ミニチュア作家(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ミニチュア作家』とはイギリスの作家兼俳優であるジェシー・バートンによって2014年発表された小説を原作としたBBC制作のドラマである。没落した名家の長女ネラは借金返済の肩代わりをする代わりに商人ヨハネスに嫁ぐ。夫から豪華なドールハウスを贈られたネラは、そこに飾る小物を町のミニチュア作家に注文すると、次第に頼んでもいない小物や人形が謎のメモと一緒に届き始める。17世紀のオランダを舞台に展開される重厚なストーリーに加え、美しい衣装や小道具、精密に再現されたミニチュア作品達も作品の見どころである。
物語は完全なフィクションだが、モデルとなったドールハウスは存在しており、持ち主の名はそのまま主人公の名前として起用されている。原作者はこのドールハウスから物語のインスピレーションを得たと語っている。
アムステルダム国立美術館に所蔵されているそのドールハウスはドラマで使用されたものの3倍あり、中国やフランスなど各国の職人から取り寄せた品で構成された贅沢品だった。
原作者のカメオ出演
俳優でもある原作者のジェシー・バートンは1話におけるパーティーのシーンでエキストラとして参加している。
ロケ地はアムステルダムではなくライデン
物語の舞台はアムステルダムだが、都市化が進んでいることからアムステルダムから車で30分ほどの街であるライデンで撮影された。BBC制作であることからも室内での撮影のほとんどはイギリスで行われた。
『ミニチュア作家』の主題歌・挿入歌
テーマミュージック:Dan Jones 「Nella Arrives」
Related Articles関連記事
クイーンズ・ギャンビット(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『クイーンズ・ギャンビット』とは、2020年10月23日にNetflixで配信が始まったドラマである。原作はウォルター・テヴィスが書いた小説『クイーンズ・ギャンビット』だ。第73回プライムタイム・エミー賞では、作品賞リミテッドシリーズ/アンソロジーシリーズ/テレビ映画部門を受賞。事故により唯一の身寄りだった母を亡くし、9歳で孤児になった主人公ベス・ハーモン。養護施設でチェスと出会い、才能を開花させる。アルコール・薬物依存と戦いながら、男性社会のチェスの世界でトップにのぼり詰めるまでの物語。
Read Article
スプリット(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『スプリット』とは、2017年製作のアメリカ映画。日本公開は2017年の5月。23人もの別人格を持つ多重人格者に誘拐されてしまった女子高生たちが体験する、予想不可能な恐怖を描く。監督は「シックス・センス」「アンブレイカブル」「サイン」など、意表を突いたラストやどんでん返しで有名なM・ナイト・シャマラン。誘拐犯である多重人格者をジェームズ・マカヴォイが熱演し、主役の女子高生をアニャ・テイラー=ジョイが演じている。
Read Article
ラストナイト・イン・ソーホー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ラストナイト・イン・ソーホー』とは、2021年に公開された、イギリスのタイムリープ・サイコ・ホラー映画である。監督はエドガー・ライト、脚本はライトとクリスティ・ウィルソン=ケアンズが務めた。デザイナー志望の女学生エロイーズは、夢の中で60年代のソーホーにタイムリープする。その際に魅惑的な女性、サンディと出会い、やがて夢の中でも現実世界でも恐ろしい体験をしていく。60年代の魅力的な音楽とファッションも同時に楽しむことができる、ホラー作品である。
Read Article
EMMA エマ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『EMMA エマ』とは、田舎で暮らしている貴族たちの恋愛事情を描くイギリスの映画である。公開は2020年。オータム・デ・ワイルドが本作で初の映画監督を務め、主人公のエマをアニャ・テイラー=ジョイが演じた。エマは、容姿の整った大貴族のお嬢様。自分に絶対の自信があったが、勘違いから大切な人を傷つけてしまう。いくつかの失敗をきっかけに自分のことを見つめ直し、本当の幸せを考え、成長していく物語。美しいイギリスのロケ地、ドレスなどの色彩美やアニャ・テイラー=ジョイの演技力にも注目の作品だ。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『ミニチュア作家』の概要
- 『ミニチュア作家』のあらすじ・ストーリー
- ドールハウスとの出会い
- ヨハネスの秘密
- マーリンの秘密
- ヨハネスの裁判とミニチュア作家の秘密
- 『ミニチュア作家』の登場人物・キャラクター
- 主要登場人物
- ペトロネラ・ブラント(演:アニャ・テイラー=ジョイ)
- ヨハネス・ブラント(演:アレックス・ハッセル)
- マーリン・ブラント(演:ロモーラ・ガライ)
- 屋敷の人々
- オットー(演:パパ・エスエイデュウ)
- コルネリア(演:ヘイリー・スクワイアーズ)
- 街の人々
- ミニチュア作家(演:エミリー・ベリントン)
- ジャック・フィリップ(演:ジギー・ヒース)
- フランス・メールマンス(演:ジェフリー・ストリートフィールド)
- アグネス・メールマンス(演:アイスリン・マクガッキン)
- ペット
- ペーボ
- レゼキ
- 『ミニチュア作家』の用語
- 『スミットのリスト』
- 溺死刑
- 市長団
- 『ミニチュア作家』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ネラとヨハネスの信頼関係
- ミニチュア作家「物事は変わるの」
- ネラ「私ならやれる」
- 『ミニチュア作家』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 実在するドールハウス
- 原作者のカメオ出演
- ロケ地はアムステルダムではなくライデン
- 『ミニチュア作家』の主題歌・挿入歌
- テーマミュージック:Dan Jones 「Nella Arrives」