波よ聞いてくれ(漫画・アニメ・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『波よ聞いてくれ』とは漫画家沙村広明によるヒューマン・コメディ漫画である。2020年4月にアニメ化され、2023年4月には小芝風花主演でテレビドラマ化された。原作漫画は講談社の青年漫画雑誌である『アフタヌーン』にて2014年9月から連載。物語は北海道札幌市にあるとされる架空のラジオ局、藻岩山ラジオ局(MRS)を舞台に、偶然ラジオパーソナリティになってしまった主人公鼓田ミナレが、周囲を巻き込んで奮闘する姿が描かれている。

宗教法人「波の智慧派」代表。
以前は東京のキー局に務めるテレビマンだったが、ヤラセ問題が発覚し自主退職した過去を持つ。
和寒に「波の智慧派」を設立し、放送関係者を拉致しては教団の息のかかった放送をさせている。
最終的にはテレビから流れる音声を利用した音響兵器によるテロを画策していたが、ミナレたちの活躍により「波の智慧派」は解散し花輪は獄中に入る。
しかし獄中から暗号が入ったリクエスト葉書をラジオ局にいる仲間に送ることで、また新しいテロ計画を立てているようである。

ドラマでは名前は花輪富明(はなわとみあき)となっている。

穂隠愛理(ほかくしあいり/演:片山萌美)

「波の智慧派」のナンバー2であり、トリキュミア花輪の愛人。洗礼名はパリロイア。
久連木らの取材のガイドとして現れ、言葉巧みに3人を教団本部まで誘導し、監禁する。
教団のハニートラップ要員として久連木に接近するが失敗に終わる。
ミナレらが警察に通報すると、教団の最後を悟り花輪とともに警察の到着を待つ。

原作では名字だけで呼ばれている。

妻木ヒロミ(さいきヒロミ)

「波の智慧派」メンバー。洗礼名はクリュドニオン。16歳の美少年。
ミナレへのハニートラップとして部屋に送り込まれるが、ミナレのタイプとは全く異なるため相手にされない。
反対にミナレの滅茶苦茶な言動に憧れを抱き、好意をもつようになる。
教団解散後はミナレの借りているアパートの部屋に母親と隠れて生活している。

ヒロミの母

「波の智慧派」の信者。
女性だがゲイの男性を好きになり、男性に近づこうと肉体改造をしたため男性のような風貌をしている。
ヒロミが穂隠から受け取ったヒロミとミナレのキス写真をネタに、ミナレの部屋を無料で使っている。

ロティオン

蔵王の山中で倒れていたところを「波の智慧派」の信者たちに保護された、記憶喪失の女性。
ソルフェジオ周波数を中心値とする声の持ち主であり、教団の専門の話し手として育成された。
実は蔵王温泉で沖とはぐれた阿曽原律子であり、沖によって救い出されるが、記憶は戻らないままのようである。

板倉汐満(いたくらしおみつ)

元波の智慧派信者。洗礼名はエピロエ。
放送機器に詳しかったことから技術部門を担当していた。教団解散後は偽名を使い、札幌刑務所にも流れるラジオ局、三角放送局で働くようになる。

大滝(おおたき)

「波の智慧派」の残党。
雑誌編集者と名乗って、瑞穂を拉致監禁しようとする。

その他の人々

須賀光雄(すがみつお/演:内藤秀一郎)

CV:浪川大輔、
ミナレの元カレ。福岡出身。
ニコニコ笑いながら空気を吐くように嘘をつくクズ男。実家の町工場が倒産しそうという嘘をつき、ミナレから50万円を持ち逃げする。
行方をくらませている間に、やはり騙していた他の女性に殺されそうになったところをミナレのラジオに救われる。
再びミナレの前に現れ、25万円を返すがそれも他の女性を騙して手に入れたお金であった。それに気づいたミナレにより、ラジオの中で殺害、埋葬される。

沖進次(おきしんじ/演:稲葉友)

CV:内山昂輝
ミナレのアパートの下の階に住む男性。
酔っ払って部屋を間違えるミナレを、毎回おぶって部屋まで送り届けていた。
恋人であった阿曽原律子と蔵王の秘境温泉に行った時に、火山ガスで自分が気を失っている間に律子が失踪したことに強い罪悪感を感じている。
実家から送られてきたラム肉をミナレが床下で腐らせてしまい、その汚水が部屋に落ちてくることでノイローゼになりMRSに助けを求める。
「波の智慧派」事件ではラジオから流れてきたロティオンの声を聞き、失踪した律子だと確信する。律子を救出するために中原や甲本と共闘し、スタンガンで戦う。

阿曽原律子(あぞはらりつこ/演: 二宮芽生)

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