伊藤万理華(乃木坂46)の名言・迷言・発言まとめ
伊藤万理華は日本のアイドルグループ「乃木坂46」の第1期メンバー。グラフィックデザイナーの父とファッションデザイナーの母を持つ。伊藤万理華自身も芸術系の才能に長けており、高校卒業後は芸術大学に進学。乃木坂46卒業直前には「伊藤万理華の脳内博覧会」という個展を開催している。2017年12月23日に卒業。卒業後は女優として活躍。本記事ではそんな伊藤万理華のテレビや雑誌のインタビュー等での発言を集めている。
「常に自分の理想形みたいなのはあるんです」
常に自分の理想形みたいなのはあるんです。それに向けて自分で行動していく…例えば制作していくとかそういうのは、6年間頑張ってこつこつやっていって、できるようになってきました。結果に出ることもあると、"ああ続けてよかったな"って思えるんです。
(2017年9月19日『SCHOOL OF LOCK!』)
TOKYO FMをキー・ステーションとして放送されているラジオ番組『SCHOOL OF LOCK!』出演時の発言。この日は桜井玲香と共に番組に参加。パーソナリティのとーやま校長こと遠山大輔(お笑いトリオ・グランジのボケ担当)から「『いつかはこうなりたい!』という理想があるのに、なかなかその一歩が踏み出せない。今夜はそんな生徒の話をキャプテンとまりっかと一緒に聞いていきたいと思う!」という問いに答えた内容。伊藤万理華の場合、他の発言でも見られるが、自身に対してかなりストイックであり、またきちんと自身を俯瞰した言動が多いことが伺える。上の「制作」は、伊藤初の個展『伊藤万理華の脳内博覧会』を指す。尚、この番組の放送日は伊藤が乃木坂46の公式ブログで年内の卒業を発表する約1ヵ月前であった。
「自分を客観的に見て『人からはこういうふうに見えてるんだ』って知った」
レッスン風景を録画した動画を見たとき、「1人だけ新体操っぽい子がいるな~」って思ったら、それが自分だったんです(笑)。手足の動きがやたらフニャフニャで「私ってこんなにダンス下手だったの!?」ってすごくショックでしたね。でも、初めて自分を客観的に見て「人からはこういうふうに見えてるんだ」って知ったので、そこからは改善するようになりました。ダンスは好きだったからこそ、「このグループの中でパフォーマンスを武器にしたい」って思っていました。
(2018年2月23日『スタディサプリ進路』)
伊藤が乃木坂46を卒業してから約2ヶ月後に掲載されたインタビューより。乃木坂46のオーディションに合格、期待と不安の入り混じる中、クラシックバレエを習っていた経験があったので、唯一ダンスに対しては自信があったという。ところがダンス・レッスンを受けた後、録画された自身のダンスをみて、あまりのひどさにショックを受けた。但しここからが伊藤の真骨頂、そこでめげるのではなく「このグループの中でパフォーマンスを武器にしたい」と決心するあたり、ガッツのある伊藤らしい。
「その撮影をしたとき『自分はこういう世界観が好きなんだ』って気づいたんです」
デビューシングルの特典映像で、初めて1人で出演した「ナイフ」っていう個人PVがあって、その撮影をしたとき「自分はこういう世界観が好きなんだ」って気づいたんです。色彩とか手作り感とか「そういえば私、こういうものが昔から好きだったなぁ」って。
(2018年2月23日『スタディサプリ進路』)
2012年2月22日にリリースされた乃木坂46のデビュー・シングル『ぐるぐるカーテン』のTYPE-Bに収録されていたのが伊藤万理華と映像監督柳沢翔による『ナイフ』という個人PVだった(上記映像参照)。アイドルの可愛らしさや清楚さを表現するのではなく、アーティスティックで見方によっては狂気をも孕んでいるような作品で、その後の伊藤の活動を知る者からすれば「いかにも伊藤万理華」という作品に仕上がっている。尚、映像で使用されている挿入歌はAPOGEEによるオリジナル。伊藤はこのPV撮影でAPOGEEの存在を知り、以降好きなアーティストとして椎名林檎らと共にAPOGEEの名前を挙げている。
「『まりっか』と自分自身を表現することに最初は戸惑いもありました」
例えばグループにいた時は、性格もネガティブな部分が大きかったり、ニッチなものが好きだったりしながらも、一方でアイドルは明るくなければいけないという気持ちがあって。「まりっか」と自分自身を表現することに最初は戸惑いもありました(笑)。でも、ご縁があって歌が生まれて、それを褒めてくださるファンの方がいて。自分の中の明るい部分も肯定できた時に、心がすごく軽くなりました。自分が好きな世界だけではなくて、周りが評価してくるものから逃げないで、どちらも自分の個性だと認めることができたんです。
(2020年12月18日『She is』)
