DOG DAYS(DD)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『DOGDAYS(DD)』とは2011年4月から2015年1月まで3期にわたって放映された勇者系エンターテイメントアニメである。人気アニメ『リリカルなのは』の都築真紀が原作を手がけている。勇者の1人として、シンクというアスレチック競技が得意な中学2年生の少年が出てくる。トップの将軍や味方を下着姿にさせるなどのハプニングもふんだんに盛り込まれたアニメである。シリアスなシーンもあるが、基本的にはエンターテインメント性の高いコメディ要素が魅力的な作品。

『DOG DAYS』の概要

『DOGDAYS(DD)』とは2011年4月から2015年1月まで3期にわたって放映された勇者系エンターテイメントアニメである。人気アニメ『リリカルなのは』の都築真紀が原作を手がけている。
勇者であるシンクというアスレチック競技が得意な中学2年生の少年が出てくる。トップの将軍や味方を下着姿にさせるなどのハプニングもふんだんに盛り込まれたアニメである。
味方である人間でも下着姿を見てしまったりなどのハプニングもふんだんに盛り込まれており、笑ってしまうシーンが沢山見受けられる。ベースとしてはシリアスなシーンもあるが、基本的にはエンターテイメント性の高いコメディ要素が特徴的な物語である。2期や3期では友人であるナナミやベッキーが登場し、より物語に深みが増している。
『月刊ニュータイプ』にて2011年2月10日 - 6月10日まで小説が都築真紀によって刊行されている。また、2011年4月9日 - 9月26日の間、藤真拓哉によって漫画も掲載されている。

『DOG DAYS』のあらすじ・ストーリー

第1期『DOGDAYS!』

シンク・イズミの戦いの始まり

アスレチック競技が得意である中学2年生であるシンク・イズミは突然フロニャルドという地に召喚されてしまう。
ビスコッティ共和国のために戦ってくれと「ミルヒオーレ・F・ビスコッティ(愛称:ミルヒオーレ)」に説得され、戦うこととなる。
そしてガレット獅子団のトップである「レオンミシェリ・ガレット・デ・ロワ(愛称:レオ)」に勝負を仕掛けられ、レオは下着姿となってしまう。
それはシンクの勝利ということなのだが、シンクは驚いてしまうのでった。
ここでいう戦とは各国の催しで行われるものであり、祭と呼ばれている。倒されることで誰かが死ぬといったそういうものではない。参加する兵たちは倒されることによって動物になり、しばらくの間人として動けなくなる。祭はポイント制で行われており、ポイントが高い方が勝利となる。勝利した側は大量の報奨金を得ることができる。それにより、兵士に大量の金銭を与えられることができ、砦を立てることで自分の領地の守備力を上げることができる。
当初、シンク自身は戦が終わったらすぐに自分のいる世界に戻れると思っていた。しかしながら、勇者という人間は帰れないことを知り、自分が大変な目に遭っていることが分かる。リコッタ・エルマールという研究が好きな女の子がシンクを元の世界に戻す方法を探すことになる。

新たな技と仲間たち

今回の祭はビスコッティ共和国の勝利ということになり、勝利側のビスコッティ共和国ではミルヒオーレ姫のコンサートが行われることとなる。しかし、ミルヒオーレがガレット騎士団の王子「ガウル・ガレット・デ・ロワ(愛称:ガウ)」の指示によりブリオッシュ隊であるノワール・ヴィノカカオ(愛称:ノワ)、ジョーヌ・クラフティ(愛称:ジョー)、そしてベール・ファーブルトン(愛称:ベル)の3人にさらわれてしまう。シンクがミルヒオーレを全力で助けなければいけない状況になり、親衛隊のエクレールとリコッタと共にガウのいる砦に行くこととなる。ガウの紋章技を見て学ぶことにより、シンクは自分の力を増力させることができる紋章を使ったパラディオンという攻撃技を覚える。また、更に自身をそのままイメージをした力でとても早く飛ぶことを考え、ミルヒオーレをコンサート会場に連れて行くことができた。
シンクが召喚されてから数日の間にリコッタやエクレール・マルティノッジとは親交を深めることとなる。特にエクレールとは年が近いということもあり、戦いを通じてライバルのような関係になる。また、隠密部隊であるブリオッシュ・ダルキアンとユキカゼ・パネトーネも親密な仲となる。

