歳。
実家のトリミングサロンで働くトリマーで、コッペの毛をカットしてくれている。
客とのトラブルによってトリミング施術に対しトラウマを持つが、一虎とコッペの協力により自身を取り戻す。
パンが好きで、一虎と京都市内のおすすめのパン屋を教えてくれる。
一虎のことを「イチくん」と呼ぶ。

杣山 大吾(そまやま だいご)

一虎の友人、20歳。
京聖大学に通う学生で、杣山家の三男坊。
剣道では男子関西大会優勝、華道では京都府から特別芸術賞をもらう才能豊かな青年。
京都の名家である実家を毛嫌いしており、家に従って生きることにうんざりしている。
一虎とは中学時代からの友人だが、高校3年生の時に一虎の不幸によって連絡をとらなくなる。
一虎のことを「イチ」と呼ぶ。

田村 伊与(たむら いよ)

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