2013年3月13日にリリースされた乃木坂46の5枚目のシングル『君の名は希望』のTYPE-Aに収録されていたのが伊藤万理華と映像監督山本真希による『まりっか’17』というPVだった(上記映像参照)。ちなみに上記映像の最初にクレジットされている「山本真純」はクレジットミス。振り付けは乃木坂46の『ハルジオンが咲く頃』や『サヨナラの意味』のMVの振り付けも担当した菅尾なぎさ。クレジットはされていないが作詞は山本真希、作曲は福島節によるものと言われている。尚、山本真希は後に福島節と結婚。福島真希として「まりかっと」、「はじまりか、」など伊藤の映像作品に関わっていくこととなる。ちなみにこの『まりっか’17』は元欅坂46の長濱ねるがオーディションで歌った曲でもある。
「やはり回転寿司ですかね」
元々、そんなに好き嫌いはありませんが、やはり回転寿司ですかね、私、お寿司が好きなんです。テイクアウトでも食べたい!だって、贅沢じゃないですか?一人で楽しむお寿司なんて。毎回は食べられないけど、それがスーパーのお寿司でもチェーン店のお寿司でも、お仕事を頑張って「あ、今日お寿司食べるんだ」って思いながら仕事するのが良いんじゃないかなって思ってます。それだけで、気持ち的にも華やかになりますよね。(好きなネタは?)エンガワです!…エンガワと炙りサーモン!基本的にそこでループですね(笑)。エンガワ、炙りサーモン、エンガワ、炙りサーモン…たまにイカ。
(2021年7月7日『モデルプレス』)
当インタビューが掲載された時期、伊藤はテレビ東京の『木ドラ24』枠において放送された『お耳に合いましたら。』で地上波のテレビドラマ初主演を務めていた。ドラマの内容は、とある漬物会社に勤める会社員の主人公・高村美園(伊藤)があるきっかけからポッドキャスト番組を始めることとなり、配信する番組のテーマとして、主人公が愛してやまない、「どこの街にもある、決して特別ではない、でも欲さずにはいられない」魅惑のチェーン店グルメ・通称“チェンメシ”を紹介する、といったもの。この内容に関連して、「伊藤さんが『仕事が終わって食べたいな』と思うものを教えてください」という質問に対する回答が上の発言。食の好みに対する発言が少ないので、結構貴重なインタビューとなっている。
ファッションについて
「レディースの意味を知らなくて、レディースファッションのレディースをイメージして」
私、ずっとドラマに出たかったから最初に内容を聞かずに「ドラマ出演が決まったよ」と言われたときはすごくうれしかったんです。でも後でレディース役って聞いて……レディースの意味を知らなくて、レディースファッションのレディースをイメージしてすごく女性的な役なのかなって(笑)。それで調べてみたら女性のヤンキーだとわかって、「えっ!? なんで私が?」ってビックリしました。レディースって怖いイメージがあったけど、実際に演じてみると強い女性だけどちゃんと普通の女の子の一面もあって、すごく楽しかったです。
(2013年4月30日『音楽ナタリー』)
上で挙げられているドラマとは、日本テレビで2013年4月7日から6月23日まで放送された『BAD BOYS J』のこと。伊藤万理華はNightsというチームの三上実由役を演じていた。伊藤が17歳の時であり、まだ「レディース」の意味も知らなかったことが可愛らしい。
「白いワンピースに海って、ちょっと王道な感じがしますよね」
海岸では衣装が白いワンピースだったんですけど、メンバーそれぞれデザインが違っていて。スタイリストさんが私たち1人ひとりをイメージして、個性が出たものにしてくれたんです。それで私はいつもどおり、みんなとはしゃいで水鉄砲で遊んだり、足だけ海に入ったりして。私が一番はしゃいでた気がします(笑)。でも白いワンピースに海って、ちょっと王道な感じがしますよね。
(2013年10月21日『音楽ナタリー』)
2013年10月22日に出版された、乃木坂46ファースト写真集『乃木坂派』の撮影時の様子を訊ねられた時の回答。
「母親が元デザイナーで、ショーの服などを作っていました」
母親が元デザイナーで、ショーの服などを作っていました。なので、めちゃくちゃこだわりが強くて、食器がどうの家具がどうのって。子供に着せる服もこだわっていて、小学生・中学生の頃はお母さんが着ていた服しか着ていなくて、なんていうか周りから浮いていました(笑)。兄妹でインディアンの格好をさせられてショーに出たこともあります。「とりあえず歩いてきて」って言われて(笑)。
(2016年3月26日『モデルプレス』)
