はいからさんが通る(漫画・アニメ・ドラマ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『はいからさんが通る』とは、大和和紀による少女漫画作品、およびそれを原作としたテレビドラマ、アニメ、実写映画、舞台などのメディアミックス作品。大正時代を舞台とし、大正デモクラシーやシベリア出兵、関東大震災という激動の時代に翻弄されながら互いを想う一組の男女と、彼らを取り巻く周囲の人々の姿を描くラブコメディ。大正時代に流行した民間風俗や、連載当時に人気を博したサブカルチャーを織り交ぜ、恋愛漫画でありながら鋭いギャグや大胆なパロディを含む作風が人気を呼んだ。

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サーシャ・ミハイロフ

劇場アニメ版のミハイロフ(画像右)

CV:森功至(テレビアニメ版)/宮野真守(劇場アニメ版)

ロシアの侯爵。忍の母であるエリナが再婚した先代ミハイロフ侯爵との間にもうけた、忍の異母弟。ロシア革命後に革命軍からの追跡を逃れ、妻のラリサと共に日本に亡命してきた。容貌は忍とうり二つで、取材で会った紅緒を激しく動揺させる。実は既に故人で、ミハイロフ侯爵として亡命してきたのは忍本人であることが物語終盤で明かされる。

ラリサ

劇場アニメ版のラリサ

CV:小山まみ(現・小山茉美)(テレビアニメ版)/坂本真綾(劇場アニメ版)
テレビドラマ『宝塚テレビロマン・はいからさんが通る』版演者:遥くらら

ミハイロフの妻。夫とともにロシア革命を逃れ、日本に亡命してきた。紅緒を快く思っていない節を見せるが、実は記憶喪失に陥っている忍をミハイロフに仕立て上げているという事情があった。結核を患っており、余命を宣告されている。

エリナ・ミハイロブナ(先代ミハイロフ夫人)

忍とミハイロフ侯爵の実母。忍の実父との結婚を許されず、忍を出産した後にミハイロフ侯爵と結婚し、ミハイロフをもうけている。ミハイロフ夫妻と共にロシア革命を逃れ、日本にいる忍を頼ろうとしていたものの、2人とはぐれて満州で山賊に襲われる。その後行き倒れていたところを鬼島に発見され看取られた。

狸小路(たぬきこうじ)

CV:水島鐵夫(テレビアニメ版)

ロシアから亡命したミハイロフ夫妻を受け入れた人物。信楽焼のたぬきそっくりの見た目をしており、紅緒にその見た目をからかわれている。取材を口実としてミハイロフに近づこうとする紅緒をよく思っておらず、妨害を続けている。

冗談社の関係者

袋小路 つめ子(ふくろこうじ つめこ)

CV:小牧未侑(劇場アニメ版)

冬星の見合い相手で、良家の令嬢。冬星に一目ぼれしたものの、彼が見合いを断る口実に紅緒を恋人として連れてきたことで、対抗意識を燃やして冗談社に入社した。
実は空手4段、合気道3段の腕前の持ち主で、泣くと壁が崩れ、歩くと地面が揺れることから、冬星からは「女どころか人間ばなれしている」と評されている。

古美 売太(こび うりた)

CV:龍田直樹(テレビアニメ版)/矢野奨吾(劇場アニメ版)

「冗談俱楽部」の編集部所属で、紅緒の先輩社員。丸眼鏡にカッターシャツ、サスペンダーが特徴。本編では編集部のモブの一人として扱われていたが、番外編『霧の朝のパリで』で名前が明らかとなった。

高屋敷 要(たかやしき かなめ)

テレビアニメ版の高屋敷

CV:中山秀利→田中崇(テレビアニメ版)

忍の友人。文士くずれで、「怪傑ライオン丸」の通称で呼ばれている。忍いわく「口は悪いが根はいいやつ」とのことだが、初対面の紅緒を見るなり忍をロリコン呼ばわりしている。忍の戦死を機に軍人を嫌うようになり、紅緒とも距離ができたため、冗談社の経営復興を目指す紅緒に原稿を依頼された際も冷たく断っている。環の説得もあって執筆を引き受け、要の人気のおかげで冗談社は持ち直したものの、自宅に思想犯が出入りしていたことで、担当編集の紅緒も仲間である疑惑をかけられた。

江戸川端 散歩(えどかわばた さんぽ)

テレビアニメ版の江戸川端

CV:永井一郎(テレビアニメ版)
紅緒が編集を担当する作家。見た目はドラキュラそのもので性格にも癖はあるが、ノリが良く気さくな人物。代表作は『廃人二十面相』:。

辺面 岩男 (へつら いわお)

CV:塩沢兼人(テレビアニメ版)/杉村憲司(劇場アニメ版)

冗談社の社員。

TAMTAM
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@tamtam

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