さよなら私のクラマー(さよクラ)のネタバレ解説・考察まとめ

『さよなら私のクラマー』とは2016年より新川直司が『月刊少年マガジン』で連載していた女子サッカー漫画である。2016年6月から2021年1月まで連載していた。中学時代、環境に恵まれなかったサッカー少女たちがサッカー弱小高校蕨青南高校で出会う。環境にとらわれず、直向きにサッカーに情熱を注ぐ少女たちの物語である。作者・新川真司の詩的な言葉と感情に訴えてくる演出によって、多くの読者の支持を受ける。累計発行部数は約500万部。海外版も出ている。
アニメ化・映画化されている。

ハイリーズ

フットサル大会に九谷たちが参加した際に使ったチーム名。

サッカー用語

マルセイユ・ルーレット

マルセイユ・ルーレットはドリブルの技術の一つである。カットを狙うDFの前で足裏でボールをとめ、その足を軸にターンしてかわす技術である。

キーパーチャージ

相手チームのゴールキーパーに接触してしまうこと。

クリーンシート

無失点で試合を終えること。

リフティング

ボールを落とさないように扱う技術。

ハーフタイム

前半と後半の休憩時間。

ポゼッションサッカー

ポゼッションサッカーとは、細かいショートパスでボールの保持率をあげ、相手の守備を壊すサッカー戦術である。

『さよなら私のクラマー』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

鷲巣監督「彼女達とたくさん話し、たくさん学べ。そうして俺達は指導者となるんだ」

能見に指導とは何かを教える鷲巣(上)とそれを聞き決意を新たにする能見(下)

ワラビーズが久乃木学園との試合を終えた後、才能を持っている若い女子サッカー選手たちの未来と自分たちの役目について能見コーチと鷲巣監督が話すシーン。
恩田、周防、曽志崎が久乃木学園との試合で活躍し、日本の女子サッカーを背負うであろう才能を目にした二人。そんな3人を見て鷲巣監督は「どうだった?能見。お前のところにも面白いのがいるじゃないか」と能見に話しかけるが、能見は「とても怖いです」と不安を吐露する。そんな能見に対して鷲巣は「人材を育てるのが我々指導者の仕事。しかしながら人材を腐らせてしまうのも我々指導者だ。プライドやおごりなど捨てろ。自分が培ったもの全てを与えろ。彼女達とたくさん話し、たくさん学べ。そうして俺達は指導者となるんだ。指導者の責任は重大だ。彼女たちはプロリーグが当たり前になった世代。才能がゴロゴロ転がっている。女子サッカーは魅力的な豊穣なる未開の地だ。サッカーが好きないい子達じゃないか。ナイスガッツワラビーズ」と、能見とワラビーズを讃えた。このシーンで能見はさらにワラビーズを強くしようと決心する。この決意が空回り「痛ユニ事件」に発展する。

曽志崎「自分が何にでもなれる真っ白いチームにいるって」

曽志崎(右)と河原でサッカーをしているワラビーズ(左奥)

浦和邦成高校に敗れた後、曽志崎は新たな決意を抱く。それは、自身のチーム「ワラビーズ」をこれから新たに作り上げるというものだった。試合後、中学時代に一緒にプレイしていた桐島との会話を経て、彼女がチームに憧れ、自分も同じようにチームを作りたいと思った。

曽志崎のセリフは次のように続く。「浦和に誘ってくれた時、もっときちんと話すべきでした。チカ先輩が用意してくれたチームはとても心地良くて、素敵だと思う。でも、やっぱり私も自分でチームを作ってみたい。だって、人を集めている時やチームの戦術やシステムについて話している時、チカ先輩すごい楽しそうなんだもん。ねえ、チカ先輩、ワクワクとドキドキが止まらないね。自分が何にでもなれる真っ白いチームにいるって」

女子サッカーを盛り上げるという使命感を持った桐島は、恩田、周防、そして曽志崎を浦和に誘った。しかし、曽志崎は自分自身のチームを作り、女子サッカーを地方から盛り上げるという情熱に燃えていた。このシーンは、曽志崎がワラビーズをもっと強いチームにしようと決意する重要な瞬間であった。

『さよなら私のクラマー』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

テレビ版と浦和駒場スタジアムなどとのコラボ

1215chika8
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