The Birthday(ザ・バースデイ)の徹底解説まとめ

The Birthday(ザ・バースデイ)は、2005年に結成されたロックバンド。結成翌年の2006年、シングル「Stupid」でデビュー。2022年にはアニメ映画『THE FIRST SLAM DUNK』のタイアップでも話題になった。ブルース・ロックやガレージにルーツを持つ、荒々しく本格的なロックンロールと、精力的なライブ活動で多くの音楽ファンの心を掴み、2023年にギターボーカルのチバユウスケが逝去した後も、日本のロックの象徴として君臨し続けている。

さよなら最終兵器

アルバム『VISION』『サンバースト』にそれぞれバージョン違いで収録された楽曲。詩的で繊細な世界観の歌詞と骨太なサウンドが不思議とマッチし、心を掴んで離さない魅力がある。

くそったれの世界

チバユウスケの唯一無二のボーカルスタイルと、前向きに愛を歌うストレートな歌詞が印象的な1曲。「とんでもない歌が 鳴り響く予感がする」という歌い出し通り、多くの音楽ファンの心を掴んだ「とんでもない歌」である。

青空

ヒライハルキの奏でるベースのうねりが心地よい1曲。The Birthdayというバンドの産み出した作品として、間違いなく最高傑作に名を連ねる美しい楽曲だ。

LOVE ROCKETS

2022年公開のアニメ映画『THE FIRST SLAM DUNK』のオープニングテーマに起用された楽曲。彼ららしい荒々しさとスタイリッシュさが同居したサウンドで、映画の始まりに華を添えていた。

The Birthday(ザ・バースデイ)の名言・発言

ヒライ「あなたの人生に関われた事、私の誇りです。」

チバユウスケの死後、ヒライハルキはInstagramを更新し、亡きチバへの想いを綴っている。病気を患っていたチバに対する配慮か「事務所は全面禁煙になりましたよ。周りはみな煙草を辞めていきました。俺も真っ先に辞めようと、初めてそう思いました。」「戻って来るまでにはキッパリ辞めて、全員禁煙成功で迎えようと思っていました。」と、メンバー全員で禁煙へ取り組んでいたことを明かした。
そしてその投稿は「あなたの人生に関われた事、私の誇りです。また出逢えますかね?」という一文で締めくくられており、チバへの愛に多くのファンが涙した。

The Birthday(ザ・バースデイ)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

休肝日は「3本だけ」ビールを飲んでいたチバユウスケ

いつでもどこでも、寝ても覚めてもビールのチバユウスケ

大のビール好きで有名なチバユウスケは、缶ビールを1日1ダース飲んでいた時期があった。晩年特に愛飲していたのはバドワイザーで、理由は「バドワイザーならスタジオで飲んでいても怒られない気がするから」だという。さらに、新型コロナウィルスの風評被害でコロナビールが売れていないと知った時には、その店にあった全てのコロナビールを飲み干したという伝説も持っている。
そんなチバの無類のビール好きを象徴する逸話として、「休肝日はあるの?」と聞かれた際に「やばいな、っていうときは3本だけ、みたいな…」と答えており、さらに「ギターよりも酒が無い方が落ち着かない」と話していたことが明かされている。
飲酒がらみのチバのエピソードには様々なものがあり、インタビューの最中に酔っ払って寝てしまい、スタッフに起こされて開口一番「おかわり」と言い放った、国立競技場でサッカー観戦中、上段の客席から最下段まで転げ落ち、周りの観客が驚く中で立ち上がってビールを買いに行っていた、などの逸話が語られている。
彼のクールな風貌に反したおもしろエピソードは枚挙にいとまがない。音楽性だけではなく、そのおちゃめな人柄からも「愛すべき存在」であったことが、多くの音楽関係者の口から語られている。

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