復讐を希う最強勇者は、闇の力で殲滅無双する(ラノベ・漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『復讐を希う最強勇者は、闇の力で殲滅無双する』とは、斧名田マニマニによるライトノベル作品、及びそれを原作とする坂本あきらによる漫画。勇者として魔王を打ち倒したラウル・エヴァンスが、自分が命を懸けて救ったはずの人間達に裏切られ、全てを奪われ殺されたことから始まる壮絶な復讐劇を描く。復讐方法は極めて凄惨だが、その方法を敢えて選択した理由や、正義感に溢れ心優しかった勇者がいかにして復讐者へ変貌したのかが物語が進むにつれて判明していく。

ヴィクトリアへ復讐するために、ラウルが地獄へ向かうシーンで放ったのが「復讐のためなら光を奪われようがどうだっていい。復讐の果てに興味などない」という言葉。
人間は1度地獄へ向かうと2度と戻れないと愛の女神から忠告されるも、そんなことは意を介していない理由がここに表れている。
今の彼にとっては復讐が全てであり、それ以外は考えていないことにある種の覚悟が見て取れる。

『復讐を希う最強勇者は、闇の力で殲滅無双する』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

1巻における門兵全滅を描いた「前日譚」

コミカライズ版1巻で描かれている。
クルツ国の門兵達がラウルに全滅させられた経緯がここで分かる。
門兵達はラウルの故郷の村で焼き討ちをした部隊の一部であり、ラウルが現世に復活後、最初の復讐対象者として標的にされた。

ラウルによるダ・コスタ卿とヨハネスへの復讐を描いた「幕間劇」

コミカライズ版3巻で描かれている。
ダ・コスタ卿とヨハネスがラウルの復讐に対抗するため兵士達を護衛に置いていたが、もろとも全滅させられる。
お互いがお互いに責任を擦り付け合い命乞いをするという、最期まで人間のクズであることが分かるシーンがある。

ブラウンとその他のキャラクター達による談話が繰り広げられる「将軍の間」

コミカライズ版4巻の巻末から描かれている笑劇。
骸骨姿のブラウンが、登場キャラクターをゲストという形で迎えて座談する様子を描いている。
キャラクターの裏話や設定など、本編では語られなかったこともここで取り上げられていることが多い。
登場するのは基本的にラウルへ復讐され死亡したキャラクターとなっている。

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