『シュガー*ソルジャー』とは主人公の麻琴が自分の平凡な外見に劣等感を持ちつつも、好きな入谷に振り向いてもらうために努力を重ねていく学園恋愛漫画である。麻琴は自分の外見に劣等感を持っていたことが原因で中学生の頃に恋愛で大きなミスをした。高校で新しい恋を探していた時に、人気者の入谷に恋をし入谷の彼女になることを夢見る。「可愛くなりたい」と磨きをかける麻琴と、麻琴の努力を優しく受け止める入谷の優しさが溢れるセリフが多数あり、ほっこりする恋愛ストーリーである。
ある日の放課後、麻琴は入谷と放課後デートをしている姉の莉華を見てしまう。その日、家に帰ると莉華から2人きりで会ったことを教えられ、さらに「私あの子気に入っちゃった」と言われる。麻琴はそれが「入谷君を好きになった」ということを意味していると思い、姉の莉華には勝ち目がないと入谷への恋を諦めようと思った。次の日、告白もしていないのに失恋した気になって落ち込んでいる麻琴を白雪が見かける。麻琴が白雪に失恋するかもしれないことを伝えると、白雪は「それであなたは諦めるのね」と言う。麻琴は「もともと自分がつり合う相手じゃなかったし」「勝てる要素1つもない相手」と自信なさげに弱音を吐く。すると白雪は「戦う相手は心が折れそうな自分」と麻琴に伝える。白雪の自分の気持ちに素直に生きようとする信念が込められた一言だ。
如月莉華の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
「えらい!」
夏休み中に白雪の別荘に、麻琴、入谷、雨季、白雪、遊佐の5人で泊りに行く。3泊4日の旅行の間で開かれた花火大会で麻琴は入谷に告白するが、「俺も好きだよ。でも、付き合えない、ごめん」と断られた。それ以降の夏休みはショックのあまり自分から入谷に連絡を取ってもいないし、会ってもいなかった。自分の部屋でずっと過ごしていた麻琴を、長期の撮影で帰ってきた莉華は散らかされた部屋を見て「ひっどい顔!」と麻琴を叱った。すると突然「どうせひどい顔だもん、フラれて当然だもん...」と、入谷にフラれたことを明かした。すると、莉華は悲しむよりも麻琴が勇気を出して告白したことをハグして褒めた。物事をポジティブに受け止めようとする莉華の人柄が表れている。
「かわいそーな自分に飲まれちゃダメ!ね!」
夏休み中に麻琴が入谷に告白し、フラれたたことを莉華は麻琴から教えられる。麻琴はひどく落ち込んで部屋にこもってばかりいたが、莉華は落ち込んでいる時こそ外へ出てリフレッシュすることを勧めた。麻琴にメイクとヘアセットをしてあげると「かわいそーな自分に飲まれちゃダメ!ね!」と麻琴を元気づける。心は悲しく、落ち込んでいても莉華が可愛くしてくれたおかけで麻琴は少しばかりか元気が出た。
遊佐一誓の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
狼キャラの遊佐が突然流した涙
入谷と幼馴染の遊佐は初めて会った時から入谷のことが大好きであった。中学生の時の成績はひどく、高校受験はどうするのか周りから心配されていた。入谷と同じ高校に行きたいと思っていたが、遊佐の当時の成績では入谷と同じ高校に行くことは難しかった。周りにも反対された末に猛勉強し、合格して入谷と同じ高校に入学するほど入谷のことが大好きである。逆に、入谷の外見だけを見て寄ってくる女子を目の敵にしており、麻琴もそのうちの1人だった。
ある日遊佐は麻琴に「入谷のことは諦めろ」と無理やり、麻琴を脅す。それを怯えながらも、断る麻琴に遊佐は意地悪しようと考えた。麻琴が「入谷君を好きになるのをやめる」と言うまで、美術室に閉じ込めた。本当は麻琴のみ閉じ込めるはずが、美術室の中に遊佐と麻琴がいると気付かなかった警備員が外から鍵をかける。中から開けれる鍵を2人とも持っていなかったため、しばらく閉じ込められる。
麻琴の帰りを遅いと思った莉華が入谷に電話し、麻琴がまだ帰ってきてないことを伝えたことがきっかけで入谷が学校へ探しに行く。入谷は運よく美術室で遊佐と麻琴を見つける。麻琴が泣いているのを見た入谷は遊佐に事情を説明させた。閉じ込めたことに激しく怒った入谷は遊佐に電話されても、「謝る相手は俺じゃない!自分でどうしたらいいか考えろ!」と電話ごしてキレられ、着信拒否される。それが相当ショックだった遊佐はいつも強気でいるのに、この時は涙を流した。
おばあちゃんっ子、という意外な一面
