DEAR BOYS(ディアボーイズ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『DAER BOYS』とは1989年より八神ひろきが『月刊少年マガジン』で連載している漫画、およびアニメ作品。廃部寸前の高校バスケットボール部が、一人の天才プレイヤーの加入により生まれ変わり、数々の確執やライバル校との苦闘を経て、全国制覇を目指し駆け上がっていく物語である。スポーツ漫画にありがちな汗臭い要素やトリックプレーなどを排除し、高校生らしい「恋愛」や「青春」が重要な要素となっている。また、戦術やディフェンスシーンが詳細に描かれ、バスケットボールの本質が正面から捉えられている。

天才・哀川和彦の入部

瑞穂高校に転校した哀川和彦。バスケ部入部を希望した哀川は、女子を相手に入部テストを行うことになると、あっさりと5人抜きを達成、コーナーから3Pシュートを沈めるだけではなく、リバウンドしたボールをそのままダンクする。チャラチャラとした様子の転校生によるスーパープレーに魅せられ、女子バスケ部員が驚きの表情を見せた。

恋人からの応援

女子バスケ部関東選抜の予選前、不調のエース秋吉夢津美に恋人の藤原拓弥が「お前のシュート、右手が強すぎたんだ…」とアドバイス。優しく抱き寄せ「がんばれな…」とつぶやく一コマは、恋愛要素が強い本作の特徴的な場面だ。調子を取り戻した秋吉は、女子バスケ部は見事な勝利へと大きく貢献した。

ブザービート・ダンク

インターハイ全国大会決勝、対天王寺戦、延長残り3秒。ルーズボールからの速攻、「いくぞ、哀川あぁ、最後のパスだ、受け取れーっ!!」というセリフとともに放たれた藤原拓弥のパスは、「―もう、なんの迷いもない、勝つ!!」と気持ちを込めた哀川和彦の元へ。死闘の果て、仲間の想いをのせて、哀川のブザービードダンクが決まる。

『DEAR BOYS』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

長期連載ならではの時代描画

時代とともにバスケットボールのルールも変化してきた。連載当初は存在しなかったクォーター制や24秒ルールが作品の途中から採用されるようになるのも、連載時期を感じられる要素。
また、携帯電話の普及や、女子メンバーのルーズソックス・ハイソックスの流行、女生徒のスカートの長さなど細かい部分の描写にも注目だ。

アニメは『SUPER EUROBEAT』を使用

『SUPER EUROBEAT』はエイベックスが発売するユーロビートを収録したコンビネーションアルバムである。臨場感のある映像と音楽で話題を呼んだ『頭文字D』で採用されており、『DEAR BOYS』でも劇中歌BGMとして採用している。

『DEAR BOYS』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):DA PUMP「Sound of Bounce」

作詞:m.c.A・TとKEN 作曲・編曲:m.c.A・T(AKIO TOGASHI)

ED(エンディング):CHRIS「Ballerの章号」

作詞:CHRIS 作曲・編曲:DJ MASTERKEY

挿入歌:DE LA VEGA「SEX ON FIRE」

作詞:G.PASQUINI、S.OLIVIA 作曲:G.PASQUINI、S.OLIVIA、A.MILANI

挿入歌:POWERFUL T.「FLY TO ME BABY」

作詞:G.PASQUINI、A.CONTINI 作曲:G.PASQUINI、A.CONTINI

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