僕は問題ありません(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『僕は問題ありません』とは宮崎夏次系による漫画作品。本作は「第1回あゆみCOMIC大賞」を受賞、「俺マン2013年」や「このマンガがすごい!2014」にランクインしている。文化庁メディア芸術祭マンガ部門「審査委員会推薦作品」を受賞した前作『変身のニュース』から2作目となる短編集である。表紙を飾る「肉飯屋であなたと握手」他、ロクデナシ男をはねてしまった「はねる」など8編の短編を収録。文化庁メディア芸術祭マンガ部門「審査委員会推薦作品」を受賞した前作『変身のニュース』から2作目となる短編集である。

森(もり)

ヨーゼフ7という店のアルバイト店員で、接客が向いてないと思っている。仕事の帰り道、酒に寄って道路に飛び出してきた茶畑を誤ってはねてしまう。亡くなった被害者に罪悪感を感じているにも関わらず、彼の妹に気にしないでと言われたことがきっかけで茶畑の足跡を追ううち、自身が茶畑そっくりな見た目になってしまう。

茶畑(ちゃばたけ)の妹

茶畑の妹で、兄とは何年も前に縁を切っており、街中で遭遇しても無視していた。森が謝罪に訪れた際に兄はろくでなしで死んでも誰も悲しまない発言し、森を困惑させた。家の最寄駅は密乳駅である。

茶畑 のぼる(ちゃばたけ のぼる)

32歳でキンキン通りにあるパチンコ屋で時間を潰すことを日課としていた。妹曰く、「自分が上手くいかないのは他人が自分を蹴落とすから」だと本気で信じていた人物。ろくでもない人間だったが、毎年妹の好きなチューリップをこっそり植えることは欠かさなかった。森の運転する車に轢かれて死亡。

俺のサメハダを出せ

のぼる

父の今際にフルフェイスのヘルメットを被り、高圧洗浄機を担いで中学の同窓会に参加した。目的は卒業式の日にロッカーから盗られた彼の父の処女作『サメハダ』を取り戻すことだった。盗んだ山下から、本は売ったと言われ激昂し、山下を高圧洗浄機で攻撃した。

山下

長髪の男性。のぼるの教え子で、彼がいつも大事そうに持っている本『サメハダ』を目障りだと感じていた。クラスには馴染めなかったようで、同窓会に参加したクラスメートからはのぼる同様、認識されていなかった。

のぼるの父

鳴かず飛ばすの小説家で、唯一出せた本は処女作『サメハダ』のみだった。一番最初にできた本をサイン入りでのぼるにあげた。

メゾンド生沼

白丸(しろまる)

メゾンド生沼601号室に住む三つ編みの女の子。メゾンド生沼が老人ホーム建て替えに伴い、引っ越すことにした。辛沢の不可解な行動に振り回され困惑するも、辛沢が花壇に水をやっていたことには感謝していた。

辛沢(からさわ)

メゾンド生沼206号室に住むメガネをかけた大柄な男性。近い未来、隕石の影響で国が沈むと信じており、20年かけて屋上に巨大な船を制作していた。趣味は盗聴で、白丸の部屋にもコンセントの裏に盗聴器を仕掛けていた。白丸が引っ越したことによりメゾンド生沼最後の住人となった。

地図から

週子(しゅうこ)

郊外のショッピングモール・タヒチモールの中にあるファーストフード店で働く女性。仕事は3時に終わり、買物をして家に帰る毎日を過ごしていた。ある日突然、常連客・曜ニにプロポーズされ勢いそのまま結婚する。曜二がどこかへ連れて行ってくれると期待していたが、結婚式も新居も近所に収まってしまい、がっかりしている。

Revenge0
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