魔法少女にあこがれて(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『魔法少女にあこがれて』とは小野中彰大による漫画作品。竹書房のWEB漫画サイト『コミックストーリア』にて連載されている。魔法少女を題材としたコメディ作品であり、2023年にはTVアニメ化も決定した。世界征服を企む悪の組織と戦う魔法少女トレスマジア。彼女達に憧れる少女柊うてなは謎の生物ヴェナリータと出会い、悪の組織の幹部としての力を与えられる。憧れの魔法少女達と戦う事になったうてなは、戦いの中で彼女たちが傷つく姿を見て自分の中の隠された気持ちに目覚めていく。

『魔法少女にあこがれて』の概要

『魔法少女にあこがれて』とは小野中彰大による漫画作品。ひょんなことから悪の組織の幹部として大好きな魔法少女と戦うことになった柊うてな(ひいらぎうてな)が戦いの中でサディストとしての新たな性癖を目覚めさせていく、魔法少女コメディ作品である。主人公うてなによる魔法少女たちを痛めつけるリョナ的描写は話数を重ねるごとに過激となっていき、一般誌として限界まで攻めた描写が話題となった。2019年より竹書房の隔月誌『まんがライフSTORIA』に読み切りが好評を博し連載開始、同時に竹書房のWEB漫画サイト『コミックストーリア』でも連載された。2019年に『まんがライフSTORIA』が休刊した後も『コミックストーリア』にて連載を継続している。2020年と2021年には『次にくるマンガ大賞』Webマンガ部門にもノミネート。2023年にはTVアニメの制作も発表され、制作は旭プロダクションが手がける。

悪の組織と戦う魔法少女トレスマジアに憧れる少女柊うてなは、ある日謎の生物ヴェナリータと出会い不思議な力を与えられる。自分も魔法少女に変身できると喜ぶうてなであったが、与えられた力は悪の組織エノルミータの幹部としての力であった。半ば強制的に憧れの魔法少女達と戦う事になったうてなだったが、戦いの中で傷ついていくトレスマジアを見て、今まで感じなかった新たな感情を抱き始める。うてなが魔法少女達へ抱く気持ちは憧れではなく、彼女たちが傷つく姿に愉悦を覚えていたのであった。自分の中にあるサディストな側面を否定しつつも、うてなは魔法少女をお仕置きしていく事に快感をおぼえていく。

『魔法少女にあこがれて』のあらすじ・ストーリー

悪の幹部マジアベーゼによって得た力

ごく普通の女子中学生である柊うてな(ひいらぎうてな)は、悪の組織であるエノルミータと戦う魔法少女トレスマジアに憧れを抱いていた。そんな彼女の元に、突如現れた謎の生物ヴェナリータは「キミには選ばれし力がある」と言い、うてなに不思議な力を授ける。「自分も魔法少女に変身できる」と喜ぶうてなであったが、与えられた力は悪の組織エノルミータの幹部としての力であった。半ば強制的に憧れの魔法少女達と戦う事になったうてなだったが、戦いの中で傷ついていくトレスマジアを見て、今まで感じなかった新たな感情を抱き始める。うてなが魔法少女達へ抱く気持ちは憧れではなく、彼女たちが傷つく姿に愉悦を覚えていたのであった。真正のサディストという自分の隠された性癖を知ったうてなは、魔法少女達を痛めつけていくことに罪悪感を感じながらもその快感へと目覚めていく。戸惑いを覚えつつも戦いの中で、悪の幹部マジアベーゼと名乗り、日々魔法少女に悪戯をしていくうてな。そんな彼女の元にエノルミータの幹部仲間である阿良賀キウィ(あらがきうい)が姿を現す。キウィは魔法少女と真面目に戦わずに悪戯をしたり、戦いに負けた後もへらへらと笑っているうてなの根性を叩きなおそうと、変身し戦いを挑んてくる。うてなはキウィともトレスマジアとも戦いたくないという気持ちと、「可愛いからめちゃくちゃにしてあげたい」という気持ちを吐露し、そしてキウィを調教する。翌日「過去1番のやらかしをした」と落ち込みつつも、学校へと登校するうてなの前にキウィが姿を現す。戦いの中でうてなのクソヤバ女っぷりにほれ込んだキウィはうてなと一緒にいたいと思い学校へ転校してくるのであった。

