Elton John(エルトン・ジョン)の徹底解説まとめ

Elton John(エルトン・ジョン)は、イギリス・ミドルセックス州出身のシンガーソングライター、ピアニスト。1969年にソロデビューを果たし、1970年に発表したアルバム『Elton John』が世界的ヒットを記録する。その後もコンスタントにアルバムを発表し続け、世界で最も成功した男性ソロ・アーティストの一人として名を連ねている。アメリカのシンガー・ソングライターのビリー・ジョエルと並び、20世紀後半から21世紀前半にかけて「ピアノ・ロック」というジャンルを確立した。

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ギラギラしているElton John(エルトン・ジョン)の動画がこちら

Elton John「Goodbye Yellow Brick Road」

眼鏡をかけた男性というイメージが強いが、このころは大きなサングラスが特徴的で、水色のシャツもとてもおしゃれだ。

元々はマリリン・モンローに捧げたものだったヒット曲「Candle in the Wind」

この曲の歌詞のインスピレーションの源泉となったマリリン・モンロー。彼女の死もまた、世界的な悲劇として語り継がれている。

1997年にダイアナ妃の追悼によせて披露された世界的大ヒット曲「Candle in the Wind」はもともと、1950年代のハリウッド女優、マリリン・モンローに捧げられたものだった。
この曲の歌詞は、作詞を担当したバーニー・トーピンが、マリリン・モンローがハリウッドのセックスシンボルへと変わっていき、そしてそのプレッシャーと深い孤独を抱いて若くして世を去ったということに心を痛めたことをきっかけとして生まれたという。歌詞の中には、モンローの本名であるNorma Jean(ノーマ・ジーン)が登場し、彼女が名声のためにプライバシーを失ったこと、周囲の人々が彼女を利用しようとした様子などが克明に描かれている。
曲名の「Candle in the Wind(風の中のろうそく)」は、マリリン・モンローの儚さや脆さ、そしてその短い生涯を象徴したもの。風に揺らめき、すぐに消えてしまうろうそくの炎のように、彼女の人生もまた、強い力によって消されてしまったというイメージを込めて作られた歌詞なのだ。
そしてその後、1997年にダイアナ妃が悲劇的な事故で亡くなった際、バーニー・トーピンは歌詞をダイアナ妃に向けて書き換え、エルトンが追悼式で歌唱したことでこの曲は世界中の人々の胸を打ち、今も歌い継がれる一曲となっている。
世界的な大ヒット曲の裏には、作品を生み出した誰かの複雑な感情や葛藤があると思うと、この曲がより一層、特別な響きを持つように感じるかもしれない。

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