トンイ(韓国ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『トンイ』とは、2010年にMBCで制作された韓国ドラマで、17世紀後期から18世紀前期までの李氏朝鮮時代が舞台。幼少期、奴婢だった主人公のトンイが、家族が殺された事をきっかけに宮廷に入り、父親の死の真相を探すストーリーとなっている。その中で、いじめや派閥争いなどに巻き込まれたり、王の妻となり王子の母となり様々な困難を乗り越え、自分を貫き通すトンイの生き様が描かれている。本来なら奴婢から側室になる事がありえないとされる中でトンイがどんどん出世していくのも見どころの一つだ。

制度上、もっとも身分の低い人民。

両班(ヤンバン)

官僚を出すことができた、最高級身分の支配階級。

仵作人(オジャギン)

死体を集める仕事をしていた使用人。中には検死などできた人もいる。

『トンイ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

トンイ「奪う力ではなく、分け合う力。恥じることを知る力。そして、己が手にしたものが取るに足らぬということを知る力。そんな真の力を与えたい。真の力が勝つ世の中、それを夢みて欲しい。そして夢見るだけでは終わらぬよう(あなたに)見守って欲しい」

トンイがクムの婚約者を選ぶ際、うちは名家では無いしもっと相応しい家があると言われた時に言ったセリフが、「奪う力ではなく、分け合う力。恥じることを知る力。そして、己が手にしたものが取るに足らぬということを知る力。そんな真の力を与えたい。真の力が勝つ世の中、それを夢みて欲しい。そして夢見るだけでは終わらぬよう(あなたに)見守って欲しい」である。

トンイの幼少期

負けず嫌いでお転婆、好奇心旺盛なトンイの姿が印象的である。剣契(コムゲ)の頭領であるヒョウォンを父とするトンイが都で成長していくシーンが描かれており、父と兄を無実の罪で亡くしたトンイが、風灯に灯りをともして空に放つシーンは美しくもあり悲しげに表現されている。
幼少期のトンイは、『太陽を抱く月』でキム・スヒョンと共演し高く評価された子役のキム・ユジョンが演じた。

禧嬪とのバトル

少女時代に会った女官が持っていた鍵飾りの持ち主が禧嬪だったが、のちに権力争いや粛宗をめぐっての恋バトルなど、宮廷に入ってからはトンイと禧嬪のやり取りがかなり激しく描かれたドラマだ。禧嬪が最後死ぬ間際に、トンイのスカートを握りながら世子の事をお願いするシーンは複雑なトンイの思いが表現されている。

粛宗との恋

最初は判官としてトンイと出会った粛宗だが、お互い少しづつ惹かれあっていくストーリーが描かれており、掌楽院でこっそり楽器を弾いているトンイを見つけた時のシーンは感動的だ。

『トンイ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

階級

側室の階級制度は下記の八段階。
嬪【ピン】(正一品)
貴人【キイン】(従一品)
昭儀【ソウィ】(正二品)
淑儀【スギ】(従二品)
昭容【ソヨン】(正三品)
淑容【スギョン】(従三品)
昭媛【ソウォン】(正四品)
淑媛【スグォン】(従四品)
※最高位の側室の嬪(ピン)だけは「淑嬪(スクピン)」や「禧嬪(ヒビン)」のように前に別号をつけて「〇嬪」と呼ばれた。

『トンイ』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):「靑雲祭」

作曲:イム・セヒョン

ED(エンディング):合唱「芙蓉花」

作詞/作曲:イム・セヒョン

挿入歌:城南海「チョネジア~天崖至目我~」日本語ver

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