惑星のさみだれ(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『惑星のさみだれ』とは、地球の未来を懸けた超常の戦いに巻き込まれた青年の葛藤と成長を描いた、水上悟志による漫画作品。水上にとっては2本目の長期連載作品であり、そのクオリティの高さから漫画家としての彼の評価を確固たるものとした出世作となった。
大学生の雨宮夕日は、ある日言葉をしゃべるトカゲから「世界を救う騎士」に選ばれたと告げられる。一笑に付す夕日だが、彼が守るべき姫と同じく騎士に選ばれた人々、そして倒すべき敵の存在を知って信じざるを得なくなる。戸惑い、困惑し、夕日は戦いの中で成長していく。

CV:森功至

亀の従者。精神年齢が高く、常にのんびりどっしりと物事を捉える、いかにも亀らしい性格の持ち主。そのため瞬間的な判断が求められる戦闘では基本的に役に立たない。

ランス=リュミエール

CV:山本和臣

ネズミの従者。小心者なわりに口はよく回り、安全な位置をキープして威勢のいい言葉を吐くことが多い。キルとはよく口論しているが、ケンカ友達のような間柄である。

キル=ゾンネ

CV:青木瑠璃子

カマキリの従者。後に“幻獣化”という現象を知った夕日を、「カマキリは何にどうやって変化するんだ」と一際困惑させた。

ロキ=ヘリオス

CV:村治学

フクロウの従者。未来から過去に向かって繰り返される魔法使いとの戦いの中で、「アニムスには勝てない」と考えるようになり、茜だけは生き永らえさせようと彼に仲間を裏切るよう唆す。

ザン=アマル

CV:住谷哲栄

カジキマグロの従者。他者に敬意をもって接する礼儀正しい性格。その見た目の迫力は相当なもので、500年を生きた秋谷をして腰を抜かしかけていた。

その他

アニムス

CV:橘龍丸

ビスケットハンマーによる地球の破壊を目論む魔法使い。指輪の騎士たちの宿敵だが、圧倒的な力を持つがゆえの自信からか、彼自身は積極的に夕日たちに攻撃してこない。
その正体は遥かな未来で生まれた“神のごとき力を持つ人間”であり、宇宙の全てを過去に向かって壊し続けていくことで、宇宙を創生した超越者と同等の存在となること。知的好奇心旺盛な風巻に目を付け、彼を仲間に誘う。

朝比奈氷雨(あさひな ひさめ)

CV:田所あずさ

さみだれの姉で、夕日の通う大学の大学の助教授。飛び級で大学を卒業し、27歳の若さにして今の地位を得た才媛。
猛烈なシスコンであり、夕日がさみだれと初めて出会って話をしていた時には、スクーターで突撃して彼を突き飛ばすという暴挙に出ている。その後も夕日がさみだれと会うたびに刺々しい対応を見せる一方、自身は半月に一目惚れされて熱心なアプローチを受け、次第に彼と親しくなっていく。

東雲時雨(あさひな しぐれ)

CV:西凜太朗

さみだれと氷雨の父親。娘想いではあるが自由奔放な性格で、職業は小説家。ちなみに夕日は彼のファンである。
研究のため渡仏することになった妻の分まで、病弱だった頃のさみだれを必死に支えていた。しかしそのさみだれが姫として覚醒したことをきっかけに快復すると生来の気質を抑えられず、家のことを氷雨に任せてあちこちに遊びに出掛けるようになる。このため氷雨からは「無責任過ぎる」と怒りと呆れが混じった感情を向けられている。
久し振りに戻った自宅で、さみだれと氷雨にそれぞれ付きまとう夕日と半月を発見し、「コイツらは娘とどういう関係なのか」と警戒するようになる。

夕日の祖父

YAMAKUZIRA
YAMAKUZIRA
@YAMAKUZIRA

Related Articles関連記事

Half time Old(ハーフ・タイム・オールド)の徹底解説まとめ

Half time Old(ハーフ・タイム・オールド)の徹底解説まとめ

Half time Old(ハーフ・タイム・オールド)とは、2020年のau三太郎シリーズのCMに起用された代表曲「みんな自由だ」で知られる愛知県名古屋出身の4ピースロックバンド。メンバーは鬼頭大晴(Vo/Gt)、小鹿雄一朗(Gt/Cho)、内田匡俊(Ba/Cho)、阪西暢(Dr)の4人。所属レーベルはUNIVERSAL MUSIC。ボーカル鬼頭の個性的な歌声と実体験に基づいたありのままを歌った歌詞が特徴で20代を中心に多くの人気を集める。

Read Article

プラネット・ウィズ(アニメ・漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

プラネット・ウィズ(アニメ・漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『プラネット・ウィズ』とは、「J.C.STAFF」製作のオリジナルアニメーション作品。2018年に放送。本作は漫画家「水上悟志」が書き下ろしたネームを元に製作されている。漫画版は水上悟志自らが描いている。主人公「黒井宗矢」は記憶喪失の状態で「先生」「黒井銀子」の二人と暮らしていた。ある日、街に「ネビュラウェポン」と呼ばれる謎の飛行物体が現れ、それをヒーロー7人が倒す。しかし宗矢は銀子にヒーロー達を倒すように言われるのであった。

Read Article

戦国妖狐(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

戦国妖狐(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『戦国妖狐』とは2008年から2016年にかけて『月刊コミックブレイド』にて連載されていた水上悟志による戦国ファンタジー漫画作品、および漫画を原作とするアニメ作品である。闇(かたわら)と呼ばれる妖怪がはびこる戦国時代、人間嫌いの迅火と人間を愛する妖狐のたまが世直し兄弟として戦う姿を描く。人間と闇の複雑な間係を二部構成で描いた大作長編であり、壮大な世界観や綿密な伏線が魅力的な作品である。

Read Article

目次 - Contents