キウィも転校してきて、トレスマジアの正体でもある花菱はるか(はなびしはるか)達ともお互いに正体を知らないまま親しくなっていく。賑やかになった学園生活だったものの、うてなは日々の戦いで成績を落し、追試を受ける事になる。母親から「合格点がとれなければ部屋の魔法少女グッズを全て捨てる」とまで言われ、うてなは猛勉強に励むことになる。戦いにあけくれながらもキウィの協力もあり、勉強し試験を乗り越える。無事に追試を乗り越えたうてなはキウイと共にエノルミータの本拠地であるナハトベースに召集を受ける。そこでヴェナリータから新たな幹部の仲間として小学生の少女、杜乃こりす(もりのこりす)を紹介される。自分より小さな悪の幹部と登場に驚くうてなは「あんな小さな子をかどわかすなんて」とヴェナリータを諭す。しかし、お披露目とばかりにトレスマジアと戦うこりす姿を見たうてなはその力に自分やキウィ以上のえげつなさを感じるのであった。新たな仲間としてこりすを迎えたうてなとキウィは、中を深めるために彼女の家へと遊びに行く。母親が仕事で家を空ける事が多く、いつも1人で遊んでいるこりすを見たうてなは彼女の大切にしておりボロボロになった人形を修理するのであった。うてなの優しさに触れた彼女は微かに微笑むのであった。

エノルミータの内部抗争

こりすを加えて、3人となった悪の幹部。うてなはマジアベーゼとしてトレスマジアと日々戦いつつも彼女たちへの悪戯を楽しんでいた。そんなある日、ヴェナリータから再びエノルミータの本拠地であるナハトベースへの召集がかかる。そこでうてな達を待ち受けていたのは、エノルミータの初期構成員であるロード団であった。各地の魔法少女を討伐する魔法少女狩りから帰還したロード団のリーダーであるロードエノルメはこれまでのマジアベーゼ達の戦を否定し、ナハトベース本来の目的である世界征服を押し進めようとする。ヴェナリータは「まだその時期じゃない」と言うが、ロードエノルメは「既に機は熟した」と思い、独自に世界を征服するとしてヴァナリータを裏切るのであった。うてな達3人もロードエノルメの野望に勧誘されるが、いまいち状況を理解できないうてなはその誘いを断る。協力しないならうてな達を始末しようとロード団のひとりであるシスタギガントが襲い掛かるが、うてなはキウィやこりすを助けるために己の身を犠牲にして2人を逃がすのであった。「あの程度実力では捨ておいて構わない」と思ったロードはうてな達を無視し世界征服をすすめようとする。しかし、ロード団の一員ロコムジカはうてな達の打倒を進言し、自ら出撃する
シスタギガントの猛攻をなんとかやりすごしたが、ナハトベースは占拠され、うてなも重症を負ってしまいうてなは入院することとなった。失意に暮れるキウィとこりすそこにロード団の追手としてロコムジカが襲い掛かる。ロード団が支配する世界でアイドルとして君臨する夢を語り、自らの歌を披露するロコムジカであったが、キウィに絶妙にイジリにくい程度の下手さと指摘され、冷静さえを失ったところの隙をつから2人を取り逃がしてしまう。作戦を失敗したロコムジカはロードエノルメからお仕置きをくらうが、ルベルブルーメと協力しリベンジの機会を与えられる。
怪我は順調に回復し、無事に退院することとなったうてな。入院中にヴェナリータから魔法少女狩りの事を聞いたうてなは、ロード団に怒り、ロードエノルメ打倒を誓うのであった。再び、ロコムジカの気配を察知し、こちらから仕掛けに出るうてな達。ロコムジカはルベルブルーメの影を操る力と連携し、うてな達を苦しめる。しかしこりすの強力もあり、ルベルブルーメを捕らえたうてなは彼女を人質にロコムジカに服脱ぐ事を強要、裸で歌わせることにより、ロコムジカの新たな才能を開花させる。うてな達に敗北した、ロコムジカは自分の歌をきちんと聞いてくれたとしてロード団を裏切り、うてな達に協力することを決意。ルベルブルーメも「このまま帰ってもロードエノルメにお仕置きされるだけだ」と思い、仲間になる。

