ラーメン赤猫(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ラーメン赤猫』(ラーメンあかねこ)とは、漫画家・アンギャマンによる漫画作品。『ジャンプルーキー!』にて初公開され、「2021年11月 ジャンプ+連載争奪ランキング」で1位を獲得。その後、集英社のWeb漫画配信サービス『少年ジャンプ+』でのインディーズ連載枠で2022年春から連載を開始し、通常連載に移行した。2023年11月にTVアニメ化される発表がされている。
舞台は、人の言葉を喋る猫だけで運営されている「ラーメン赤猫」。そこに人間である社珠子がパートとして入社するところから物語は始まる。

ラーメンという食べものを提供する飲食店である以上、提供する食事に猫の毛が入るのはご法度。ラーメン赤猫の猫は、但馬の飼っている黒の長毛種の猫・丑満丸(うしみつまる)から特別な訓練を受けていた。かなりハードな訓練であり、毛を落とさないようになれる猫はほんの一握りしかいない。この訓練内容を人間に話すことは禁じられている。

『ラーメン赤猫』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

読者が悲鳴をあげるほど羨ましい珠子の昼休憩

クリシュナにすっぽり抱かれて昼寝をする珠子。

ラーメン赤猫の営業時間は昼と夜の二部制。昼の営業が終わった後は、みんなでまかないを食べてバックヤードで昼寝をしている。

珠子が初めて昼と夜の両方に出勤した日のこと、明かりを落としたバックヤードで猫達は皆それぞれの場所に丸くなって寝ていた。しかし珠子はやることもなく、手持ち無沙汰だったのでスマートフォンでも見ていようかと腰を下ろす。するとクリシュナがスマートフォンを見ていては休憩の意味がない。一緒に昼寝をしようと言い出した。最初は遠慮したものの、珠子はやや強引に誘われてクリシュナと寝ることに。そしてそこに寝ぼけ眼のハナもやってきた。すっぷりと体を抱かれ、ふわふわとしたあたたかさで珠子もいつの間にか熟睡してしまうのだった。この光景に読者からは「うらやましい!!」という声が上がった。

以降、度々珠子達の昼休憩姿が描かれる。最初はクリシュナとハナだけだったのに、サブや文蔵まで一緒に寝ていることも増え、その度にコメント欄やインターネット上では読者の悲鳴があがっている。

「バカにしないでください ここのほうがよっぽど健全な職場なんです!私のことはともかくこのお店のこと バカにしないでください!」

珠子は前職のブラック企業での経験がややトラウマになっていた。何かと前職でのできごとを思い出してしまい、沈んだ気持ちになることもあった。しかし元上司が来店した際は、ハナ達の後押しもあって、元上司に「バカにしないでください ここのほうがよっぽど健全な職場なんです!私のことはともかくこのお店のこと バカにしないでください!」とガツンと言ってやることに成功。珠子の成長やラーメン赤猫達との絆が描かれた感動の場面である。

『ラーメン赤猫』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

店長・文蔵の元の名前はタルト

文蔵は佐々木と共にラーメン屋台のオヤジさんに拾われ、その後実業家の佐々木という女性に引き取られた。佐々木はプリンというかわいらしい名前をつけられ、女性の飼い猫となったが、オヤジさんに懐いた文蔵は佐々木邸を脱走。粘り強く抵抗を続け、オヤジさんの猫になり、文蔵という名がつけられた。しかし文蔵という名前が着けられるまえに実はとてもかわいらしい名前だったことが本編で判明。単行本のオマケ漫画で、女性に「タルト」と呼ばれている場面が描かれ、文蔵の前の名前が「タルト」だったことが明らかになった。

社珠子役の折原くるみは新人声優

『ラーメン赤猫』のTVアニメで社珠子役を演じるのは新人声優の折原くるみ。社役の声優を決めるのは難航したようで、作者・アンギャマンが44人分のオーディションテープを聞いた上で社のイメージに近いとして折原を推した。その後の製作陣の会議で折原に決定したとのこと。

TVアニメ公開に先駆け全国でロードショー

『ラーメン赤猫』のTVアニメの公開が始まる2024年7月4日に先駆けて、6月14日から2週間、全国の映画館で1話~3話を上映する全国先行ロードショーの開催が発表された。

『ラーメン赤猫』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):水曜日のカンパネラ「赤猫」

『ラーメン赤猫』のOP(オープニング)を歌うのは音楽ユニット・水曜日のカンパネラ。2024年3月24日に発表され、同年3月23日に公開された予告PVにも使用されている。

ED(エンディング):離婚伝説「本日のおすすめ」

『ラーメン赤猫』のED(エンディング)を歌うのは日本のバンド・離婚伝説。2024年3月24日に発表された。

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