星詠みとそれによる戦い

そして、ミルヒオーレはシンクを召喚した理由を教えてくれる。ミルヒオーレは現実世界を見ることができる星詠み(ほしよみ)の術でシンクがアスレチックの大会でとても頑張っている姿を見て、その凄さを感じ召喚したいと思いっていたことが分かる。
一方その頃、ガレット獅子団のレオは未来を見えることができる星詠みの術を使い、30日以内に魔物が訪れミルヒオーレとシンクが死ぬことが分かっていた。最初、レオはミルヒオーレを守るために軍の増強を提案していた。
しかしながら、それでも運命は変わらない。結果、レオは国の最も重要な宝剣を賭けて戦うことを選択する。それに応じてビスコッティ共和国側も重要な宝剣を賭けて戦うことを宣言する。
レオは宝剣をどこか違う場所に保管すれば星詠みの通りにならないと考え、祭を通じて宝剣を正式に授与してもらおうと考えた。しかしながら、そのことはレオは近衛隊長であるビオレ・アマレットと近衛隊であるルージュ・ピエスモンテにしか伝えきれず、他の兵士たちはただ祭に勝利しようという考えしか持ち合わせていなかった。ミルヒオーレは何か理由があって戦いを挑むようになったのではないのかと考え、リコッタに変わり身の術を使うことを頼んだ。リコッタはその術を使い、ミルヒオーレになった。案の定、ルージュ・ピエスモンテはミルヒオーレに変身したリコッタ側に現れた。レオに何かあるのではないかと考え、ミルヒオーレとシンク、エクレールは3人でレオのいる本陣へ行こうとした。
ミルヒオーレは1人でレオと会話がしたいと言い、シンクとエクレールを置いてレオが待っている砦の最上階に現れた。シンクとエクレールは1人にさせたミルヒオーレを心配し、同じ場所へ行こうとしていた。その時魔物が現れ、当初はレオが魔物からミルヒオーレを守ろうとするが、レオの背後から魔物の攻撃が打たれる。ルヒオーレはレオを庇おうとするが、ミルヒオーレは魔物に取り込まれてしまう。レオは何とかしようと戦うが、その攻撃も虚しくやられてしまう。シンクとエクレールはその状況を知り、途中でシンクの紋章技の1つである遠くへと早く飛べる乗り物に乗って、ミルヒオーレの救出に向かう。エクレールはより遠くへと行けるように落ちて風を飛ばす技を使った。魔物の正体は土地神だったものであることを知り、シンクとミルヒオーレは助けることとする。シンクとミルヒオーレは2人の力を使って、無事魔物から土地神に戻すことによって、助けることが出来た。

帰郷とその条件

その後、シンクが戻る方法を調べたリコッタは記憶を含め勇者はまず、この日々で知り得たこと含め全ての記憶をなくしてしまいうことを知らせる。更に、フロニャルドにもう二度と召喚されることはないという。シンクはそのことを知ってからリコッタに誰にも教えないことを依頼し、仲間たちに様々な贈り物を渡す。
現実世界に帰ったその日、やはりシンクは記憶を失ってしまっていたが、何かを忘れてしまっているという感覚は残っていた。その後、シンクが旅立った後もリコッタは調査を続けており、新たなことが分かった。それは3つの条件で「勇者が記憶を取り戻したい場合は91日が経つこと」「シンクが3人以上の人間を召喚に連れていくこと」「召喚者が再度フロニャルドの地へ呼ぶことを形見分けとして残している」という点が満たされる場合、再度シンクは戻ってこれることが分かる。召喚の際の指輪を犬が運んできたことでシンクは記憶を取り戻し、再びミルヒオーレたちに会いに行きたいと思う。シンクは指輪の力を使って、また夏休みにフロニャルドの地に行くことを決める。