ロコムジカとブルーメが裏切ったことを知ったロードエノルメは、世界征服を急ぐべく本格的な侵攻を開始する。ロードは自分の能力で魔物を創造し、大群を作って町を攻撃する。いくら倒しても再生していく魔物達を相手に、創造元であるロードエノルメを倒さないと意味がないと思ったうてなは再びナハトベースへと向かうことに。途中に立ち塞がるシスタギガントをキウィに任せて、ロードエノルメの元へと急ぐ。たった1人でロードエノルメと戦ううてなであったが、ロードの力の前に敗北する。うてなを拘束したロードは力ある者が世界を統べるべきだという持論を展開するが、うてなは終始その言葉を聞き流し、テンションがあがらずにいた。しかしロードを倒さなければならないと思ってうてなはフィルターを通してロードを少女の姿へと変換し、自分が悪戯しがいのある外見へとすることで再び力を取り戻し、ロードの魔力すらも上回る力を見せる。うてなは小さくしたロードエノルメをお仕置きし戦意を喪失させ、戦いはうてな達の勝利に終わる。ロードエノルメは命からがら逃げだすが、そこにヴェナリータとその協力者であったシスタギガントが現れる。ヴェナリータはロードエノルメがうてな達を成長させるための使い捨ての総帥だと告白、ロードエノルメは怒りをあらわにするがシスタギガントによって始末される。ヴェナリータの新たな総帥にうてなを指名するのであった。

総帥マジアベーゼの暴走

ロードネノルメを倒し新たな総帥となったうてなは、魔法少女を苦しめてよきところで撤退する悪役ムーブをかます方針を打ち立て、これまで通りにトレスマジアと戦っていくことになる。ヴェナルータはロード団との戦いをねぎらうために、エノルミータの一同を海へと連れていく。そこでうてな達ははるか達トレスマジアの3人と出会う。お互いの正体を知らない中で友達として楽しく海を満喫する一同。しかしひょんなことでキウィが変身してしまい、大騒ぎになってしまう。
はるか達もトレスマジアへと変身し駆け付け、戦いを避けられないと思ったうてな達も悪の幹部へと変身し、エノルミータ勢ぞろいの戦いになる。海での戦いでうてなによる悪戯で新たなMの気質に目覚めつつあったアズールはその受け止め方を作り出す事で、新たな力である真化(ラ・ヴェリタ)を目覚めさせるのであった。真化の力を知ったうてなは魔法少女の新たな一面を見たい一心で、アズール以外の魔法少女も真化させるための作戦を考えていく。ルベルブルーメのやっていたFPSゲームから思いついたダンジョンを作り、トレズマジアを誘い込む。トレスマジア達はダンジョンの仕掛けられた罠やエノルミータ幹部の妨害を潜り抜けて、マジアベーゼを追い詰める。
しかし戦いの中で突如マジアサルファは仲間を裏切り、エノルミータにつくことを宣言する。以前よりヴェナリータにトレスマジアを裏切るようにそそのかされていたマジアサルファは、その要求ののみ、アジアベーゼへと下るのであった。うてなはそれを承認し、残されたアズールとマゼンタは失意に暮れる。しかしサルファの本心はダンジョンで疲弊した状態では勝てないと思い、仲間を裏切るフリをして、隙をついてマジアベーゼを1人で倒す事であった。仲間を想うサルファの気持ちに気づいたマジアベーゼは彼女を追い詰めていき、ついにサルファは真化形態へと変身する。

