スウィンダラーズ（映画）のネタバレ解説・考察まとめ

パクが非合法に手を組んでいる詐欺グループの一人。ベテランの詐欺師で、詐欺グループの中ではリーダー格。巧みな演技でターゲットを騙すのが得意。詐欺師を騙すジソンを受け入れられず反発していたが、実際はパクを騙すための演技だった。友人のテジンがドゥチルによって騙され自殺したため、その復讐でジソンに協力していた。パクやジソンとともに捕まるが、ドゥチルへの復讐のためジソンが刑期を終えるのを待っていた。

キム課長（演：アン・セハ）

ハッキングを主に担当する、パクと協力関係にある詐欺グループのメンバー。ハッキングや盗聴などに長けている他、走行中の車を街中の防犯カメラを使って追うことができるなど、詐欺グループの情報戦の要である。普段は気が弱そうで静かにしているが、冷静に周りを見回している。ジソンのことを初めは信用していなかったが、ともに仕事をしていくうちに馴染むようになる。ジソンのことを心配し、チュンジャとともに途中で逃げるように忠告をする。

チュンジャ（演：ナナ）

パクと協力関係にある詐欺グループの一員で、美人局を得意とする女性。類まれな容姿で、数々の男たちを手玉に取る。お金に目がなく、大金を見ると目の色を変える。お酒にはめっぽう弱く、ターゲットといるときにお酒は飲まないようキム課長に忠告されている。お酒を飲むとベロベロになり、足取りや言葉もおぼつかなくなる。詐欺グループの一員とはいえ、暴力や人情には弱く、何を考えているのかがすぐ表情に出る。

ドゥチルとその周辺人物

チャン・ドゥチル（演：ホ・ソンテ）

韓国で「稀代の大詐欺師」と言われる詐欺師。ねずみ講などで多くの一般市民を騙し、2008年に国外逃亡した。自らを死んだと見せかけ警察に発表させる。父を殺した犯人を追ってやってきたジソンに、仇がパクだということを教える。2008年から眠らせていた金を現金化するため、3000億円分の有価証券を現金化しようとする。しかしそれはジソンがドゥチルに化けて行ったことで、パクを騙すために仕組んでいたことだった。実際のドゥチルは長い間どこかに潜んでおり、刑期を終えたジソンに再び狙われることとなる。

クァク・スンゴン（演：パク・ソンウン）

チャン・ドゥチルの右腕と言われる人物で、ガンソクを嵌めようとするジソンを見極めるためにドゥチルの元から派遣されてくる。チュンジャの美人局でタジタジにされていたが、ドゥチルの目撃情報がテレビで流れたことで立ち直る。その実態は、パクを騙すためにジソンと共謀する一般市民。2008年のドゥチルによる詐欺で妻が騙されて自殺をしたため、抗議デモに参加していたところをジソンと知り合う。パクやジソンとともに捕まるが、ドゥチルへの復讐のためジソンが刑期を終えるのを待っていた。

イ・ガンソク（演：チェ・ドンムン）

ドゥチルの部下で、キム課長に「節操がない」と言われるほど手当たり次第に詐欺を行っており、最終的にはジソン達が持ち掛けた違法不動産取引に喜んで飛びついた。ドゥチルの本来の贈賄リストを持っていると言われていたが、これはジソンがガンソクに金を渡して流させたウソだった。この嘘により、検事総長やパクが贈賄リストの奪取に動き出すことになる。

その他の人物

チェ記者（演：チョン・ミンソン）

検察に出入りする記者。ドゥチルが行方不明になってから、ずっとドゥチルに関する事件を追い続けている。パクには冷たくあしらわれているが、ジソンとは協力関係にある。ジソンが手に入れた贈賄リストの一部を公開したり、パクを捕らえる場面に一番に乗り込んでいく。

テドン（演：オ・テギョン）