『はいからさんが通る』とは、大和和紀による少女漫画作品、およびそれを原作としたテレビドラマ、アニメ、実写映画、舞台などのメディアミックス作品。大正時代を舞台とし、大正デモクラシーやシベリア出兵、関東大震災という激動の時代に翻弄されながら互いを想う一組の男女と、彼らを取り巻く周囲の人々の姿を描くラブコメディ。大正時代に流行した民間風俗や、連載当時に人気を博したサブカルチャーを織り交ぜ、恋愛漫画でありながら鋭いギャグや大胆なパロディを含む作風が人気を呼んだ。
花村家の関係者
花村少佐(はなむらしょうさ)/花村 正悟(はなむら せいご)(『モーニング娘。新春! LOVEストーリーズ』版)
劇場アニメ版の花村少佐
CV:永井一郎(テレビアニメ版)/石塚運昇(劇場アニメ版前編)/銀河万丈(劇場アニメ版後編)
テレビドラマ『モーニング娘。新春! LOVEストーリーズ』版演者:伊武雅刀
実写映画版演者:河原崎長一郎
紅緒の父。陸軍に所属しており、忍の上官にあたる人物。妻に先立たれてからは男手一つで紅緒を育ててきたは、娘のあまりのお転婆ぶりには常に悩まされている。教育方針や接し方は大正男性らしく男尊女卑の傾向はあるものの、娘のことは常に見守り、応援している良き父。酒乱。下の名前については不明だったが、2002年に放送された『モーニング娘。新春! LOVEストーリーズ』版では「正悟」とされている。
ばあや/あごなしばあや(テレビアニメ版/実写映画版)
CV:鈴木れい子(テレビアニメ版/劇場アニメ版)
実写映画版演者:千石規子
花村家の家事を担う、使用人の老女。常に丸髷の髪型に、星印の目が特徴。肥満体で、テレビアニメ版と実写映画版では「あごなしばあや」とされている。
伊集院家の関係者
伊集院伯爵(いじゅういんはくしゃく)/伊集院 博文(いじゅういんひろふみ)(『モーニング娘。新春! LOVEストーリーズ』版)
CV:宮内浩平(テレビアニメ版)/麦人(劇場アニメ版)
テレビドラマ『モーニング娘。新春! LOVEストーリーズ』版演者:御木本伸介
実写映画版演者:丹波哲郎
忍の祖父。禿げ頭にヒゲが特徴的な、頑固な老人。女中からは「お殿さま」、伯爵夫人からは「ご前」(ごぜん)と呼ばれている。元は薩摩藩士で、倒幕のために尽力していた。幕府方士族(旗本)の娘である紅緒に当初は嫌悪感を隠さずにいたが、彼女の嘘がない性格を徐々に気に入るようになり、忍がラリサと結婚していたことが明らかになった際は腹を切って詫びようとした。下の名前は不明だったが、2002年に放送された『モーニング娘。新春! LOVEストーリーズ』版では「博文」とされている。
伊集院伯爵夫人(いじゅういんはくしゃくふじん)/伊集院 蔦子(いじゅういん つたこ)(『モーニング娘。新春! LOVEストーリーズ』版)
CV:峰あつ子(テレビアニメ版)/谷育子(劇場アニメ版)
テレビドラマ『モーニング娘。新春! LOVEストーリーズ』版演者:吉行和子
忍の祖母。おっとりとした女性。公家の出身で、過去に旗本である紅緒の祖父と恋愛関係にあった。息子同然に育ててきた忍を溺愛しており、その結婚相手である紅緒のことも可愛がっている。
如月(きさらぎ)/如月 ふみ(きさらぎ ふみ)(『モーニング娘。新春! LOVEストーリーズ』版)
CV:山田礼子(テレビアニメ版)/一条みゆ希(劇場アニメ版)
テレビドラマ『モーニング娘。新春! LOVEストーリーズ』版演者:根岸李依
実写映画版演者:野際陽子
伊集院家の奥女中。花嫁修業に来た紅緒のガサツさに呆れ、厳しい花嫁修業を課そうとしたが、後に一番の理解者となる。忍の戦死後、他の使用人が暇を出される中で最後まで残って紅緒を支え、彼女が忍とラリサのために伊集院家を離れる時は涙した。『モーニング娘。新春! LOVEストーリーズ』版では下の名前が「ふみ」とされている。
藤枝 蘭丸(ふじえだ らんまる)/蘭子(らんこ)
劇場アニメ版の蘭丸
CV:杉山佳寿子(テレビアニメ版)/梶裕貴(劇場アニメ版)
テレビドラマ『宝塚テレビロマン・はいからさんが通る』版演者:瀬川佳英
紅緒より1歳年下の幼馴染。中性的なルックスを活かし、歌舞伎の女形役者として人気を博している。幼いころから紅緒に片思いしている。伊集院家に花嫁修業に行った彼女を追い、「蘭子」の偽名で使用人として伊集院家に入る。忍の戦死後は紅緒から実家に戻るように諭され、涙を飲んで歌舞伎役者に戻っていった。その後、出版社に就職して取材で歌舞伎座を訪れた紅緒と再会している。
牛五郎(うしごろう)
劇場アニメ版の牛五郎