うてなは推しの魔法少女の新たな姿見たさに、作戦を考える。またヴェナも独自の目的でトレスアジア全員を真化に導こうとしていた。うてなはまだ真化していないマゼンタを拉致していつも以上にはげしい調教で真化のきっかけを探るが、アズールやサルファのようなクセを見つけられずにいた。
アズールとサルファはマゼンタを取り戻したが、いつも以上にひどいマジアベーゼのやり方を見て怒りをあらわにする。サルファはTV出演の際に思い切りエノルミータを挑発する。トレスマジアの怒りに火をつけた事を知ったうてなは「終わりの時が近い」と言い、トレスマジアとの決着が近づいていることを感じる。

様々な思惑が交わる中で、エノルミータによるトレスマジアへの総攻撃が開始される。窮地に追いやられたマゼンタは新たな治癒能力を解放し、真化のきざしを見せた。その姿に感嘆したうてなはマジアベーゼとしての自分はここまでだと潮時を感じる。しかし、そこで自分の中に眠るもう1つの意識が目覚め、うてなは暴走する。敵味方構わずに攻撃するうてなはマゼンタを捕まえて、自分の配下にする。その様子を見たキウィ達はうてなを元に戻すために暴走状態の彼女をとめようとするが、そこに新たな魔法少女が乱入する。

新たな魔法少女シオちゃんズの登場

戦いの中に現れ、うてなの暴走を止めたのはシオちゃんズと名乗る新たな魔法少女達であった。シオちゃんズのリーダーであるイミタシオはトレスマジアを「弱すぎる」と言い放ち、圧倒的な力の差でねじ伏せ、これからの戦いは自分達が行うと言う。力の差を感じたトレスマジアは更なる力をつけるために修行に励むことになる。一方、暴走状態から戻る事ができたうてなであったが、未だに上手く力を制御できずにいた。うてなは小夜の住む神社での滝行により己の感情を見つめなおし、自分の中にある理性と欲望の感情を制御することに成功する。一方、小夜もアズールとしての力を強化する。

感情を制御することになったうてなを見た終業式の帰り道、シオちゃんズの魔法少女の1人、多田蘭朶(ただらんだ)の作り出した恐怖の館へと閉じ込められてしまう。一緒にいた仲間達とはぐれてしまったうてなは館の中で謎の少女忌田シオン(いみたしおん)と出会う。彼女を庇いながらも恐怖の館を脱出しようとするうてなであったが、シオンは正体を現し、イミタシオへと変身する。すでにうてな達の正体を見通していたイミタシオの目的はマジアベーゼに屈辱をあたえる事であり、そのために館へと誘い込んだという。イミタシオの計画を知ったうてなははるかや小夜たちを巻き込んだことに「魔法少女としていいことではない」と怒り戦うが、イミタシオンの力の前に苦戦し彼女を逃がしてしまう。

イミタシオが去った事により、恐怖の館は消滅し、皆は無事元の世界へと変える事ができた。しかし、自分達の正体を知る敵が現れた事により、ナハトベースには重い雰囲気が立ち込める。ヴァナはうてなにマジアベーゼの真化はいつでも可能であることを話す。うてなはイミタシオと接触し、その魔力にどこか見覚えがあると感じていた。一方、ヴェナリータも独自にシオちゃんズに探りを入れるが、ガードが固くなかなか正体をつかめずにいた。さらにはナハトベースで保管されていた魔法少女の変身アイテムが、無くなっていることが明らかになる。

