復讐を希う最強勇者は、闇の力で殲滅無双する(ラノベ・漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『復讐を希う最強勇者は、闇の力で殲滅無双する』とは、斧名田マニマニによるライトノベル作品、及びそれを原作とする坂本あきらによる漫画。勇者として魔王を打ち倒したラウル・エヴァンスが、自分が命を懸けて救ったはずの人間達に裏切られ、全てを奪われ殺されたことから始まる壮絶な復讐劇を描く。復讐方法は極めて凄惨だが、その方法を敢えて選択した理由や、正義感に溢れ心優しかった勇者がいかにして復讐者へ変貌したのかが物語が進むにつれて判明していく。

ヨハネス

ダ・コスタ卿の息子であり、ブラウン将軍の妻の兄。ダ・コスタ卿やリーネと同様、他人の命を蔑ろにする外道。そのくせ臆病で、何でも他人のせいにしようとする。
初登場時には既にラウルに殺害されており、魔法で彼に操られていた。

リーネ・ベネケ

女性研究家。
ダコスタ卿のもとで様々な薬の開発を行っている。研究のためなら人間をモルモットとしてどんな風にも扱うマッドサイエンティスト。
ダコスタ卿の「不死身の兵士を作りたい」という依頼に対して、一時的に狂戦士化させて一定時間後に自滅する仕組みの薬を開発した。
その薬によって、ラウルを慕い軍に志願した少年兵を死に追い込んだ。自身の頭脳に絶対の自信を持っている。

研究員

リーネのもとで狂戦士化させる薬を開発していた。
前線で闘う兵士をバカにしており、頭脳で貢献する自分達を優秀だと思っている。
ラウルに自分達が開発した薬を飲まされ、狂戦士化させられ全滅した。

魔族奴隷収容所の人物

アリンガム

商人。違法な魔族の人身売買に手を出しており、莫大な利益を得ている。
男性だが常にオネエ言葉を使い、醜い容姿と体躯をしている
魔族の子どもたちに性的暴力を振るい、指を切り落としてコレクションにするなど、外道な人物。
ヴェンデルと商売仲間兼護衛として手を組んでいる。

守衛

アリンガムのもとで働いている男性達。
奴隷魔族を見張りいたぶっていた。
ラウルの身体を借りたエイダによって殺害され全滅。

エイダ・テイラー

模写魔法でラウルに変装していた少女。
アリンガムとヴェンデルに協力するフリをして、魔族の一部を逃がし、本物のラウルに彼等の居場所を教えて復讐させる手助けをしていた。
その理由は自身の父チャールズが、アリンガムの魔族人身売買を密告しようとしていたのに気付き、凄惨に殺害されたことに復讐するため。
ラウルからの復讐に協力してほしいという提案に乗り、その身体を借りて自らの手で復讐を実行していく。

テオドール

ラウルが討ち倒した魔王の妹。
まずエイダに化けて、そこからさらにラウルに化けるという高度な模写魔法の使い手。
しかしそれ以外の能力は低く、魔族としては落第生だと自らを評価している。
だからこそ魔族の弱点である光魔法の影響を受けにくく、光魔法が付与された矢を放つことができる。ラウルはわざとではあったが、これにより彼女に殺された。
魔王の妹にも関わらずアリンガムの奴隷魔族の1人として扱われていた経緯は不明。

『復讐を希う最強勇者は、闇の力で殲滅無双する』の用語

クルツ国

物語の主な舞台となる場所。王女ヴィクトリアの住むアウエルバッハ城がある。
かつては魔王の脅威にさらされていたが、勇者ラウルに魔王が討伐されて以降は平和となった。
しかしラウルが復讐者として現れてからは、国全体に闇魔法がかけられて「人間を殺せない」と「クルツ国から出ることができない」状態となる。
そのため民衆は大きなストレスを抱えており、鬱憤を晴らす対象を求めている。

オーベルト城

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