CV:増岡弘(テレビアニメ版)/三宅健太(劇場アニメ版)
実写映画版演者:柳沢慎吾
人力車引き。紅緒にケンカで敗北してから、彼女を「親分」と慕っている。伊集院家にも押しかけで出入りするようになり、そのまま仕えている。腕にある刺青の柄から「金魚の牛五郎」と呼ばれている。
天丸(てんまる)/地丸(ちまる)
忍の愛犬。無垢の犬が天丸、黒と白の犬が地丸。あまり人間に気を許さないが、紅緒には懐いている。初対面のサーシャ・ミハイロフに懐いたことが、忍とミハイロフが同一人物であるという疑惑を深めるきっかけとなった。
狸小路伯爵家の関係者
目次 - Contents
- 『はいからさんが通る』の概要
- 『はいからさんが通る』のあらすじ・ストーリー
- 婚約と婚約者の死
- 亡き婚約者に似た男
- 冬星の告白とミハイロフの真実
- 逮捕された紅緒
- 結ばれた紅緒と忍
- 『はいからさんが通る』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 花村 紅緒(はなむら べにお)
- 伊集院 忍(いじゅういん しのぶ)
- 青江 冬星(あおえ とうせい)
- 花村家の関係者
- 花村少佐(はなむらしょうさ)/花村 正悟(はなむら せいご)(『モーニング娘。新春! LOVEストーリーズ』版)
- ばあや/あごなしばあや(テレビアニメ版/実写映画版)
- 伊集院家の関係者
- 伊集院伯爵(いじゅういんはくしゃく)/伊集院 博文(いじゅういんひろふみ)(『モーニング娘。新春! LOVEストーリーズ』版)
- 伊集院伯爵夫人(いじゅういんはくしゃくふじん)/伊集院 蔦子(いじゅういん つたこ)(『モーニング娘。新春! LOVEストーリーズ』版)
- 如月(きさらぎ)/如月 ふみ(きさらぎ ふみ)(『モーニング娘。新春! LOVEストーリーズ』版)
- 藤枝 蘭丸(ふじえだ らんまる)/蘭子(らんこ)
- 牛五郎(うしごろう)
- 天丸(てんまる)/地丸(ちまる)
- 狸小路伯爵家の関係者
- サーシャ・ミハイロフ
- ラリサ
- エリナ・ミハイロブナ(先代ミハイロフ夫人)
- 狸小路(たぬきこうじ)
- 冗談社の関係者
- 袋小路 つめ子(ふくろこうじ つめこ)
- 古美 売太(こび うりた)
- 高屋敷 要(たかやしき かなめ)
- 江戸川端 散歩(えどかわばた さんぽ)
- 辺面 岩男 (へつら いわお)
- 愛相 良雄(あいそ よしお)
- 帝国軍関係者
- 鬼島 森吾(おにじま しんご)
- 印念(いんねん)
- 大河内(おおこうち)
- その他の登場人物
- 北小路 環(きたこうじ たまき)
- 花乃屋 吉次(はなのや きちじ)
- 羅鈍のお定(らどんのおさだ)
- 冬星の父
- 冬星の母
- 『はいからさんが通る』の用語
- はいからさん
- 冗談社(じょうだんしゃ)
- 花村家(はなむらけ)
- 伊集院家(いじゅういんけ)
- 狸小路家(たぬきこうじけ)
- 『はいからさんが通る』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 紅緒と忍の出会いのシーン
- 北小路 環「私達はひとりの人間として、女性として、ひとりの殿方を選ぶのです。平塚らいちょう先生もそう申されています。「元始、女性は実に太陽であった。真正の人であった。今、女性は月である。他に依って生き、他の光によって輝く…」私達は殿方に選ばれるのではなく、私達が殿方を選ぶのです。そのための勉強ならいくらでもいたします。」
- ラリサの最期
- 『はいからさんが通る』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 作中にちりばめられた「パロディ要素」の数々
- 有名人にも人気の「はいからさん」スタイル
- 『はいからさんが通る』の主題歌・挿入歌
- テレビアニメ版(1978年)
- OP(オープニング):関田昇介『はいからさんが通る』
- ED(エンディング):関田昇介『ごきげんいかが?紅緒です』
- 劇場版アニメ『はいからさんが通る 前編 〜紅緒、花の17歳〜』(2017年)
- 主題歌:早見沙織「夢の果てまで」
- 劇場版アニメ『劇場版 はいからさんが通る 後編 〜花の東京大ロマン〜』(2018年)
- 主題歌:早見沙織「新しい朝」
- 実写映画版『はいからさんが通る』(1987年)
- 主題歌:南野陽子「はいからさんが通る」
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