トンイ(韓国ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『トンイ』とは、2010年にMBCで制作された韓国ドラマで、17世紀後期から18世紀前期までの李氏朝鮮時代が舞台。幼少期、奴婢だった主人公のトンイが、家族が殺された事をきっかけに宮廷に入り、父親の死の真相を探すストーリーとなっている。その中で、いじめや派閥争いなどに巻き込まれたり、王の妻となり王子の母となり様々な困難を乗り越え、自分を貫き通すトンイの生き様が描かれている。本来なら奴婢から側室になる事がありえないとされる中でトンイがどんどん出世していくのも見どころの一つだ。

(声:井上倫宏)
李氏朝鮮第19代国王。王であることを隠している時にトンイと出会い、彼女に惹かれていく。トンイを正式に側室に迎えるも、剣契の娘だと分かると宮中から追放せざるをえなかった。その後もずっとトンイを気にかけ見守っていたが、クムと偶然出会いその成長に驚く。そして、放火事件をきっかけにトンイとクムの母子を宮中に戻したあとは最終までトンイらを支え続けた。

クム(演:イ・ヒョンソク)

(声:中司ゆう花)
トンイの二人目の息子で後の21代国王英祖(ヨンジョ)になる。粛宗が(クム)と名付け、明るい光という意味を持っている。7歳で数々の勉強を網羅し、その才能から「神童」と言われるようになる。トンイの心を受け継ぎ、民の為に立派な王になると墓前に誓っていた。

セジャ(演:ユン・チャン)

(声:成瀬誠)
禧嬪の息子。20代国王景宗(キョンジョン)になる。思いやり深く温和な性格なうえに頭脳明晰。トンイと一緒にやってきた弟のクムを可愛がり、クムからも「兄さん」と慕われている。自分の病が不妊であることが分かると、それが原因で母や叔父が死罪になり心を閉ざしてしまう。だがトンイやクムの献身的な行動により、最終回ではクムを残して王宮を去るトンイに感謝の意を述べ、兄としてクムを必ず守ると誓った。

監察府(カムチャルブ)

チョン尚宮(チョンサングン/演:キム・ヘソン)

(声:佐藤しのぶ)
監察府の尚宮。最初はトンイに対してきつかったが、段々味方となってくれる女官の一人。なかなか出世できなかったが、監察府の最高尚宮にまでなる。

ポン尚宮(ポンサングン/演:キム・ソイ)

(声:玉川砂記子)
監察府の尚宮(サングン)。明るい性格だが、おっちょこちょいで失敗も多く、チョン尚宮やトンイに注意されている。トンイが側室に入る時、他の女官や尚宮が嫌がる中自らトンイに付くと言い尚宮になった。トンイ追放の際にもエジョンと共に同行し、最終回でもトンイに付き従って宮殿を後にするなどして最後まで支え続けた。

ユ尚宮(ユサングン/演:イム・ソンミン)

(声:野沢由香里)
監察府の最高尚宮。禧嬪の指示でトンイを陥れようとするが、全てが明るみになったあと、一般尚宮まで降格する。

チョンイム(演:チョン・ユミ)

(声:弓場沙織)
監察府の女官。筆跡鑑定で右に出るものはいない。初めはトンイに対して厳しく当たるが、トンイの誠実さなどに気づき徐々に助ける存在となる。

エジョン(演:カン・ユミ)

(声:森夏姫)
監察府の女官で力持ちで気が強く、男勝りな性格。トンイが承恩尚宮となるとポン尚宮と共にトンイの女官になり、トンイが追放された時も一緒に同行する。クムが産まれると世話役となり、クムが世弟となってトンイが宮殿を出た後はクムに付き支えている。

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