トンイ(韓国ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『トンイ』とは、2010年にMBCで制作された韓国ドラマで、17世紀後期から18世紀前期までの李氏朝鮮時代が舞台。幼少期、奴婢だった主人公のトンイが、家族が殺された事をきっかけに宮廷に入り、父親の死の真相を探すストーリーとなっている。その中で、いじめや派閥争いなどに巻き込まれたり、王の妻となり王子の母となり様々な困難を乗り越え、自分を貫き通すトンイの生き様が描かれている。本来なら奴婢から側室になる事がありえないとされる中でトンイがどんどん出世していくのも見どころの一つだ。

(声:杉村憲司)/幼少期(声:田中真弓)
トンイの幼馴染。「大人になったらまた会おう」と約束しトンイとは離れ離れになるが、再結成した剣契の頭になり両班たちを殺した犯人になっていた。その後、ソリの所へ重傷の状態で逃げ込みトンイが手当し逃がそうとするが、役人に見つかりヒョウォンの娘だと粛宗の目の前で発覚してしまうというきっかけを作った。牢屋の中で「また賎民に生まれ変わっても、この国が良くならなければまた剣を手にとって同じ事をする」と宣言し、同時にトンイの父・ヒョウォンが濡れ衣を着せられて殺されたことを粛宗に明かした。

ソリ(演:キム・ヘジン)

(声:八十川真由野)
平壌(ピョンヤン)の妓生(キーセン)。トンイの兄を慕っていた。宮廷に入りたかったトンイをファンに託し、ケドラと共に都を出る。トンイの事を実の妹の様に可愛がり、再会後は共に都に戻り、協力、援助する。

キム・ファン(演:チョン・インギ)

(声:牛山茂)
道士。禧嬪に「何かを得ようとするなら全てを失う」と予言し、トンイには最高の貴人の相があることを見抜いた。

ウナク(演:メン・サンフン)

(声:大川透)
朝廷の派閥争いを嫌い、学問に没頭しておりしばらく朝廷とは疎遠になっていたが、トンイからクムの先生になって欲しいと依頼を受ける。最初は断るが、根負けしてクムの成長に携わっていく。最終回でもクムに宮廷を出た母親の民に対する姿を見せ、「今日の事は絶対忘れず、胸に刻みつけるのです」と君主として必要な事を教えた。

『トンイ』の用語

監察府(カムチャルブ)

宮廷の女官を取り締まる部署。ドラマの設定であり実在はしない。

掌楽院(チャンアゴン)

朝廷の儀式などで音楽を担当する部署。

漢城府(ハンソンブ)

都の行政、司法を担当する部署。今で言う、地方自治体のようなもの。

義禁府(ウィグムブ)

重大な犯罪を取り調べる部署。国を揺るがすような事件などは義禁府が裁く。

補盗庁(ポドチョン)

罪人を捕まえて尋問したり、窃盗や放火など取り締まる為町を巡回している組織。現代でいう警察庁みたいなもの。

剣契(コムゲ)

ドラマ内では賤民が作った組織。横暴な両班から守る為や、奴婢の逃亡を手伝う為にできたとされる。歴史上では反社会勢力な組織であり少し違ってくる。

賤民

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