シュガー*ソルジャーの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『シュガー*ソルジャー』とは主人公の麻琴が自分の平凡な外見に劣等感を持ちつつも、好きな入谷に振り向いてもらうために努力を重ねていく学園恋愛漫画である。麻琴は自分の外見に劣等感を持っていたことが原因で中学生の頃に恋愛で大きなミスをした。高校で新しい恋を探していた時に、人気者の入谷に恋をし入谷の彼女になることを夢見る。「可愛くなりたい」と磨きをかける麻琴と、麻琴の努力を優しく受け止める入谷の優しさが溢れるセリフが多数あり、ほっこりする恋愛ストーリーである。

目次 - Contents

「会いに来てごめんね」

史織は実の息子、入谷の子育てを真剣にしていなかった。ネグレクトをしてしまい、まともなご飯を作ったことはあまりなかった。入谷も幼少期の頃、愛されていない子だったと思っていた。
ある日、史織は仕事の帰りに記憶喪失になるほどの大きな交通事故に遭う。一命はとりとめたが、記憶を取り戻すために数年かかった。記憶を取り戻したのは入谷の誕生日プレゼントに買ったマスコットを見た時だった。住んでいたマンションも思い出し、病院を抜け出して入谷を迎えに行こうとしたがすでに入谷は姉の家に引き取られていた。そのまま時は過ぎ、ある日史織は脳に腫瘍ができておりもう長く生きれないことを宣告される。そのため、最後くらい実の息子に会いたいと思い、入谷に会いに行く。しかし、入谷は自分のことをひどく憎んでいるように見えて、一緒に住むことはできないと思い入谷の前から姿を消した。
入谷は史織が先が長くないことを叔父に伝えられる。その事情を知らず冷たい態度を取った入谷は「ちゃんと話したい」と思い史織を探しに行く。そして地元の川の手すりの上に座って黄昏ていた史織を見つける。史織は母親として子育てをしっかりできなかったこと、寂しい思いをさせたことを「会いに来てごめんね」と謝り、そのまま川に飛び込む。この後、入谷は急いで母親を助けに行く。入谷は本心では史織のことが大好きだったと伺える場面である。

ツッコミうさぎの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

麻琴が帯びる熱でお湯を沸かそうとするユーモア

ツッコミうさぎとはうさぎのぬいぐるみで、麻琴が大事に部屋に飾ったり、ツッコミうさぎをモチーフにしたアイテムが随所に登場する。また、麻琴の言動に麻琴の脳内の中でツッコミを入れており、麻琴が勝手に想像していることである。そのため、周りの人間が見えているものではない。
1年生の最初の一大イベントの野外学習で天気が荒れ始めた時、山を降りることになった。降りている途中で麻琴は流し場に携帯電話を忘れたことに気づき、急いで取りに戻る。携帯電話を見つけて戻ろうとしたとき、大きな雷がなり、その場を動けずにいると入谷が助けに来てくれた。大きな雷の音に怯えている麻琴を見た入谷は麻琴を抱きしめ、「こうすれば聞こえない?」と言って麻琴の頭を抱えるようにして抱きしめた。それに麻琴は緊張して心臓が波打ち、体温が急上昇していることを感じた。どれだけ体温が高いか、ということをツッコミうさぎは「お湯が沸かせそう」というユーモアのある例えを使って笑いを誘う。

alex759898
alex759898
@alex759898

Related Articles関連記事

NEW
シュガー*ソルジャー(酒井まゆ)のネタバレ解説・考察まとめ

シュガー*ソルジャー(酒井まゆ)のネタバレ解説・考察まとめ

『シュガー*ソルジャー』とは、ファンタジーと恋愛要素が溢れる酒井まゆによる学園恋愛漫画である。『りぼん』で47回にわたって掲載され、酒井まゆにとって最長寿作品である。平凡な外見の主人公、麻琴は幼い頃からモデルのようにきれいな姉の莉華と比較され、外見コンプレックスを抱えていた。高校に入学し学年でも人気の入谷に恋をする。「努力して可愛くなって、入谷君に告白したい」と奮闘する麻琴の純粋なラブストーリーを描かれている。読んでいると思わず応援したくなるような、麻琴の姿は読者から絶大な人気を獲得した。

Read Article

キミとだけは恋に堕ちない(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

キミとだけは恋に堕ちない(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『キミとだけは恋に堕ちない』とは、酒井まゆにより『りぼん』で連載された少女漫画である。シスコンの兄2人と暮らす箱入り娘の主人公が、初めてできた恋人と血の繋がらない次男との間で心を揺らす姿が描かれている。過保護な兄2人の影響で、今まで彼氏を作れなかった主人公すばるは、高校に入って恋人ができる。すばると血の繋がらない次男の航は、兄妹とは別の感情を妹に抱いていた。兄と恋人、妹の複雑な愛が絡み合う、今までにないような波乱を呼ぶラブストーリー。

Read Article

目次 - Contents