そんな中イミタシオからロコムジカとルベルブルーメを捕らえたと、再び宣戦布告が届く。イミタシオの元に乗り込んだうてなはマジアベーゼの真化形態の力を解放し、イミタシオを打ち倒す。うてなに敗れたイミタシオは真化を解きその正体を明らかにする。イミタシオの正体はかつてうてな達に敗れたロードエノルメであった。正体が明らかになったイミタシオは依然としてどんな手を使ってでもうてなへの復讐をすると誓うが、その台詞は悪の組織のためにあると思ったうてなはベルゼルガを人質としてイミタシオを本当の魔法少女とするためのショーを開くことにする。うてなは捕らえたベルゼルガを公開処刑にすると宣言し、イミタシオを誘い出す。うてなは悪の組織としてイミタシオを追い詰めていき、それを見守る大勢の観衆達の応援の声を受けたイミタシオは本物の魔法少女として目覚めマジアベーゼであるうてなを打ち倒すのであった。

マゼンタの真化

戦いには敗れたものの、光堕ちヒロインとして魔法少女となったイミタシオの誕生を喜ぶうてな。戦いからしばらくたちイミタシオの元を訪れたうてなは秘密を守りつつも、これからも悪の幹部と魔法少女の立場で戦い続ける事を約束する。魔法少女として戦いを続けることになったイミタシオはトレスマジアにこれまでの事を詫び、互いに協力していくために共同戦線を張る。そこにエノルミータの反応があり、再び悪の組織と魔法少女の戦いが始まった。戦いの中でマゼンタは遂に真化の力を解放する。しかし、その力は今までのマゼンタとは打って変わっているものであり、うてな達は戸惑うのであった。ヴェナリータはマゼンタの真化は以前にうてなが暴走した際にマゼンタを操った事でマジアベーゼの魔力が流れ込んでおり、その力が未だに残っているためだという。いわば今のマゼンタは真化ではなく、暗黒真化と呼べる状態なのだ。うてなはマゼンタの暗黒真化の原因が自分にあることを知り、落胆する。

『魔法少女にあこがれて』の登場人物

エノルミータ

柊うてな(ひいらぎうてな)/マジアベーゼ

CV:和泉風花

本作の主人公。魔法少女に憧れるごく普通の女子中学生であったが、ある日ヴェナリータに出会い悪の幹部マジアベーゼとなってしまう。戸惑いながらもトレスマジアと戦う中でサディストとしての性癖を目覚めさせていく。トレスマジアを始めとした魔法少女の重度なオタクであり、部屋には多くの魔法少女グッズが存在する。普段は内気で大人しい性格ではあるが、魔法少女達の魅力や可愛さを語る時などは熱心な一面を見せる。勉強は苦手で赤点をとったり補習を受けることもよくあるが、裁縫に関しては得意であり、こりすのぬいぐるみを直す器用な一面も見られた。マジアベーゼに変身した後は支配の鞭とよばれる武器を使い、魔物を作り出すほか鞭を使って打撃攻撃もおこなう。

阿良河キウィ(あらがきうぃ)/レオパルト

悪の幹部エノルミータの1人。目立つ事が大好きであり、ヴェナリータの勧誘を受けたのも自分より目立っているトレスマジアと戦うためであった。トレスマジアと戦わないうてなを初対面では敵対視していたが、彼女からの調教を受け、その考えを知って以降は彼女に惹かれていく。変身後は多数の銃火器や爆弾を召喚する魔法を使い、それらを使った砲撃戦術を得意とする。うてなに好意を抱いていからは同じ学校に転校をしてくるが、同級生となったサルファとは犬猿の仲でありよく喧嘩しているが口喧嘩ではいつも負けている。

杜乃こりす(もりのこりす)/ネロアリス

ヴェナリータ(左)と杜乃こりす(右)

悪の幹部エノルミータの1人で小学生の少女。母親が仕事で忙しく、常に1人でいるためか無口無表情であり普段は感情表現に乏しい。小学生でありながらも魔力は非常に高く、魔力の強さを表す星の数は3と、幹部の中では最も多い。変身後はドールハウスに相手を閉じ込める魔法を得意とするが、収容量の限界により途中で眠ってしまうこともよくある。はるかとは敵同士ではあるが時々面倒をみてもらっているためなついている。

fujiseyoshihisa9
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@fujiseyoshihisa9

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