DOG DAYS(DD)のネタバレ解説・考察まとめ

『DOGDAYS(DD)』とは2011年4月から2015年1月まで3期にわたって放映された勇者系エンターテイメントアニメである。人気アニメ『リリカルなのは』の都築真紀が原作を手がけている。勇者の1人として、シンクというアスレチック競技が得意な中学2年生の少年が出てくる。トップの将軍や味方を下着姿にさせるなどのハプニングもふんだんに盛り込まれたアニメである。シリアスなシーンもあるが、基本的にはエンターテインメント性の高いコメディ要素が魅力的な作品。

魔物は災いを及ぼすもの。土地神はその土地に住まう神様のこと。

子狐

出典: animesolution.com

CV:小清水亜美
第1期に登場した大きな災いをもたらした魔物。
元は山間で静かに暮らす土地神であったが、数百年前、落雷とともに落ちてきた禍太刀(声 - 岩田安宣)が身体に突き刺さり魔物と化す。母狐を殺して取り込むとフロニャルドの大地に殺戮と破壊を振りまいたが、200年余り前に聖剣の主によって封印される。ミルヒオーレとレオンミシェリとの対決の最中に封印から目覚め、ミルヒオーレを取り込もうとするが、身体に突き刺さっていた禍太刀をシンクとミルヒオーレにより引き抜かれて元の姿に戻る。その後ユキカゼに引き取られ、傷が癒えた後故郷の山に帰される。

母狐

出典: animesolution.com

CV:折笠愛
元は子狐とともに山間で静かに暮らす土地神であったが、数百年前に魔物と化した子狐に殺されて取り込まれ、霊体として子狐の傍に居続ける。魔物と化した子狐に取り込まれかけたミルヒオーレに語りかけたことが、最終的に子狐の救済へと繫がる。ミルヒオーレの臨時ライブではライブ演出の一端を担った後、天に昇る。

ハチェスタ黒熊(ハチくま母さん)

漫画『DOG DAYS』に登場する、ビスコッティ南部・ハチェスタ森林地帯に棲む大型獣。体内で「ハチ蜜」を作り、取り出して貯蔵している。人間とは普通に会話できるが、言葉遣いは悪い。兄弟仲が良いことで知られ、群れで行動している。ハチ蜜採取のために1匹の黒熊に決闘を申し込んだシンクたちは、結果的に大家族の群れと決闘することになり、その後子熊たちのピンチに「ハチくま母さん」が登場することとなる。
ハチくま母さん(「ハチェスタ黒熊の母さん」の略)はブリオッシュの昔馴染みで、「ハチくま真拳」はブリオッシュから伝授されたものである。そのためブリオッシュからは「母御殿」と呼ばれ、ブリオッシュを「センセー」と慕う。寛容な面も見られ、ハチ蜜を貰う条件を満たせなかったシンクたちに樽入りのハチ蜜を分け与える。

オイハギウサギ

第2期、町の女性の衣服を奪っていた魔物。少女に化けるのが得意で、動きが素早い。群れで行動し、親玉ウサギが好む物を仲間が集める習性があり、捕まった仲間がいると取り戻しに来る。凶暴な性格で、手持ちの武器で容赦なく標的を襲うが、倒されると元の姿に戻り大人しくなる。最後はミルヒオーレとレオンミシェリらに倒され、もともとの生息地であるガレット北東部国境付近・ミスハ山に放される。魔物ではあるが、扱いは野生動物と同じ。人に化けている時だけ普通に喋れる(親玉ウサギは不明)。

スイトリネズミ

第2期で登場した南方フレージェ砂漠にある封印洞窟にいた魔物。かつてアデライドたちに封じられた巨大ネズミの魔物。かつては巨大ネズミだったが復活直後の姿は大量の子ネズミ。ダメージを受けて「けものだま」化することから、すでに魔物ではなくなっている。集団でアデライドたちを襲って輝力を吸収して空腹を満たすが、襲われた者たちは幼くなり、紋章術が制限され腕力が落ちる。

猫神

第2期に登場してきた宝石を奪う土地神の子供。動きが素早く、かつ相手の体を自在に操る術を持つ。倒されると「けものだま」に変化する。言葉は「ニャー」としか喋れない。宝石や装飾品が大好きで、仲良しの親玉ウサギと一緒に着飾りたくて、パスティヤージュ公国内で盗みを働き騒動を起こす。追ってきたリコッタやユキカゼを手玉に取るも最後はシンクとエクレールに倒される。帰り際にシンクからブレスレットを貰い、ミスハ山に帰される。その後は親玉ウサギたちと仲良く暮らす。

イレカエコダマ

CV:堀江由衣
第2期に登場してくるアデライドが人里離れた場所に放そうとして、風月庵に置いて行ってしまった土地神。範囲内にいる者の身体と人格を入れ替える術を持ち、シンク、ミルヒオーレ、ユキカゼ、およびイレカエコダマの四者で人格入れ替わりを起こす。人格は入れ替わった身体が持っている能力を活用できるが、その人格自身もその能力を扱える必要がある。例えば、シンクの身体に入ったイレカエコダマはイレカエコダマ自体が人間の言葉を喋れないため喋ることはなく、イレカエコダマの身体に入ったミルヒオーレはイレカエコダマが人間の言葉を喋る能力がないため喋ることができない。なお、一定時間経過すると術が解けて元の身体に元の人格が戻る。
最終的にユキカゼの身体に入ったシンクが撃退し、ミルヒオーレの機転で自身の身体に自身の人格が戻ったところをシンクの身体に入ったユキカゼに捕まり、札による封印後にアデライドに引き渡される。

竜食い

第3期に登場してきたフロニャルド南部の竜の森に住まった魔物の一種。植物状の本体から枝葉のような瘴気を伸ばしてそれに触れた生物を取り込み、さらに取り込んだ生物を魔物化し、自分の配下として使役する。魔物化した生物は倒せば元に戻る。竜食いを倒すことは竜の巫女の重要な仕事のひとつである。
竜の森の生物たちを次々に取り込んで加速度的に強さを増していき、ついには3体の神竜をもその身に取り込もうとする。神竜が魔物化すれば大陸全土に災厄をもたらす危険があったが、神竜の魔物化をミルヒオーレ・レオンミシェリ・クーベルが食い止めている間にシンク・ナナミ・レベッカら勇者とシャルが隠れていた本体を発見、激闘の末にシャルが放った矢によって倒される。

ムニムニ

第3期に登場してきたヴァレリアが使役している下級の魔物。人の体液が染みついた衣類や金属を好んで溶解して食べる習性があり、また増殖スピードが凄まじく速い。ヴァレリアが魔王として活動していた時は、装備溶解による戦意喪失を狙って迷宮の入り口に置いていた。
セクハラを仕掛けてもリーシャに返り討ちにされることが多くなったヴァレリアが、リーシャに一泡吹かせようと持ち出したが逃げだし、ちょうどエッシェンバッハ城で開催されていた展示会イベントに乱入。モデルの服を食い荒らして爆発的に増殖するが、ナナミとレベッカ、そしてアデライドの力を借りたクーベルによってすべて精霊化される。

蛙神

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