ラーメン赤猫

ラーメン赤猫

『ラーメン赤猫』(ラーメンあかねこ)とは、漫画家・アンギャマンによる漫画作品。『ジャンプルーキー!』にて初公開され、「2021年11月 ジャンプ+連載争奪ランキング」で1位を獲得。その後、集英社のWeb漫画配信サービス『少年ジャンプ+』でのインディーズ連載枠で2022年春から連載を開始し、通常連載に移行した。2023年11月にTVアニメ化される発表がされている。
舞台は、人の言葉を喋る猫だけで運営されているラーメン赤猫。そこに人間である社珠子がパートとして入社するところから物語は始まる。

ラーメン赤猫の関連記事

ラーメン赤猫のレビュー・評価・感想

ラーメン赤猫
7

個性豊かな猫たちと人間たちの心温まるアニメ

「ラーメン赤猫」では、中心となる6人(5匹の猫と1人の人間)による物語が展開されます。まず、リーダーで冷静な店長の文蔵、穏やかな性格ながらもCEOを務める佐々木、可愛らしい外見でお客を魅了しつつも芯が強く、実は優しいハナ、大きな体に反してシャイなトラ、クリシュナ、ひょうきんでゲーマーとしても活躍するサブが登場します。そして唯一の人間である社 珠子さんは、当初は猫好きではなく、猫の毛づくろい係として採用されましたが、次第に猫たちとの絆が深まり、心温まる関係が築かれていきます。
ラーメン屋の経営には困難もあり、特にインフルエンサーが無断で撮影しトラブルを起こすエピソードでは、担当弁護士が助けに入り問題を解決します。このように、日々のトラブルに立ち向かいながら、猫たちが力を合わせてお店を守る姿が描かれます。また、猫たちが人間の言葉を話したり、ラーメンに毛が入らないように訓練するなど、設定はあり得ないものの、非常に楽しく描かれています。
さらに、軽快でポップな水曜のカンパネラの主題歌が作品の明るい雰囲気を盛り上げ、視聴者を楽しませます。
猫たちの個性と成長、そして温かいストーリーが融合したこのアニメは、視聴者に癒しと笑いを提供してくれる作品です。

ラーメン赤猫
9

『ラーメン赤猫』に癒される

アニメ化され話題になっている『ラーメン赤猫』。2021年に『ジャンプルーキー!』に投稿された漫画作品で、2022年に『ジャンプ+』への連載が開始し、遂にはアニメ化とまさにサクセスストーリーを爆進しているともいえる作品てす。
今回アニメ化されて、アニソンと強力な声優陣が加わることで、癒し系アニメとして完全に軌道に乗った印象があります。
作品の主題歌は、水曜日のカンパネラの「赤猫」。
作品の独特な世界観が反映された曲であり、特に主人公の文蔵が麺を湯切りする描写に併せた詞には、思わず赤猫ラーメンを食べたくなってしまいます。そしてラーメン赤猫に癒されにいく人々の描写からもどこかに郷愁感を感じられ素敵ですね。
当作は、猫にも法的な人格が与えられる猫がいるという独特の世界観で展開されています。現実社会でも人間と会話っぽいことをする猫の様子は、色々な動画サイトでもあげられており、そんな猫達が食堂を切り盛りしたら面白いだろうなあという、夢のようなものが、この作品からは感じ取ることが出来ます。
癒し系漫画で、作品の中で爆笑するようなシーンはありませんが、働いたあとに疲れて横になり寝ている猫や、主人公の珠子にブラッシングされて、うっとりする猫達の様子に猫好きは癒やされること間違いありません。
煩わしいことは1度棚においてラーメン赤猫の世界に浸るのも、人間社会のストレスを解消するには良いのではないでしょうか。

親タグ