伊達航（名探偵コナン）の徹底解説・考察まとめ

伊達航の概要

伊達航（だてわたる）とは、元警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。元警察官の父親を持ち子供の頃、父親とコンビニ強盗に遭遇した際、父が見逃してくれないかと土下座したが、警察だと知った強盗犯に木刀で殴られる姿を見てしまう。それがきっかけで「誰よりも強くなければ正義は遂行できない」という意思を持つようになり、警察官を志す。しかし、父親は強盗の仲間が近くに大勢いることを知っていた為、周りを巻き込まない為に強盗に土下座をしたのであった。このことを知り父親の事を尊敬し、父親と同じく口に爪楊枝をくわえるようになった。
警察学校では、同期の中で成績は2番であり、トップには警察庁警備局警備企画課・降谷零（ふるやれい）がいた。教場の鬼塚八蔵 （おにづか はちぞう）教官には、リーダーシップがあると言われていた。
居眠り運転手によって轢かれ殉職した。

伊達航のプロフィール・人物像

年齢：享年28歳
殉職：2月7日
身長：2m前後
所属：警視庁捜査一課強行犯三係
声優：藤原啓治（第682話、第683話）→東地宏樹（100の内緒話、警察学校編、ハロウィンの花嫁）

伊達航とは、『名探偵コナン』シリーズの登場人物で警視庁捜査一課強行犯三係の刑事である。階級は不明。
老け顔ではあるが、佐藤刑事のひとつ上。面倒見がいいことから巡査部長・高木渉（たかぎわたる）刑事の教育係をしていた。下の名前が「わたる」と同じことから「ワタル・ブラザーズ」と勝手に命名していた。面倒見がよく気さくな性格で、周りからは「殺しても死なない」と言われるほどのタフガイであり、身体能力が非常に高い。警察学校時代は同期の降谷、松田陣平（まつだじんぺい）、諸伏景光（もろふしひろみつ）と萩原研二（はぎわらけんじ）の5人で常に一緒にいた。リーダーシップがあり、成績優秀でいつも問題児のみんなのまとめ役であった。みんなからは鬼塚教場の班長の為「班長」と呼ばれている。普段は筋肉バカだが、いざ事件になると頭の回転がとても早く、的確に指令を出すメリハリさも持ち合わせている。降谷が他の人に外国人やハーフなどと言われていた時「人を見た目で決めつけるな！」という内面の優しさがある。

伊達刑事は幼い頃父親のことが嫌いであった。理由は、父親とコンビニに行った際、強盗に出くわしたが警察官の父親がいたので、なんとかしてくれると思っていた。しかし、強盗に向かって土下座で懇願していた姿を見たことで、嫌うようになってしまった。その事件の解決後に、現場に居合わせていた萩原から、コンビニの周囲には強盗の仲間が沢山いたことで、周りに危害を加えないために土下座をしていた事を聞いた。それから父親とも和解し、伊達刑事は父親を尊敬するようになり、同じように爪楊枝をくわえている。両親は東京在住。
居眠り運転をしていた車にはねられ殉職。

伊達航の来歴・活躍

伊達刑事と父との関係

原作アニメ『名探偵コナン 警察学校編 Wild Police Story』で伊達の過去が明かされている。
伊達刑事の父親は交番の巡査部長で、細いく弱い見た目ではあったが、伊達刑事は父親のことを尊敬していた。
幼い伊達は、父親とコンビニへ棒付きキャンディを買いに行く際、強盗が店内に飛び込んできた。伊達は相手が1人しかいなかった為、警察官の父親がいるので逮捕してくれると期待していたが、父親は「私の財布でよかったら持ってっていいから…なんとかそれで勘弁してくれ！」と土下座をして犯人に懇願した。そんな父親を見て、情けない父親と感じた伊達は強盗に父親は警察官だと伝えると、さらに強盗は怒ってしまい父親は木刀で殴られ続けた。このことで、父親は1年間入院することになり、怪我のせいで警察官を辞めざるを得なかった。この事件は、縄張り争いに負けた暴力団が逃走資金を得るために起こした事件で、違う店でも犯行を起こしていた。伊達刑事は「あの日父親が強くてあの男を捕まえていたら、被害者を誰1人出すことなく、正義は遂行されたという訳だ！」と父への怒りをあらわにした。同期4人とある男を探しに行っている際、萩原が思い出したように伊達刑事の父親のその日の真相を話し出した。その日は幼い萩原も店の近くにおり、伊達刑事の父親が殴られる様子を見ていた。近くに強盗の仲間が沢山潜んでいたため父親は、強盗と争わず話し合いでことをおさめようとしていたことを伊達刑事に伝えた。真実を知った伊達刑事は、改めて父親を尊敬するようになり、以前父親は細く弱い見た目の自分を強く見せる為に、爪楊枝を咥えると少し強く見えると言って咥えていたことから、伊達刑事自身も父を真似し爪楊枝を咥えるようになった。

