破裏拳ポリマー(新破裏拳ポリマー)のネタバレ解説・考察まとめ
『破裏拳ポリマー』とは、1974年から1975年に放送されていたアニメ・映像作品。タツノコSFアクションヒーロー、3作目にあたる。舞台は、無国籍都市アメホン国ワシンキョウ市。主人公・鎧武士が赤いスーツを身にまとい、「破裏拳流」を使うヒーロー・破裏拳ポリマーとなって怪人と戦う姿を描いている。コメディタッチな作風とカンフーを彷彿とさせる激しいアクションは、時代を超えても色褪せることはない。ポリマーの決め台詞は「この世に悪のある限り、正義の怒りが俺を呼ぶ!破裏拳ポリマー、ここに参上!」。
出典: video.unext.jp
CV:立壁和也
男爵は車探偵事務所で飼われている、セントバーナードの老犬だ。若い頃は警察犬として活躍し、数多くの賞も獲得している。物語のナレーター的な役割を果たし、事務所の面々の動向を冷静に見守っている。1話にて武士がポリマーに転身した姿を目撃し、作中で唯一武士の正体を知る。しかし他の人間メンバーは武士がポリマーであることを知らず叱責する姿を見て、常にやきもきしている。
事件捜査の時は武士と共に行動する。元警察犬だけあって頼りになる存在だが、飼主によく似ている部分もある。7話で会ったドッグショーの花形スターであるクレオパトラに一目惚れ。後輩筋にあたるメス警察犬に先輩風を吹かせるも、ゴミ箱にある骨付き肉に食らいつきだらしない姿を見せた。船と狼が苦手で、事態が悪くなったら「死んだふり」をする。
なおさすがの男爵でも、武士が国際警察長官の息子だったとは気が付かなかった。
国際警察
鬼河原 虎五郎(おにがわらとらごろう)
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CV:雨森雅司、藤本譲(新破裏拳ポリマー)
国際警察署の長官で、探偵事務所の面々からは「オニトラ長官」と呼ばれている。
時には自ら現場に立ち部下達を率いて捜査。大統領暗殺犯をあと一歩まで追い詰めたほど、大変有能な人物である。物語開始25年前に「闇の帝王」と称されるドブネズミ逮捕をきっかけに、国際警察長官へ昇進した。犯人の動向を察知して先手を打ち、時にはポリマーと協力して敵逮捕に尽力する。ただ有能だからこそ怪人組織から命を狙われ、さらには長官辞職まで追い詰められたこともあった。
完全なる仕事人間であるが、息子である武とのコミュニケーションが上手く取れていない。オレガー・スッテル博士の事件がきっかけとなり息子を勘当したが、実際は深い愛情を抱いている。事件現場で息子に似た男を見ると、居ても立ってもいられなくなるほど。ポリマーの正体は最終回まで分からなかったが、彼に息子の面影を感じていた。
デレット警部
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CV:徳丸完
2話から登場した鬼河原長官の直属部下で、オニトラと共に事件捜査にあたる。サソリと蜘蛛が苦手。オニトラ長官には頭があがらず、彼の雷にいつもビクビクしている気弱な男だ。しかし26話でオニトラが誘拐されると、自ら警察を率いて敵陣に乗り込む勇猛果敢な姿を見せた。車探偵事務所にオニトラ親子が誘拐された旨を知らせたのも、デレット警部である。
ポリマー関係者
オレガー・スッテル博士
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CV:徳丸完、大友龍三郎(新破裏拳ポリマー)
世界的に有名な重化合物(ポリマー)の研究者。重化合物から新しい物質「ポリマー粒子」を抽出し、実用化に着手していた。ポリマー粒子を実用化したものが、武士が常に頭に被っているヘルメット、ポリメットである。ポリメットの存在は秘密裏に進められていたものの、鬼トカゲ団から二度に渡りつけ狙われていた。博士は正義の心を持つ武士にポリメットを託した後、壮絶な最期を迎えた。
なお『破裏拳ポリマー』では助手の姿が確認できなかったが、96年版『新破裏拳ポリマー』では西田涼子が助手についている。
西田涼子(にしだりょうこ)
CV:根谷美智子
西田涼子は、OVA『新破裏拳ポリマー』に登場する女性科学者。武の同級生で、17歳で大学を卒業した才女。オレガー博士と共に、ポリマーについて研究開発していた。しかし猫鮫団の襲撃に遭遇し、絶体絶命。涼子は自らポリマーに転身して戦いに挑むが、敗れてしまった。
敵
怪人
