わたしの幸せな結婚(小説・漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『わたしの幸せな結婚』とは顎木あくみ原作の小説および、高坂りとによる同小説を原作とした漫画である。特殊な能力「異能」を持つ名家に生まれながらもそれを受け継がなかった主人公、斎森美世。それ故に義母や異能を受け継いだ異母妹から日々厳しい仕打ちを受け、父親からも見放されていた。美世は、冷酷無慈悲と噂の久堂清霞の所へ嫁ぐことになるものの、この結婚が彼女の人生を一変させる。今まで誰からも愛されなかった主人公が幸せになっていく、結婚から始まる和風シンデレラストーリーである。
斎森美代世「ここにいたいです。旦那様が許して下さるなら」
美世は、自分に異能が備わっていないことや齊森家でのこれまでの扱いに負い目があった。そのことから、異能がない自分は、いずれ清霞に捨てられると思い生活していた。
しかし清霞やゆり江と一緒に生活するにつれてこの幸せな日々がずっと続けばいいのにと願い始める。そんな中、買い物先で妹の香耶と出会ってしまい、美世はふさぎ込んでしまう。ふさぎ込んだ美世を何とか元気づけようとする清霞は、美世を抱きしめここにいて欲しいと言う。その一言で美世は、自信を取り戻し清霞に自分もずっと一緒にいたいと伝えた。
「ここにいたいです。旦那様が許して下さるなら」は、美世が初めて自分の願いを伝えた名言である。
『私の幸せな結婚』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
作者に影響を与えた作品
『私の幸せな結婚』は作者・顎木の小説家デビュー作である。小説家を目指し始めたのは、小学生のころ。国語の授業で絵や文章を見て物語を考えることが好きだったという。
物語を書きたいと考え始めたのは、中学生のころで、当時ファンタジー系の物語をノートに書き、友人に見せたところ「面白い」、「続きが読みたい」と言われて嬉しくなったそうだ。
影響を受けていた作品は、中国風異世界を舞台にした小野不由美の『十二国記』。雪乃紗衣の『彩雲国物語』や田中芳樹の『アルスラーン戦記』なども熟読していた。
『私の幸せな結婚』を執筆するにあたって特に影響を受けた作品は、顎木が中学生に読んでいた荻原規子の『RDG レッドデータガール』や香月日輪の『妖怪アパートの幽雅な日常』の二作品である。
豪華キャストによる朗読劇
2021年7月にところざわサクラタウンにて朗読劇が開催された。斎森美世役は上田麗奈、久堂清霞役は石川界人。その他のキャストは、以下の通りである。
斎森香耶:八木侑紀、辰石幸次:西山宏太朗、五道佳斗:石谷春貴、ゆり江:佐々木優子、斎森香乃子:きそひろこ、斎森真一:坂東尚樹、辰石実:岡哲也、花:有賀由樹
また、この朗読劇の脚本を担当したのはおかざきさとこ、演出を富正弘が務めた。
『私の幸せな結婚』の主題歌・挿入歌
主題歌:Snow Man「タペストリー」
OP(オープニング):りりあ。『貴方の側に。』
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目次 - Contents
- 『わたしの幸せな結婚』の概要
- 『わたしの幸せな結婚』のあらすじ・ストーリー
- 「異能」を持たない娘
- 心許せる幼馴染み幸次との別れと久常家の縁談
- 久常清霞との対面
- 斎森美世の調査と初めてのデート
- 旦那様への贈り物
- 本当の気持ち
- 美世を狙う者と貫いた思い
- 『わたしの幸せな結婚』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 斎森美世(さいもり みよ)
- 久堂清霞(くどう きよか)
- 斎森香耶(さいもり かや)
- 辰石幸次(たついし こうじ)
- ゆり江(ゆりえ)
- 齊森家の関係者
- 齊森真一(さいもり しんいち)
- 齊森香乃子(さいもり かのこ)
- 花(はな)
- 辰石家の関係者
- 辰石実(たついし みのる)
- 辰石一志(たついし かずし)
- 久堂家の関係者
- 久堂葉月(くどう はづき)
- 『わたしの幸せな結婚』の用語
- 異能
- 斎森家
- 辰石家
- 久堂家
- 薄刃家
- 対異特務小隊
- 『私の幸せな結婚』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 久堂清霞「もう謝るな。謝罪し過ぎると軽くなる」
- 斎森美代世「ここにいたいです。旦那様が許して下さるなら」
- 『私の幸せな結婚』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 作者に影響を与えた作品
- 豪華キャストによる朗読劇
- 『私の幸せな結婚』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:Snow Man「タペストリー」
- OP(オープニング):りりあ。『貴方の側に。』