僕の心のヤバイやつ(僕ヤバ)のネタバレ解説・考察まとめ
『僕の心のヤバいやつ』とは2018年、『週刊少年チャンピオン』より連載が始まり、同年7月より『マンガクロス』にて連載を再開した桜井のりおの漫画。2023年4月にはアニメ化が決定している。陰キャな男子・市川京太郎は学園一の美少女・山田杏奈を殺したいと日々妄想する中二病。ふとしたきっかけで京太郎は山田と接点をもつようになる。陰キャと陽キャの、不器用でじれったい恋模様をコミカルに描く。京太郎は不器用ながらもひたむきに山田との恋愛を享受しようと奮闘する。そんな京太郎に山田も惹かれていく。
陽キャ
陽気な性格、キャラクターの人のこと。陽気なキャラクターの略。スクールカースト上位のいわゆる「イケてる」グループに対し、使用することもある。
容姿端麗でモデルの仕事もこなしていて、学園でもマドンナ的存在な山田はスクールカースト上位の存在である。陰キャと相反する存在である陽キャを、京太郎は時に「殺したい」と思うほど敵視していた。
図書室
図書室は飲食禁止である。にもかかわらず山田はこっそりお菓子等を持ち込み食べている。お菓子の袋が先生に発見され、注意喚起が強化されたことも。ちなみに図書室だけでなく、学園内にお菓子を持ち込むことは禁止されている。山田が食べたお菓子の袋が教室のごみ箱で見つかり、先生に注意を受けたこともあったが、京太郎の詭弁で事なきを得ることができた。
『君色オクターブ』
作中で出てくる少女漫画で、略称は『君オク』。作者いわく「『君に届け』みたいなピュア少女漫画」らしい。山田のおすすめで京太郎はコミックスを貸し借りしていた。京太郎のイマジナリーフレンドである濁川というキャラクターの元ネタでもある。
殺人に関する本
京太郎が愛読している本は殺人に関する本ばかりである。殺人鬼の心理状態に興味をもったり、人を殺す妄想ばかりする中二病の京太郎にとってのバイブルである。
食べ物
山田は食い意地がはっており、プライベートでも学校でもよく食べる。チョコ、おにぎり、ポテチ、ねるねるねるね、ありとあらゆる食べ物を食べる。第1話では給食を食べたばかりにもかかわらずおにぎりやポテチをむさぼっていた。学校帰りにはファーストフード店でポテトMサイズを2個も平らげてしまう。京太郎との買い物の際も、大きなパンケーキをほおばる姿が描写されている。
バキの生原稿
職業見学でとある出版社へ見学に来た京太郎らクラスメイト一行。その際、編集者から見せられたバキの生原稿に京太郎も思わず「すごいな」と目を輝かせていた。普段見たことのない京太郎の表情に山田は思わずキュンとしてしまった。ちなみにバキとは『週刊少年チャンピオン』で連載されていた板垣恵介原作の漫画、およびアニメ作品である『グラップラー刃牙』のことである。
『僕の心のヤバイやつ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
市川京太郎「やめろ何してる 僕は 頭がおかしいのか?」
登校の途中で山田が南条にしつこくナンパされているところを目撃した京太郎。自分と山田では住む世界が違うことを自覚し、諦めていた気持ちとは裏腹に、いてもたってもいられず自転車を投げるシーン。その際に発したセリフが「やめろ何してる 僕は 頭がおかしいのか?」である。中二病の京太郎らしいセリフであり、初恋という自分でもよくわからない感情に支配され、戸惑う様子がこのセリフに表れている。自転車は2人を横切り、川へと沈んでいったが、南条から山田を救うことに成功。結果として山田との距離が縮まった。
市川京太郎「僕は山田が好きなんだ」
バスケットボールの授業で、山田は顔面にボールを受け、鼻血が止まらなくなってしまった。保健室で泣く山田に、なぜか京太郎の目にも涙が流れる。殺したいのではなく、本当は山田が好きだということを自覚し、京太郎は「僕は山田が好きなんだ」と心の中でつぶやく。京太郎が初めて素直な気持ちを表現した名シーン。
市川京太郎「それでも 僕は こいつが こんなにも 好きだ」
飲食禁止であるにもかかわらず図書室でお菓子を食べることをやめない山田。チョコをほおばろうとしたその時、タイミング悪く先生が図書室に入ってくる。京太郎が山田の手の中にあるチョコを隠そうと、彼女の手を握る。京太郎は「それでも 僕は こいつが こんなにも 好きだ」と心の中で叫ぶ。その真剣な眼差しに山田も思わず動揺してしまう。心をぐっとつかまれる名シーン。
市川京太郎「なんで山田がここに… ずいぶん…リアルな夢だ」
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目次 - Contents
- 『僕の心のヤバイやつ』の概要
- 『僕の心のヤバイやつ』のあらすじ・ストーリー
- 山田杏奈との遭遇
- 初めて感じる得体の知れない気持ち
- 山田を好きと自覚する京太郎
- 疑心暗鬼になる京太郎
- 山田の悩み
- 山田も京太郎もお互いのことが「スキ」
- 『僕の心のヤバイやつ』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 市川京太郎(いちかわ きょうたろう)
- 山田杏奈(やまだ あんな)
- クラスメイト
- 小林ちひろ
- 関根萌子(せきね もえこ)
- 吉田芹那(よしだ せりな)
- 足立翔(あだち しょう)
- 神崎健太(かんざき けんた)
- 太田力(おおた ちから)
- 原穂乃香(はら ほのか)
- その他
- 南条ハルヤ(なんじょう ハルヤ)
- 間宮(まみや)
- 市川香菜(いちかわ かな)
- 濁川(にごりかわ)
- 諏訪祐希(すわ ゆうき)
- 山田の父
- 山田さなえ(やまだ さなえ)
- 『僕の心のヤバイやつ』の用語
- 中二病
- 陰キャ
- 陽キャ
- 図書室
- 『君色オクターブ』
- 殺人に関する本
- 食べ物
- バキの生原稿
- 『僕の心のヤバイやつ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 市川京太郎「やめろ何してる 僕は 頭がおかしいのか?」
- 市川京太郎「僕は山田が好きなんだ」
- 市川京太郎「それでも 僕は こいつが こんなにも 好きだ」
- 市川京太郎「なんで山田がここに… ずいぶん…リアルな夢だ」
- 山田杏奈「わたしの心の中はわかるかな?」
- 市川京太郎「嘘ついてごめん。あれは僕が弱すぎた」
- 市川京太郎「こちらこそ嘘つかせてごめん」
- 山田杏奈「わたし…好きな人がいるんです」
- 市川京太郎「山田は俺のだ」
- 『僕の心のヤバイやつ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- タイトルの「ヤバい奴」の意味は「恋心」
- 作者による板垣恵介への謝罪
- 「地味だけどよく見ると可愛い子」からイメージされた原
- 作者のお気に入りはサバサバ系の市川香菜
- 京太郎と山田の恋が追体験できる本作
- 『僕の心のヤバイやつ』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):ヨルシカ「斜陽」(第1期)
- OP(オープニング):あたらよ「僕は…」(第2期)
- ED(エンディング):こはならむ「数センチメンタル」(第1期)
- ED(エンディング):こはならむ「恋してる自分すら愛せるんだ」(第2期)