Elton John(エルトン・ジョン)の徹底解説まとめ

Elton John(エルトン・ジョン)は、イギリス・ミドルセックス州出身のシンガーソングライター、ピアニスト。1969年にソロデビューを果たし、1970年に発表したアルバム『Elton John』が世界的ヒットを記録する。その後もコンスタントにアルバムを発表し続け、世界で最も成功した男性ソロ・アーティストの一人として名を連ねている。アメリカのシンガー・ソングライターのビリー・ジョエルと並び、20世紀後半から21世紀前半にかけて「ピアノ・ロック」というジャンルを確立した。

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2021年リリース。1960年代後半にレコーディングされながらも未発表だった初期の楽曲を集めたアルバムで、貴重な音源集ともいえる1枚。
1968年から1970年頃にかけて録音された楽曲が収録されている。

1.Regimental Sgt. Zippo
2.When I Was Tealby Abbey
3.And the Clock Goes Round
4.You'll Be Sorry to See Me Go
5.I Never Thought I'd Live to Be a Hundred
6.Angel Tree
7.A Dandelion Dies in the Wind
8.You Can't Catch Me
9.Act of War
10.Western Ford Gateway (1969 Version)
11.Where It's At
12.The Red Barn

The Lockdown Sessions

2021年にリリースされたアルバム。新型コロナウイルス感染症のパンデミックによるロックダウン中に、リモート、または感染対策を施した安全な環境下で様々なアーティストとコラボレーションして制作された。
パンデミックという特殊な状況下で生まれた創造性が詰まっている。ジャケット写真で身に付けている、キラキラのマスクもおちゃめでかわいい。

1.Cold Heart (PNAU Remix) (Elton John & Dua Lipa)
2.Always Love You (Surface Pressure) (Elton John, Young Thug & Nicki Minaj) -
3.Learn to Fly (Elton John & Surfaces)
4.After All (Elton John & Charlie Puth)
5.Chosen Family (Elton John & Rina Sawayama)
6.Nothing Else Matters (Miley Cyrus feat. WATT, Elton John, Yo-Yo Ma, Robert Trujillo & Chad Smith)
7.Orbit (Elton John & SG Lewis)
8.Simple Things (Elton John & Brandi Carlile)
9.Beauty in the Bones (Elton John & Jimmie Allen)
10.One of Me (Elton John feat. Lil Nas X)
11.Egotism (Elton John & Years & Years)
12.Finish Line (Elton John & Stevie Wonder)
13.Stoned at the Nail Salon (Lord Huron feat. Elton John)
14.It's a Rocket Man (Dimitri From Paris 7" Edit) (Elton John & France Gall)
15.Bennie and the Jets (Elton John, Years & Years & Olly Alexander)
16.Love Is a Losing Game (Elton John & Jacob Collier)

Who Believes In Angels?

2025年にリリースした、過去のコラボレーション曲の別バージョンや、新曲などを多数収録したアルバム。
家族のためにライブ活動こそ引退したものの、その類まれな才能の健在ぶりを見せつけてくれる1枚だ。

1.Who Believes in Angels
2.Learn to Fly (Strings Version)
3.The North Star
4.Past Mistakes
5.Keep the Wolves Away
6.Mandalay Bay
7.Did You Know
8.Blue Ridge
9.The Old Man and the Dog
10.After All (Full Band Version)
11.Finish Line (Orchestral Version)
12.Nothing Else Matters (Orchestral Version)

Elton John(エルトン・ジョン)の代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)

Your song

1970年リリースのアルバム『Elton John』に収録された、自身最大のヒット曲。
日本国内では『僕の歌は君の歌』という邦題で知られ、この邦題は日本版のアルバムタイトルにも採用されている。
ピアノの旋律に乗せられた、愛する人への大きな愛を歌った歌詞が美しい。

Rocket Man

幻想的で壮大なスケールの世界観を持った1曲。
宇宙飛行士の孤独と郷愁を描いた歌詞も、世代を超えて多くの人々の心に響き続けている。

Candle in the Wind

元々マリリン・モンローに捧げるために書いた1曲だが、後に非業の死を遂げたダイアナ妃の追悼歌としても歌われたことで、世界的な大ヒットとなった代表曲。
ピアノの旋律と悲しくも美しい歌詞が心を捉えて離さない名曲だ。

Elton John(エルトン・ジョン)の名言・発言

「彼女に同情なんていらない、これはコンサートだ、いいか?」

ある日の公演中、ジョンは観客が腕を振り上げるのを厳しく制止していた警備員に向かって怒りをぶちまけた。
「僕はここに音楽をやるために来てるんだ。そこにいる警備員たち、全員よく聞け。特に、そこのポニーテールの女性警備員だ。君たち厳しすぎるんじゃないか?ここにいる皆は音楽を聴きに来てるんだから、皆が手を振り上げたいと思ってるなら、そうさせろ。」という言葉を皮切りに始まったこの怒りのスピーチはなおも続き、「ああムカつく!制服を着てるからって、そんなことは許さないぞ、腹が立つ!」とぶちまけると、その女性警備員は泣きながら走り去ってしまった。しかし、ジョンは意にも介さず観客に向けてこう続ける。
「彼女に同情なんていらない、これはコンサートだ、いいか?」
感情に任せて怒りをぶちまけてしまったジョンだが、その後、彼は厳しい規則に対して数段厳しくとってしまった態度を緩め、謝罪の言葉も口にしている。
発言そのものは過激だが、お客さん想いであることは伝わるエピソードだ。

Elton John(エルトン・ジョン)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

実はギラギラのロック・ミュージシャンだったElton John(エルトン・ジョン)

自身の最大のヒット曲である「Your Song」 や 自動車事故で亡くなったダイアナ元皇太子妃への追悼歌「キャンドル・イン・ザ・ウィンド」のイメージからか、日本ではバラードに強い男性ソロシンガーとして認知されがちだが、デビュー当時の映像を見てもわかるように、奇抜な衣装に身を包んだ彼は、実は生粋のロックミュージシャン。
また若干11歳にして王立音楽院に合格するなど、ソングラインティグや演奏に関しても技術は非常に高い。その為、様々なジャンルの音楽を吸収しているアーティストであり、初期の頃のプログレッシブ・ロック志向からカントリー・ミュージックへの傾倒、さらにはアメリカン・ロック、ソウル、ディスコに至るまで様々なサウンドを奏でる多様な音楽性を披露している。

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