第2期『DOGDAYS!'』

戦いの始まり

100日後の夏休み、今度はシンクと友人のレベッカ・アンダーソン(愛称:ベッキー)、ナナミ・タカツキ(愛称:ナナミ)とフロニャルドの地へと訪れる。ベッキーはシンクとミルヒオーレに、ナナミはレオから喚ばれてきた。早速祭である戦は行われており、フロニャルドの地は盛り上がっていた。シンクは早速ビスコッティのために活躍し、ナナミはガレット騎士団のために戦うことを表明する。その一方、パスティヤージュという地では「クーベル・E・パスティヤージュ(愛称:クーベル)」という領主の少女が羨ましそうに戦いを見守っていた。そこでクーベルはベッキーの存在を知り、クーベルが領主見習いとしているエッシェンバッハ公国の仲間として連れて行くことを決めた。
早速の祭でシンクとナナミは戦うと決め、他でも様々な地でバトルが始まり、歴戦の戦士たちが祭を盛り上げていた。
ナナミは早速紋章の使い方を把握し、シンクとナナミは開始早々に紋章を使ってのバトルが行われた。しかしながら、ビスコッティー側のリコッタとガレット騎士団の1人であるベールの弓援護にによりシンクとナナミは負けてしまう。ナナミはあられもない姿になってしまった。ベッキーはそれぞれの戦を楽しそうに眺めていたが、そこでパスティヤージュのクーベルがベッキーを連れて行ってしまう。
ベッキーを取り戻すためにはパスティヤージュの兵を倒す必要がある。シンクとナナミはその挑戦に対して受けてたつ。その間クーベルはベッキーと一緒に戦いたいとスカウトし、ベッキーも参戦の決意を固める。ベッキーは初めての参戦でシンクとナナミを倒すことに成功する。その後ベッキーはビスコッティーに滞在する予定だったが、クーベルの説得もありエッシェンバッハに行くことになる。

それぞれの国での出会い

勇者3人はそれぞれの国に別れて行動することとなる。シンクは戦闘の訓練をし、ナナミやベッキーはそれぞれの仲間と交友を深めることとなる。シンクたちとビスコッティーの3人は今後の魔物撃退のための合宿を通してお互いの交友を深めていた。ナナミたち、ジェノワーズの3人とレオとガウはアヤセの町で追い剥ぎの犯罪が起こっていることを知る。その状況を解決するため、ナナミはジェノワーズの3人と町に向かった。追い剥ぎの犯罪をしていたのはウサギが人間になった姿であった。ウサギたちは大量に現れ、ナナミたちはそれらを退治していくが追いつかない。そこへウサギの大玉がやってきて、ミルヒオーレとレオの2人が魔物退治をする。
ベッキーやクーベルは3国での話し合いのためにやってくるミルヒオーレやレオン、そしてナナミやシンクを迎える計画を立てていた。3国の話し合いの後、ミルヒオーレとレオは取材にうつり、ナナミやベッキーはお風呂へと向かっていた。そんな中、クーベルはシンクを連れて英雄王の眠る地である石碑へと連れて行く。石碑にクーベルだけが触れても力が足りず何も起こらないのだが、シンクが一緒にいれば何か起こるのではないかと連れてきたのであった。レベッカやナナミにやってもらっても何も起こらなかったという。
シンクとクーベルが共に石碑に手を触れると魔王ヴァレリア・カルバドス(愛称:ヴァレリー)が復活し、シンクとクーベルは気力吸収されてしまう。そしてヴァレリーによって城にいる女性たちが狙われ、服を奪われたりするなどの被害に遭う。ヴァレリーはお風呂にも現れ、女性たちの裸を見て喜んでいたところをナナミとベッキーによって攻撃されて追い出される。このままではいけないと思い、シンクとクーベルは城へと戻るのであった。しかしながら、ヴァレリーが本気を出し、ミルヒオーレやレオ、クーベルは気力吸収されてしまう。そこをシンクとナナミ、ベッキーが合わせて攻撃をし、ヴァレリーは撃破される。更に英雄王クラリフィエ・エインズ・パスティヤージュ(愛称:アデル)が来てヴァレリーは完全に気力を失う。騒動も収まりヴァレリーとアデルが石碑に触れ再び眠りにつこうとするが、石碑のシステムが壊れ2人はフロニャルドの地にいることとなる。