伊藤は父がグラフィックデザイナー、母がファッションデザイナーという環境の中で育ってきたこともあり、ファッションの感覚には鋭いものがある。伊藤にとってファッションは幼い頃から身近にあったものであり、決して「特別なもの」ではなかったのだろう。兄は伊藤の1つ年上。ちなみに2014年6月9日放送の『乃木坂って、どこ?』第137回「乃木坂46 ゴリ推し推薦文コンテスト」の回で、伊藤の父親が制作したバナナマンのロゴと、母親が制作したバナナマンへのオリジナル衣装が披露されている。
卒業について
「ここで卒業するのが私らしい決断だと」
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目次 - Contents
- 伊藤万理華(いとうまりか)の概要
- オーディションについて
- 「このとき初めて野心が出てきて」
- 選抜について
- 「アンダーで学んだことを沢山いかしてもっと輝いていきたいなと思っています」
- 「えぇ~?お腹が痛い、お腹が痛い。頑張ります」
- 「7枚目では自分のキャラをもっと出していきたいです」
- 「アンダーライブで磨いたものだったりもライブなどで自分が見せれるように一生懸命頑張りたいです」
- 「乃木坂は絶対にやらないと思ってたから、ホントに新しいことに挑戦するんだなっていう」
- 「最近やっとなんか素直に感じれるようになったので」
- 「自分ができる限りの事は、これからできるだけやっていきたいなって思って」
- 自分自身について
- 「常に自分の理想形みたいなのはあるんです」
- 「自分を客観的に見て『人からはこういうふうに見えてるんだ』って知った」
- 「その撮影をしたとき『自分はこういう世界観が好きなんだ』って気づいたんです」
- 「『まりっか』と自分自身を表現することに最初は戸惑いもありました」
- 「やはり回転寿司ですかね」
- ファッションについて
- 「レディースの意味を知らなくて、レディースファッションのレディースをイメージして」
- 「白いワンピースに海って、ちょっと王道な感じがしますよね」
- 「母親が元デザイナーで、ショーの服などを作っていました」
- 卒業について
- 「ここで卒業するのが私らしい決断だと」
- 「9月のアンダーライブの中国シリーズもすごく充実していて、そのタイミングで、卒業を決めました」
- 「この曲の歌詞のように“衝動で動いてもいいのかな”って思ったんです」
- 乃木坂46について
- 「新しい乃木坂のイメージを見られるのが、夏なんだって思いますね」
- 「『太陽ノック』が個々の『自己表現』だとしたら、『命は美しい』などの曲は集団でどう作品として表現するか」
- 「AKB48との違いを見せて乃木坂46というものをもっと確立したい」
- 「『貢献できていない』って言われたら、それこそいる意味が無いので」
- 「気づいたらアイドルをやっているんですけど」
- 「自分は後悔してないし、やったから個性をわかってもらえて、だから今ここにいる」
- アンダーについて
- 「私にしかできないことがあるはず」
- 「アンダーに対しての概念ぶっ壊してやる」
- 「アンダーライブを見た選抜メンバーたちも刺激を受けてきたんだな」
- 他のメンバーについて
- 「中田花奈について:ライブリハで意見がぶつかることもあるけど」
- 「齋藤飛鳥について:こんなにかわいくて平均的に全部できるのに」
- 「中元日芽香について:日芽香もきっと中心に立って引っ張っていくって思ってたから」
- 「井上小百合について:さゆは乃木坂の中で一番ギャップが激しいと思う」
- 「星野みなみについて:これからも私の理想の女の子でいてください」
- 「能條愛未について:愛未は誰からも慕われている印象がある」
- 「橋本奈々未について:さん付けが呼び捨てになったのは初期の頃だった気がする」
- 卒業していくメンバーへ
- 「岩瀬佑美子へ:ゆみ姉、本当にお疲れ様でした」
- 「安藤美雲へ:あのときの美雲の笑顔にどれだけ救われたんだろう」
- 「柏幸奈・宮澤成良へ:一緒に活動できなくなるのは寂しいけどメンバーであることに変わりない」
- 「西川七海へ:ダンス上手だなと密かに思ってました」
- 「市來玲奈へ:3rdから仲良くなって、よくふざけ合うようになった!ね、りんちゃん」
- 「伊藤寧々へ:寧々のいない乃木坂での活動はまだ想像できません…1人でやってけるかな…」
- 「伊藤寧々へ:正反対な私たちだからこそ、伊藤ちゃんずはここまで愛されました」
- 「畠中清羅へ:ごめんねを素直に言える人っていいな」
- 「永島聖羅へ:いつでも、真正面からぶつかってくれたのはらりんでした」
- 「深川麻衣へ:気を遣わない家族みたいな人。近くにいてくれて居心地がよかった」
- 「橋本奈々未へ:映像作品に出てる奈々未が特に好き」
- 卒業スピーチ
- 「これからがスタートだと思うので」
- 「時期も人も環境も素敵な巡り合わせでした」
- 「成長したなって思ってもらえるように頑張りたいなと思います」