血と灰の女王(血灰)のネタバレ解説・考察まとめ

『血と灰の女王』とは、『裏少年サンデー』で連載されるバトルホラー漫画。作者はバコハジメ。ヴァンパイアの王を目指す美少女のドミノ・サザーランドが、富士山の噴火により降った灰を浴びた佐神善や、善の親友の兄である狩野京児らとともに戦い成長していく姿を描く。初めは自分が化物であるという事実やヴァンパイア同士の殺し合いを受け入れることが出来なかった善だが、ドミノの覚悟と優しさに触れたことで「僕に守れる命があるから守りたい」と戦いに身を置くことを決意する。

下僕3号。ドミノから「未熟な分、伸び代がデカい」と評されている。善の小学校時の同級生。ヴァンパイア姿が犬のぬいぐるみのような風貌であるため馬鹿にされることが多い。鼻が利くため索敵担当。能力は加速。自分だけでなく周囲のヴァンパイアを巻き込み高速移動することができる。D・ナイトは未完成だが、一撃で真祖である日ノ元に異常をもたらすほど強力で、まさに未完の大器的存在。

日ノ元明(ひのもとあきら)

下僕4号。ドミノから「いつだって誰よりも努力する」と評されている。燦然党党首で真祖の一人である日ノ元士郎の娘。純真な性格。母を日ノ元に殺されたことや燦然党の非道を許すことができず、チームドミノに加入。幼少より武道を修めてきた。ヴァンパイア化すると中世騎士のような姿となる。能力は変型。槍や盾を作り出すことができる他、纏っている装甲を外すことでスピードを上げることが可能。D・ナイトは大ダメージを与えることができる矢を放つ桜花一閃(おうかいっせん)。

燦然党

日ノ元士郎(ひのもとしろう)

燦然党党首でドミノとユーベンと同じく真祖の一人。日ノ元明の実父。江戸幕府の創設期から続く国家工作員一家の24代目当主。肉体、知能、人心を掴む力に長け、天才の名を欲しいままにしてきた。日の光を浴びることなく国家の骨となってきた背景から、陰なき世界を作るためにヴァンパイアの王を目指す。ヴァンパイア化すると炎を纏った筋骨隆々の姿となる。能力は超光。

葛(かずら)

日ノ元の側近。旧友である日ノ元家22代目当主に命じられ、幼少期より士郎に仕える。自分の最高傑作である士郎を誇り、「家柄だけの愚かな女」から生まれた明に嫌悪感を示している。明は士郎が母を殺害したと認識していたが、実は葛が初のヴァンパイア化で理性を失い、明の母を殺害していた。ヴァンパイア化すると、蔦を纏ったような姿となる。能力は変型。D・ナイトは蔦が敵を飲み込む技。

日ノ元軍司(ひのもとぐんじ)

日ノ元士郎の実弟。真祖を除くと現代最強のヴァンパイア。「力こそ全て」と強敵を斬ることのみに全てを捧げる。戦闘時以外では常に腕組みをしており、士郎に意見できる稀有な存在。日ノ元家では風来坊として孤高を貫いているが、度々明を気にかけている描写がみられる。ヴァンパイア化すると、武将が甲冑を着たような姿となる。能力は反射。ヴァンパイア化した士郎の攻撃を弾くことができる程の精度。

堂島正(どうじまただし)

医師。善は幼少期に命を救われたため尊敬していたが、富士山の噴火で息子を亡くしたことにより豹変。自身をヒーロー、社会悪を病原菌と定義し、「どんな悪にも屈しない全能な存在」として剣を振るう。真祖の心臓を得るため燦然党に加入。ヴァンパイア化すると、戦隊ヒーローのような姿となる。能力は万物両断。D・ナイトは復活。

加納クレタ(かのうくれた)

アパレル企業を営む経営者。双子の妹のマルタと共に二人三脚で生活していたが、富士山の噴火によりマルタが死亡。ヴァンパイアの力を高めてマルタを生き返らせるために燦然党に加入。ヴァンパイア化すると人魚のような姿となる。D・ナイトは魚の大群の召喚。

ゴールデンパーム

ユーベン・ペンバートン

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