RIZE(ライズ)の徹底解説まとめ
RIZE(ライズ)とは、代表曲「カミナリ」を歌う日本のロックバンドである。1996年に結成され、ハードコア・パンクロックの楽曲を数多く生み出している。デビュー当時から勢いのあるパンクロックサウンドを貫いており、一時期はアメリカに活動拠点を置いていたが、2005年に帰国し主に日本で活動している。メンバーはJESSE、金子ノブアキ、KenKenの3名から構成され、2017年の日本武道館公演を最後にそれぞれソロ活動が活発化していき、実質の活動休止状態にある。
インタビューで「KenKenさんにとって成功とは」と尋ねられた際に、「一番最初に思い描いた夢や、さらにそれを超えていくこともあると思うし、僕は 成功してるとは1ミリも思ってないですけど、成功っていうのは多分底なしにあるんだと思う。つまり、『自分で決めちゃいけない上限』ってことなんじゃないですかね。成功したって思った時点から人間て絶対に成長が止まるんで。停滞しちゃうってことは後退していくのと一緒。だから自分の成功を成功と決めないことじゃないですか、多分。」と回答。
幼い頃コンプレックスの塊だったことや、5才年上の兄に中々追いつけなかったこと、ろくに学校も行かずに楽器ばかり弾いていたことなど、世間から爪弾きにされた経験があるKenKenだからこその深い言葉だった。
RIZEの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
姿を見たら幸せになれるとの都市伝説があったKenKen
小学生時代は肥満児だったKenKenだが、中学校にあがると成長期に入り身長が急激に伸び自然と痩せていった。その頃からKenKenとしてのキャラクターが確立されており、トレードマークであるロングヘアも中学生の頃からだった。その時に地元・下北沢では「下駄を履いて着物を着ているロン毛のやつを見ると幸せになれる」と都市伝説が生まれ、KenKenは道行く人から度々拝まれていた。
ゲームが好きすぎるあまり連載を持っていた金子とKenKen
幼少期より大のゲーム好きだった金子兄弟は、プロのゲーマーの間でも有名な程だった。2008年からは『週刊ファミ通』に2人で「スーパーカネコブラザーズ」というコラム連載を持っていた。
フェスで気さくに客席を歩き回るJESSE
イベント時は、ステージ以外は控室のエリアから出演者が出てくることはほとんどないが、JESSEは出番以外の時間、客席や飲食ブースなど一般客に交じって歩いていることが度々目撃されている。もちろんタトゥーや派手な見た目からすぐにファンに囲まれてしまうのだが、気さくに全てのファンと会話をし握手なども交わしてくれるとファンの間では有名だ。
世界へ向けて発信された「heiwa」
事実上の活動休止状態となっていたRIZEだが、2019年にJESSEとKenKenがそれぞれ麻薬取締法違反で逮捕される。以前より薬を反対していた金子とKenKenの兄弟不仲説が出ており、今回の逮捕をきっかけに更に溝ができてしまったのではないかと噂も飛び交い、更に2020年には新型コロナウイルスの流行によりどのバンドもライブ活動はほぼ全面的に中止。RIZEの活動再開は絶望的かと思われていた矢先、2022年2月にロシアが隣国ウクライナへ軍事侵攻を開始。第三次世界大戦の幕開けとなるかと全世界が震えていた時、再びRIZEは立ち上がった。2022年3月、RIZEの公式YouTubeチャンネルに「heiwa」がアップされた。それは2010年にアップされたミュージックビデオとは別の、新たに収録されたものだった。そこには事実上の活動休止前と変わらないJESSE、金子、KenKen3人の魂が込められたRIZEの音楽が存在しており、まさに世界がその時必要としていた「平和」を「heiwa」を通して全世界へ向けてアップロードしたRIZEだった。
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目次 - Contents
- RIZEの概要
- RIZEの活動経歴
- 東京・下北沢で結成
- 渡米と活動休止
- 世界的にも認められたRIZE
- 散り散りになったメンバー
- RIZEのメンバー
- 現役メンバー
- JESSE(ジェシー)
- 金子ノブアキ
- KenKen(ケンケン)
- 過去メンバー
- TOKIE(トキエ)
- u:zo(ユーゾー)
- 中尾宜弘(なかおのぶひろ)
- サポートメンバー
- Rio(リオ)
- RIZEのディスコグラフィー
- シングル
- 『カミナリ』
- 『Why I'm Me』
- 『MUSIC』
- 『NAME』
- 『Light Your Fire』
- 『Dream Catcher』
- 『02/one』
- 『VIBRATION ~introducing Def Tech』
- 『Gun Shot』
- 『ピンクスパイダー』
- 『LADY LOVE』
- 『Live or Die』
- 『ZERO』
- 『LAUGT IT OUT』
- 『SILVER』
- アルバム
- 『ROOKEY』
- 『FOREPLAY』
- 『Natural Vibes』
- 『SPIT&YELL』
- 『ALTERNA』
- 『K.O.』
- 『EXPERIENCE』
- 『THUNDERBOLT~帰ってきたサンダーボルト~』
- 『ALL TIME BEST mixed by MIGHTY CROWN』
- ベストアルバム
- 『FUCK'N BEST』
- 『FET BEST』
- DVD
- 『Fresh Blend』
- 『FUCK'N LIVE』
- 『LOST CLIPS』
- 『ALTERNA LIVE』
- 『T.K.O.』
- 『PIECE』
- 『PARTY HOUSE in OSAKA』
- 『RIZE TOUR 2017 RIZE IS BACK 平成二十九年十二月二十日 日本武道館』
- 配信限定シングル
- 『KAMI』
- 『heiwa』
- 『PARTY HOUSE』
- 『ONE SHOT』
- 『お客様本位』
- 配信限定アルバム
- 『LOVEHATE』
- RIZEの代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- 「カミナリ」
- 「Why I'm Me」
- 「heiwa」
- 「帰ってきたサンダーボルト」
- RIZEの名言・発言
- JESSE「RIZEやめても友達です。」
- 金子ノブアキ「自分の最大の師は父」
- KenKen「成功ってのは多分底なしにある。」
- RIZEの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 姿を見たら幸せになれるとの都市伝説があったKenKen
- ゲームが好きすぎるあまり連載を持っていた金子とKenKen
- フェスで気さくに客席を歩き回るJESSE
- 世界へ向けて発信された「heiwa」