シンクとガウの結晶による大人モード

ヴァレリーとアデルは竜に乗ることができ、砂漠の奥にある洞窟に行っていた。洞窟にいた魔物の封印がきちんとされているか気になっていたのである。しかし封印はきちんとされておらず、魔物は小さくなって大量にあらわれてしまい、ヴァレリーとアデルは小さくなってしまう。アデルはシンク、ナナミ、ベッキーの3人を呼び寄せる道具を持っており、3人を呼び寄せる。他にもガウたちやミルヒオーレたちもやって来て魔物を退治する。しかしながら数が多すぎて魔物は全て封じきれず、小さい魔物たちは1つに集まり大きな魔物となった。最終的にシンクとガウがアデルからもらった結晶石で大人になり、魔物を退治する。そんな大人モードのシンクとガウは周囲から注目を浴びていた。

パスティヤージュでの芸術祭

その後、パスティヤージュの年に1度の芸術祭が行われることとなる。ベッキーはミルヒオーレを祭に連れて行く。元々歌手として活躍しているミルヒオーレは芸術祭に参加することになっていた。ミルヒオーレと仲のいいベッキーはシンクとミルヒオーレが一緒に行動していないことを気遣うが、朝と夜に一緒に行動していることを知り、ベッキーは喜ぶ。
芸術祭の最中、ヴァレリーとアデルは過去にアヤセの街で追い剥ぎの犯罪をしていたウサギの様子を見に行ったところ、元気がない状態だった。ただ、親玉のウサギの中に少女がいた時は親子のように仲良くしていたという。その少女は急に姿をなくしてしまったということをヴァレリーたちは近くの街からの情報で知り、少女がどこへ行ったのか気にかけていた。
そんな中、とある少女がパスティヤージュで宝石泥棒をしていた。宝石泥棒はミルヒオーレがいい宝石をもっていることに気付き、ミルヒオーレのいるところへと行く。しかしながらミルヒオーレの傍にはベッキーがおり、ベッキーは一先ず少女を撃退することに成功するが、少女はどこかへと逃亡してしまう。少女はその後も宝石泥棒を続けるが、シンクとエクレールが退治しようとする。その際にシンクはエクレールと事故であるがキスをしてしまい、それから先エクレールは何かとシンクのことを意識してしまうようになる。少女が攻撃しようとしたところをシンクが大人モードになりエクレールを守りきる。エクレールが少女は土地神だと推察し、手荒な真似をしない程度に攻撃をすることで少女は猫神になる。猫神は元々土地神としていた活動していた場所まで連れて行かれることとなった。
祭は盛況の元行われ、シンクたちもコンサートを聞くことができた。

それぞれの戦い

芸術祭の後は戦いという名の祭が行われるしきたりとなっている。今回もその習わしにのっとって祭りが行われることになった。シンクの仲間の1人であるエクレールはシンクと戦うことに対して戸惑いを見せていたが、それをレオに気付かれ、一騎打ちの申し出をされる。エクレールはその申し出に対して戦うことを決める。仲間の応援もあり、エクレールは一騎打ちに勝利することができた。また、シンクとの仲も元に戻る。
今度はミルヒオーレとリコッタ、クーベルとレベッカの空対決とナナミとダルキアン卿の対決とビスコッティ共和国は大忙し。お互いの戦で烈戦の結果、引き分けとなり両者の服が下着姿となってしまう。一方で、パスティヤージュ公国側は戦いの中で不利になっており、アデルは見ていられない様子。そのため、ヴァレリーは身元を隠すメガネを渡し、祭への参加を勧める。アデルがパスティヤージュ公国に味方をすることで、祭はパスティヤージュ公国の勝利と終わった。
その後も力比べなどの様々な戦いが行われ、祭りも盛況の元終わることとなる。

勇者たちの帰郷

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