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CV:田口昻 笹岡繁蔵
『破裏拳ポリマー』には決まった敵組織はなく、エピソードごとに違う怪人組織が登場する。怪人組織は、動物モチーフとなっている。姿形だけでなく、使用する武器やマシンもモチーフとなっている動物のデザインに準じている。例えば2話に登場した「紅さそり団」は、サソリがモチーフの怪人組織だ。サソリの毒を使い、大統領の暗殺を実行した。
怪人組織の多くは、主に舞台となっているアメホン国ワシンキョウ市で活動する。盗みや襲撃などの犯罪を行い、国際警察を翻弄する。戦闘力はかなりのもので、一軍隊が兵器をもって立ち向かっても敵わないほど。国際警察も総力をあげて怪人組織に立ち向かうも、まったく歯が立たない。
メカギャング団首領ハンドレッド
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CV:木原正二郎
3話に登場したメカギャング団。各国の軍事基地から兵器と、さらに軍事病院からは細菌「カイカイF2」と血清を強奪した。「カイカイF2」は水虫に似た菌で、1度感染すると体中が痒くなってしまう。メカギャング団を率いていたのは、かつて市長を目指していたハンドレッド。結果的に市長になれず街を追い出されてしまったため、街への復讐を目論むのだった。
電魔団首領(でんまだんしゅりょう)クラゲラー
目次 - Contents
- 『破裏拳ポリマー(新破裏拳ポリマー)』の概要
- 『破裏拳ポリマー(新破裏拳ポリマー)』のあらすじ・ストーリー
- 破裏拳ポリマー
- 事件発生
- 警察の情報をキャッチして勝手に捜査
- 仲間の危機に駆け付ける破裏拳ポリマー
- 新破裏拳ポリマー
- 『破裏拳ポリマー(新破裏拳ポリマー)』の登場人物・キャラクター
- 探偵事務所の面々
- 鎧武士(よろいたけし)/破李拳(はりけん)ポリマー
- 車錠(くるまじょう)/タイフーン ホラマー
- 南波テル(なんばてる)
- 男爵(だんしゃく)
- 国際警察
- 鬼河原 虎五郎(おにがわらとらごろう)
- デレット警部
- ポリマー関係者
- オレガー・スッテル博士
- 西田涼子(にしだりょうこ)
- 敵
- 怪人
- メカギャング団首領ハンドレッド
- 電魔団首領(でんまだんしゅりょう)クラゲラー
- メカ獣団ホワイトウルフ/ムクレ博士
- 幻影おぼろ蝶一味首領おぼろ蝶(げんえいおぼろちょういちみしゅりょうおぼろちょう)
- 海亀党将軍(うみがめとうしょうぐん)ベッコーダー
- 海亀党コウモリ男(うみがめとうこうもりおとこ)
- ノーヴァ
- 『破裏拳ポリマー(新破裏拳ポリマー)』の用語
- 国名・組織名
- アメホン国ワシントウキョウ市
- 国際警察署
- 車探偵事務所
- 破裏拳ポリマーの装備
- ポリメット
- ポリマースーツ
- ポリマーホーク
- ポリマーグランパス
- ポリマードリル
- ポリマーマシン
- ポリマーローラー
- その他の用語
- 転身
- 破裏拳流
- 『破裏拳ポリマー(新破裏拳ポリマー)』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 破裏拳ポリマー「ミサイルも細菌も早く処分して今後作らないことですね。あんなものがあるから悪の道具に使われ、何人もの尊い命を失ってしまうんです」
- 鬼河原 虎五郎「辛いことをやり抜くのも若いものにはいい経験だ。例え無駄だと分かっていても最後まで頑張るんだぞ」
- ホワイトウルフ「力は力に負ける」
- 破裏拳ポリマー「憎しみを忘れてこそ平和が来る!過ぎ去った過去を呼び戻す時、血で血を争う地獄になる」
- 鬼河原武士「本当にお父さんを見捨てるなら、あんな国際警察の真ん前なんかにいやしませんよ」
- ポリマーのピンチを救ったヒロインの大活躍
- 悲劇的な結末
- 忠犬男爵
- 劇的な親子の再会
- 『破裏拳ポリマー(新破裏拳ポリマー)』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ポリマーのモデルはブルース・リー
- 鎧武士の声を演じた声優・役者は6人
- 『破裏拳ポリマー(新破裏拳ポリマー)』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):ささきいさお、コロムビアゆりかご会「戦え!ポリマー」
- ED(エンディング):ささきいさお、コロムビアゆりかご会「転身ポリマー」