ラーメン赤猫(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ラーメン赤猫』(ラーメンあかねこ)とは、漫画家・アンギャマンによる漫画作品。『ジャンプルーキー!』にて初公開され、「2021年11月 ジャンプ+連載争奪ランキング」で1位を獲得。その後、集英社のWeb漫画配信サービス『少年ジャンプ+』でのインディーズ連載枠で2022年春から連載を開始し、通常連載に移行した。2023年11月にTVアニメ化される発表がされている。
舞台は、人の言葉を喋る猫だけで運営されているラーメン赤猫。そこに人間である社珠子がパートとして入社するところから物語は始まる。

「バカにしないでください ここのほうがよっぽど健全な職場なんです!私のことはともかくこのお店のこと バカにしないでください!」

珠子は前職のブラック企業での経験がややトラウマになっていた。何かと前職でのできごとを思い出してしまい、沈んだ気持ちになることもあった。しかし元上司が来店した際は、ハナ達の後押しもあって、元上司に「バカにしないでください ここのほうがよっぽど健全な職場なんです!私のことはともかくこのお店のこと バカにしないでください!」とガツンと言ってやることに成功。珠子の成長やラーメン赤猫達との絆が描かれた感動の場面である。

『ラーメン赤猫』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

店長・文蔵の元の名前はタルト

文蔵は佐々木と共にラーメン屋台のオヤジさんに拾われ、その後実業家の佐々木という女性に引き取られた。佐々木はプリンというかわいらしい名前をつけられ、女性の飼い猫となったが、オヤジさんに懐いた文蔵は佐々木邸を脱走。粘り強く抵抗を続け、オヤジさんの猫になり、文蔵という名がつけられた。しかし文蔵という名前が着けられるまえに実はとてもかわいらしい名前だったことが本編で判明。単行本のオマケ漫画で、女性に「タルト」と呼ばれている場面が描かれ、文蔵の前の名前が「タルト」だったことが明らかになった。

「赤猫」は放火を意味する隠語

ラーメン赤猫という名前に入っている「赤猫」という言葉は、警察用語、犯罪者用語で火事や放火という意味を持つ。当然作者はそのことを知っており、作中でも「赤猫」が放火の隠語であることに触れている。

社珠子役の折原くるみは新人声優

『ラーメン赤猫』のTVアニメで社珠子役を演じるのは新人声優の折原くるみ。社役の声優を決めるのは難航したようで、作者・アンギャマンが44人分のオーディションテープを聞いた上で社のイメージに近いとして折原を推した。その後の製作陣の会議で折原に決定したとのこと。

TVアニメ公開に先駆け全国でロードショー

『ラーメン赤猫』のTVアニメの公開が始まる2024年7月4日に先駆けて、6月14日から2週間、全国の映画館で1話~3話を上映する全国先行ロードショーの開催が発表された。

TVアニメと原作漫画の内容が連動

『ラーメン赤猫』は2024年夏アニメとしてAT-Xに加えてTBS系列局で7月4日(木)から放送されている。そのTVアニメの内容が次の月曜日に『少年ジャンプ+』で更新される原作漫画に絶妙にリンクされているとして読者から交換が持たれている。

例えば2024年8月15日に放送された七杯目(第7話)の「今日の鏡像」は、社珠子が初めてラーメン赤猫にスイカを持ってきてみんなで食べる場面が描かれた。その次の月曜日2024年8月19日『少年ジャンプ+』で更新された原作漫画第113話「いままでと違う」でも珠子が持ってきたスイカが登場。新しく仲間に加わった山郷ゆずも一緒にみんなで美味しそうにスイカを食べる姿が描かれている。

このようにTVアニメで描かれた題材、登場人物などがTVアニメを見たすぐ後の漫画でも登場する。読者の間では作者・アンギャマンのこの細やかで粋な配慮が称賛されている。

『ラーメン赤猫』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):水曜日のカンパネラ「赤猫」

『ラーメン赤猫』のOP(オープニング)を歌うのは音楽ユニット・水曜日のカンパネラ。2024年3月24日に発表され、同年3月23日に公開された予告PVにも使用されている。歌詞が『ラーメン赤猫』の内容に沿ったものになっている。

ED(エンディング):離婚伝説「本日のおすすめ」

『ラーメン赤猫』のED(エンディング)を歌うのは日本のバンド・離婚伝説。2024年3月24日に発表された。

挿入歌:ハナ(CV:釘宮理恵)「ラブリーイェイイェーイ」

ハナが「らぶぴぴ」という名でアイドル猫をしていた時代に配信していた楽曲。作中でも「ラブリーイェイイェーイ」のくだりは何度も登場する。

yuzu_yugu0819
yuzu_yugu0819
@yuzu_yugu0819

目次 - Contents