婚約者のナタリー・来間との関係

伊達は、警察学校時代から北海道出身のアメリカ人ハーフのナタリー・来間（くるま）という女性と付き合っていた。伊達刑事が亡くなった翌日は、両親に恋人のナタリーを連れて結婚の挨拶に行く予定だった。死の間際に、伊達は高木刑事に婚約指輪を託し、ナタリーに渡して欲しいと伝える。しかしそれも叶わず、伊達の殉職を知ったナタリーは、彼が搬送された病院を訪れた後、ナタリーも後追いをして死亡してしまった。
ナタリーの遺体を引き取りに来た両親は北海道から来る途中で交通事故に遭ってしまい、他界する。その後、同じ英会話の講師をしていた笛本隆策（ふえもとりゅうさく）によって、遺体と遺品は引き取られた。笛本は、伊達航と高木渉が下の名前が同じ為、ナタリーを捨て自殺に追いやったのは高木刑事と勘違いし、原作アニメで高木刑事を拉致している。

伊達航の関連人物・キャラクター

降谷零（ふるやれい）

CV：古谷徹（ふるやとおる）
降谷零は警察庁警備局警備企画課に所属するハーフの29歳の警部 。トリプルフェイスを持ち、重要人物などの暗殺を行なっている黒の組織で探り屋として潜入している時はコードネーム「バーボン」、探偵・毛利小五郎（もうりこごろう）に近づく際は「安室透（あむろとおる）」として偽り「喫茶アポロ」で私立探偵をしながら働いている。警察学校時代は成績トップで、頭脳明晰で周りからも一目置かれる存在。警察学校を首席で卒業している。日本警察であり探偵であり、黒の組織のメンバーである降谷は、度々コナンたちと対決したり、時に一緒に事件を解決したりする。コナンにとって敵なのか味方なのかという曖昧な立ち位置にいる。身長は185cm前後と高く、イケメン且つイケメンボイスという事でファンからは絶大な支持を得ており、原作アニメや劇場版に度々登場している。愛車は白のマツダRX-7（FD3S）で、ナンバーは「新宿330 と7310」で、担当声優・古谷徹の誕生日。

安室透／降谷零（名探偵コナン）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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安室透（あむろ とおる）／降谷零（ふるや れい）とは、『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌の漫画作品『名探偵コナン』に登場する人物で、「眠りの小五郎」こと私立探偵の毛利小五郎の弟子。
小五郎の傍について探偵のいろはを学ぶため、探偵事務所の階下の喫茶ポアロでアルバイトをしている。自分自身も探偵として様々な依頼を受けているため、突然ポアロのアルバイトを休むこともしばしば」。しかしそれは表の顔で、正体は公安警察から組織に潜入している捜査官降谷零である。愛車は白のMazda RX-7。

松田陣平（まつだじんぺい）

CV：神奈延年（かんなのぶとし）
元警視庁刑事部捜査一課強行犯三係の刑事。享年26歳。命日は原作では11月7日、アニメでは1月6日。
原作アニメでは3年前に警視庁捜査一課に配属され、同じ課の佐藤警部補と両思いだった。見た目が高木刑事と似ており、松田刑事の死後、高木刑事が松田刑事の変装をし犯行現場に行くこともあった。強行犯三係に配属される前は警備部機動隊の爆発物処理班に所属していた。手先が器用でメールを打つのがとても早かった。特殊犯係に所属していた同期の萩原を爆破事件で亡くし、特殊犯係に異動を希望したが頭を冷やすようにと、強行犯三係に配属された。協調性がなく、喧嘩っ早い為、警察学校時代は意見が食い違うとすぐに喧嘩をしていた。佐藤警部補からも、聞き込みの態度が悪いことを注意されていた。父親は元プロボクサーの松田丈太郎（まつだじょうたろう）。父親が誤認逮捕されてから、警察を恨み警視総監を殴るために警察官を目指した。観覧車に仕掛けられた爆弾を処理していたが、間に合わず爆発し殉職する。

松田陣平（名探偵コナン）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

松田陣平（まつだ じんぺい）とは、『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌原作の漫画・テレビアニメ作品『名探偵コナン』に登場する人物で、かつて警視庁警部機動隊爆発物処理班に所属していた警察官。3年前に起きた爆発事件で殉職してしまった。原作では一度きりの登場。しかもすでに故人であったため、近しかった人物たちの回想のみという形での登場であった。それでも、ファンからは根強い人気がある。手先が器用で、メールを打つのが早かった。ヘビースモーカー。

諸伏景光（もろふしひろみつ）

CV：緑川光（みどりかわひかる）
警視庁公安部に所属。享年25歳。命日は12月7日。降谷と同じく黒の組織に潜入しており、コードネームは「スコッチ」。35歳の兄・諸伏高明（もろふしたかあき）がいる。4年前のある日、黒の組織に「スコッチ」が潜入してきた諸伏とバレてしまう。この時、FBI捜査官・赤井秀一（あかいしゅういち）が「ライ」というコードネームで潜入しており、バーボン、スコッチとライの3人で黒の組織内で行動をしていた。降谷と諸伏は赤井秀一が潜入捜査官だったことを知らなかった。黒の組織に正体がバレてしまった諸伏は、赤井秀一から拳銃を奪い自害しようとする。赤井秀一が自分はFBI捜査官で、黒の組織に潜入していると伝え、諸伏を逃がそうとしたが、下の階から足音がしたので諸伏は咄嗟に胸ポケットに入っていた携帯電話ごと撃ち、殉職する。しかし、その足音の正体は降谷だった。それ以来、降谷は赤井秀一が自害以外何か方法はなかったのか、拳銃を渡し自害を進めたかのように見えるなどと、赤井秀一を恨んでいる。