エリスの聖杯(ラノベ・漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『エリスの聖杯』は「小説家になろう」で常盤くじらによって書かれた小説及び漫画作品であり、2019年に「GAノベル/SBクリエイティブ刊」より発行された。誠実がモットーの子爵令嬢、コニーは小宮殿の夜会で婚約者の浮気を目撃。更に窃盗の濡れ衣まで着せられてしまう。窮地に陥る彼女の元に10年前処刑された稀代の悪女の亡霊が現れ、瞬く間に形勢を逆転。しかし亡霊は見返りを求めるのだった。登場人物全員に膨大な背景と思惑があり、それぞれの生き様が鮮やかに実感を伴って描かれており、物語に重厚感があることが魅力。

セシリア・アデルバイド

セシリア

アデルバイド国第一王太子妃殿下、子爵家の出身。聖女アナスタシアの再来と名高い。10年前に王太子エンリケの婚約者だったスカーレットの嫉妬を買い、毒殺されかけた。元から体が弱い。ランドルフ曰く「根性が捻じ曲がっている」とのこと。子爵家特有の薔薇色の瞳を持ち、とても可愛らしい見た目をしている。

エンリケ・アデルバイド

エンリケ

アデルバイド国第一王太子。10年前はスカーレットの婚約者だった。スカーレットとの間に愛情はなかったが、旧知の友人のように接していた。妃であるセシリアとの間に御子はいない。

その他庶民

アメリア・ホッブス

アメリア

メイフラワー社の記者。仕事のことになると周りが見えなくなる性格。アンソニー・ハーディーという出版業界で使用する別名義を持っている。

オルダス・クレイトン

オルダス

メイフラワー社の記者。身勝手に動き回るアメリアに振り回されている。実はアビゲイル・オブライエンの部下であり、孤児だったところを幼少期のアビゲイルに拾われて以降はアビゲイルとその夫と共に幼馴染のように過ごしてきた。メイフラワー社の記者の他にアビゲイルがオーナーの娼館の用心棒もやっている。

『エリスの聖杯』の用語

アデルバイド

アデルバイド

コンスタンスたちが住む国。水にも資源にも恵まれている。数百年ほどの歴史しかない国であるが発展している。元は大ファリス帝国の一部であったが独立している。

ファリス

かつて大陸全土を支配した大ファリス帝国を基盤とする国。アデルバイドと隣国であり、同盟関係にあり平和協定も結んでいる。現王が病に倒れている。

暁の鶏(ダェグ・ガルス)

大陸全土に構成員を持つ、巨大な犯罪組織の名称。

四大貴族

四大貴族

建国当時から現代に至るまで王族を支え、共に歩んできた四つの権威ある公爵家のこと。スカーレットの生家カスティエル、ランドルフの生家リュシュリュワ、ダルキアン、オブライエンの四家を指す。

南奈緒
南奈緒
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