はいからさんが通る(漫画・アニメ・ドラマ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『はいからさんが通る』とは、大和和紀による少女漫画作品、およびそれを原作としたテレビドラマ、アニメ、実写映画、舞台などのメディアミックス作品。大正時代を舞台とし、大正デモクラシーやシベリア出兵、関東大震災という激動の時代に翻弄されながら互いを想う一組の男女と、彼らを取り巻く周囲の人々の姿を描くラブコメディ。大正時代に流行した民間風俗や、連載当時に人気を博したサブカルチャーを織り交ぜ、恋愛漫画でありながら鋭いギャグや大胆なパロディを含む作風が人気を呼んだ。

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愛相 良雄(あいそ よしお)

CV:中村秀利(テレビアニメ版)/遠近孝一(劇場アニメ版)

冗談社の社員。

帝国軍関係者

鬼島 森吾(おにじま しんご)

劇場アニメ版の鬼島

CV:安原義人(テレビアニメ版)/中井和哉(劇場アニメ版)
テレビドラマ『宝塚テレビロマン・はいからさんが通る』版演者:日向薫
実写映画版演者:本田博太郎

小倉へ転属した忍の部下。階級は軍曹。隻眼で左頬には傷がある。当初はエリートである忍に反感を抱いていたが、彼のさっぱりした性格と男らしい一面を見たことで尊敬するようになる。シベリアでの作戦遂行中、敵兵に襲われた鬼島を庇った忍が重傷を負って行方不明となり、鬼島自身も帰還することができずに死亡したものと思われていた。実際は脱走兵となり、満州で馬賊として生きていたところ、行き倒れているエリナを見つけて看取っている。後にエリナの訃報を知らせるためにミハイロフを尋ね、彼の正体をいち早く知るものの、口止めされて黙っていた。
憔悴している紅緒を見て苦しむが、同じく彼女を案じる環と出会い、彼女に惹かれるようになる。

印念(いんねん)

テレビアニメ版の印念

CV:肝付兼太(テレビアニメ版)/をはり万造(劇場アニメ版)
実写映画版演者:木村元

陸軍の中佐で、忍や紅緒の父の上官にあたる。非常に尊大かつ陰険で、酒場で遭遇した紅緒と大喧嘩に発展。完全なる私怨で彼女の夫である忍を小倉へ転属させた。後に大佐に昇進しているが、満州で紅緒や鬼島の襲撃を受け、その恐怖で廃人となった。

大河内(おおこうち)

テレビアニメ版の大河内

CV:峰恵研(テレビアニメ版)/中博史(劇場アニメ版)
実写映画版演者:鈴木瑞穂

陸軍の中将(実写映画版では大佐)。忍や紅緒の父の上官にあたる。第一師団長。温厚で懐が深い人間性をしている。紅緒とのトラブルで印念が忍を左遷した際に紅緒に懇願されているが、命令を覆すことができなかった。しかし後に無実の罪で投獄された紅緒を救おうと、口添えして協力している。

その他の登場人物

北小路 環(きたこうじ たまき)

劇場アニメ版の環

CV:吉田理保子(テレビアニメ版)/瀬戸麻沙美(劇場アニメ版)
テレビドラマ『宝塚テレビロマン・はいからさんが通る』版演者:美雪花代
1985年フジテレビドラマ版演者:城戸真亜子
テレビドラマ『モーニング娘。新春! LOVEストーリーズ』版演者:吉澤ひとみ
実写映画版演者:篠山葉子

紅緒と同じ女学校に通っている親友。優等生だが女性解放運動などに関心があり、問題児として扱われている紅緒とも意気投合した。忍の幼馴染で彼に想いを寄せていたが、紅緒が婚約者だったと知って身を引いている。女学校を卒業した後は新聞の婦人記者として活躍し、出版社に勤める紅緒と公私ともに仲良く付き合いを続けている。
忍の死後、憔悴した紅緒を見守り続けているが、後に同じように彼女を見守る鬼島と出会い、互いに反発しながらも惹かれあうようになっていく。

花乃屋 吉次(はなのや きちじ)

劇場アニメ版の吉次

CV:増山江威子(テレビアニメ版)/伊藤静(劇場アニメ版)
実写映画版演者:松原千秋

柳橋の芸者。ヤクザも一括して追い払うほどの気丈な美人。元は忍の戦友の妻で、夫の戦死で憔悴して自殺を図ったところを忍に救われている。その後は彼に想いを寄せていたが、紅緒と婚約したことを知ってからは彼女のよき理解者となってくれる。
紅緒に「冗談社」の仕事を紹介してくれた人物。

羅鈍のお定(らどんのおさだ)

紅緒が無実の罪で投獄された際に出会った女囚。生意気な態度をとる新入りの紅緒を締めようとするが返り討ちにされている。出所後に花村家に押し売りをしにきた際に紅緒と再会し、彼女に嫌がらせをしようとそのまま居座った。紅緒の父に一目惚れするが軽くあしらわれている。吃音でうまく話すことができず、顔につぎはぎのような傷跡がある。

冬星の父

CV:伊藤静(劇場アニメ版)

冬星の父。成り上がりの銀行家。華族として生まれ育った妻を金で買ったという負い目があるため、彼女の振る舞いを黙認している。

TAMTAM
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@tamtam

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