ラーメン赤猫(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ラーメン赤猫』(ラーメンあかねこ)とは、漫画家・アンギャマンによる漫画作品。『ジャンプルーキー!』にて初公開され、「2021年11月 ジャンプ+連載争奪ランキング」で1位を獲得。その後、集英社のWeb漫画配信サービス『少年ジャンプ+』でのインディーズ連載枠で2022年春から連載を開始し、通常連載に移行した。2023年11月にTVアニメ化される発表がされている。
舞台は、人の言葉を喋る猫だけで運営されているラーメン赤猫。そこに人間である社珠子がパートとして入社するところから物語は始まる。

CV:楠見尚己

有名なレストランの三つ星シェフ。突然引退して話題になっていた。友人に紹介されたらしく、ラーメン赤猫にやってきた。ラーメン赤猫の姿勢に感動し、その後通い続けている様子。

猪田(いのだ)

左が猪田、右手前のメガネの青年が青木、右奥の糸目の紳士が有栖川。

CV:綿貫竜之介

ラーメンヲタクの1人。一人称が「小生」で、ラーメンに並々ならぬ思いを寄せている熱心なラーメンヲタク。SNSでの情報発信などもないラーメン赤猫に多少は不満はあるようだが、ラーメンの味は認めているようで、何度か通っている模様。ラーメン赤猫の隣のビルの「バー・ラット」有栖川と飲んでいる姿が描かれている。

有栖川(ありすがわ)

CV:山橋正臣

ラーメンヲタクの1人。ネコ好きであり、店内のいかなる撮影も禁止となっているラーメン赤猫に苦言を呈する猪田を笑顔で諌めた。その後、ラーメン赤猫の隣のビルの「バー・ラット」で猪田と飲んでいる姿が描かれている。

青木(あおき)

CV:木村太飛

ラーメンヲタクの1人。猪田や有栖川と共にラーメン赤猫を訪れた。その後も密かに通っているようで、常連化しており、ハナに名前も覚えられている。

新谷光郎

CV:加瀬康之

ラーメンチェーン「申らぁめん」の代表取締役社長。ラーメン赤猫の噂を聞き、傘下に取り込もうとやってきた。しかしラーメンのことはどうでも良いらしく、金儲けのことしか考えていないその提案は文蔵に一蹴される。ラーメン赤猫の取引先を調べて営業妨害をするように秘書の白藤に命令するが、猫好きの白藤はそれを拒否し、仕事を辞めた。ラーメン赤猫の妨害もできず、優秀な秘書まで失うことになった。

原作漫画では経営するラーメン屋の名前は「申らぁめん」だが、TVアニメでは「龍らぁめん 光」という名前になっている。

白藤由紀(しらふじ ゆき)

CV:北原沙弥香

ラーメンチェーン「申らぁめん」の代表取締役社長・新谷光郎の秘書。優秀な秘書で、SNSや広告などでの露出が一切ラーメン赤猫の場所をわずかな情報か突き止めた。ラーメン赤猫との交渉が決裂し、営業妨害をするように新谷に命令するが、自宅で猫を飼っている猫好きの白藤はそれを拒否。「もし相手がラーメン赤猫じゃなかったらきっと命令通りにしていた」と自らを省みるきっかけとなった。

『ラーメン赤猫』の用語

ラーメン赤猫

猫だけで運営していたラーメン屋。文蔵と佐々木を拾ってくれたオヤジさんがしていたラーメン屋台が前身である。ラーメン赤猫が入る前は、珠子のおばが飲食店を営んでいた場所だったとのこと。

開業当時は、佐々木が頑張って宣伝していたこともあって、猫好きとラーメン好きが大行列を作るほど注目を集めた。しかし当時は文蔵と佐々木しかスタッフがいなかったこともあり、店がうまくまわせず、猫好きとラーメン好きの間で言い争いになってしまったという。その後は半年以上休業。徹底的にオペレーションを見直し、席をカウンターの絞るなどの大改革を行った。宣伝も一切しない口コミだけの地道な営業にした結果、ラーメン赤猫を好きな客層で賑わう平和なラーメン店へと成長を遂げた。

毛を落とさない訓練

幼い文蔵と佐々木に毛を落とさない訓練をする丑満丸(右)。

ラーメンという食べものを提供する飲食店である以上、提供する食事に猫の毛が入るのはご法度。ラーメン赤猫の猫は、但馬の飼っている黒の長毛種の猫・丑満丸(うしみつまる)から特別な訓練を受けていた。かなりハードな訓練であり、毛を落とさないようになれる猫はほんの一握りしかいない。この訓練内容を人間に話すことは禁じられている。

『ラーメン赤猫』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

読者が悲鳴をあげるほど羨ましい珠子の昼休憩

クリシュナにすっぽり抱かれて昼寝をする珠子。

ラーメン赤猫の営業時間は昼と夜の二部制。昼の営業が終わった後は、みんなでまかないを食べてバックヤードで昼寝をしている。

珠子が初めて昼と夜の両方に出勤した日のこと、明かりを落としたバックヤードで猫達は皆それぞれの場所に丸くなって寝ていた。しかし珠子はやることもなく、手持ち無沙汰だったのでスマートフォンでも見ていようかと腰を下ろす。するとクリシュナがスマートフォンを見ていては休憩の意味がない。一緒に昼寝をしようと言い出した。最初は遠慮したものの、珠子はやや強引に誘われてクリシュナと寝ることに。そしてそこに寝ぼけ眼のハナもやってきた。すっぷりと体を抱かれ、ふわふわとしたあたたかさで珠子もいつの間にか熟睡してしまうのだった。この光景に読者からは「うらやましい!!」という声が上がった。

以降、度々珠子達の昼休憩姿が描かれる。最初はクリシュナとハナだけだったのに、サブや文蔵まで一緒に寝ていることも増え、その度にコメント欄やインターネット上では読者の悲鳴があがっている。

yuzu_yugu0819
yuzu_yugu0819
@yuzu_yugu0819

目次 - Contents