夏休み前の最後のテストで、勉強が不得意な遊佐は焦っていた。赤点を1つでも取ったら祖母に怒られるからだ。祖母と一緒に暮らしている遊佐は、生活のルールや学校での成績など祖母から厳しく監視されていた。いつも赤点を取ってばかりの遊佐に祖母は「赤点を1つでも取ったら塾に行かせる」と、遊佐に宣言していた。遊佐はみっちりしごかれることを予見していたため、遊ぶ暇がないかもしれない、と本気で怯えていた。反抗的に見えるが、実は逆らえないものがあるという子供っぽい性格がある。
渡瀬智也の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
「好きです、付き合ってください」
渡瀬智也(わたせ ともや)は麻琴と中学生の頃の同級生で、入学当初から麻琴のことが好きだった。中学2年生の時、親の離婚の関係で学校を転校することになる。その前に麻琴に告白しようと思い、麻琴を呼び出す。渡瀬は「俺、」と言いかけた時に、麻琴に「お姉ちゃんなら彼氏いるから!」と言われて逃げられてしまった。麻琴はこれまで姉の莉華と仲良くなりたい口実で、莉華が好きな男子から「電話番号、莉華さんに伝えてほしい」と何度も言われていた。渡瀬と2人きりになった雰囲気に、「告白されるのかな」と一瞬期待した。しかしすぐに「今回も莉華へのアプローチの仲介役にされるのかもしれない」と考え、渡瀬の告白を遮ってしまった。
約1年ぶりに麻琴はその渡瀬と学校で再会した。渡瀬の通う学校のサッカー部と、麻琴の学校のサッカー部が練習試合をする関係で渡瀬は下見をしに麻琴の学校に来ていた。麻琴は中学生の時のミスを取り返したく、渡瀬に謝ろうとする。渡瀬は、「好きです、付き合ってください」と1年越しの告白をする。一瞬だけ時が中学生の時に戻ったように2人は感じ、甘酸っぱい切ない時間が流れた。
久遠良明の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
「基本俺に迷惑かけんな」
2年生に進学して麻琴、雨季、白雪は同じクラスになる。教室に向かい、担任の久遠良明(くどう よしあき)が入って簡単な自己紹介をする。名前や担当教科を簡単に伝えた後、「基本俺に迷惑かけんな」と冷たく言い放つ。その後も「適当に自己紹介でもしとけ」と言い放ち、教室を去る。生徒は冷たい態度を取られ、自分のことをあまり明かさない久遠に怪しい印象を持った。
入谷史織の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
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目次 - Contents
- 『シュガー*ソルジャー』の概要
- 如月麻琴の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
- 「女の子ってかわいくなりたい、って思うと強くなれるんです‼」
- 「でも嘘になるけどいいですか」
- 「入谷君と一緒に行けたらうれしい!」
- 「私、入谷君が好き」
- 「言ってよかった、って思ってるよ」
- 「今は頑張れること頑張る、って決めたんだ」
- 「いつか入谷君が私のこと嫌いになるまで好きでいさせてください」
- 「もう1回告白したみたい」
- 「行って」
- 入谷瞬の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
- 「せんぱーい、俺の女になにしてんすかー」
- 「このペン水性だから、泣いたら消えるよ」
- 「今日の如月の格好も、かわいーって思ったよ?」
- 「そっちの方がかわいーですよ」
- 「今だけ彼氏にさせてよ」
- 「麻琴」
- 渡瀬に一歩踏み出すチャンスを与える入谷
- 「俺とみんなの言うことどっちを信じるの」
- 「麻琴は!麻琴が思ってる以上に可愛いーんだよ!」
- 森永雨季の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
- 「でもそこで諦めてたら中学ん時と何も変わらないじゃん?」
- 白雪ななみの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
- 「それでは、プリンセス・スノウホワイトで」
- 「信じた人にだけ王国の扉は開かれるのよ」
- 「戦う相手は心が折れそうな自分」
- 如月莉華の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
- 「えらい!」
- 「かわいそーな自分に飲まれちゃダメ!ね!」
- 遊佐一誓の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
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