ULTRAMAN Season2(ウルトラマン シーズン2)のネタバレ解説・考察まとめ

『ULTRAMAN Season2』(ウルトラマン シーズン2)とは、清水栄一、下口智裕両名による漫画作品を原作とした、光の戦士ウルトラマンの力と志を継いだ地球人たちの新たな戦いと活躍を描いたアニメ。
地球に潜伏する悪しき異星人と戦う新たなウルトラマン・早田進次郎。その彼が人類消失事件に巻き込まれて行方を絶ち、事件の首謀者であるペダント星人が誘拐した人々を人質に地球の半分を譲渡するよう地球人に迫る。連れ去られた人々を救うため、そして地球を守るために、進次郎と新たなウルトラマンたちが動き出す。

東幸太郎(ひがし こうたろう)

CV:前野智昭
主にアメリカで活動するジャーナリスト。人類消失事件の謎を調べており、「監視カメラを利用して、人間をデータ化してどこかに連れ去っているのではないか」と予想する。これは当たっており、恋人のイズミと協力して実行犯のワドラン星人にまで近づくも相手に気付かれ、捕まって始末されかける。しかしこの時、イズミを目の前で殺された怒りと、ワドラン星人の装置の誤作動がなんらかの異変を彼の体にもたらし、激情を爆炎に変える魔人へと変貌する。当初は暴走するのみだったが、ヤプール謹製の新型ULTRAMAN SUITに“自分自身を封じる”ことで爆炎の力を制御できるようになった。
以降はウルトラマンの一員として活躍し、黄金の城塞戦などで大いに力を発揮する。強い正義感の持ち主で、直接のイズミの仇であるワドラン星人にも「困っているなら俺も一緒に考える、きっといい解決方法がある」と手を差し伸べた。
彼の力がどのようなものを由来とするのかは不明ながら、後にベムラーは彼をウルトラマンとして認めている。

早田進(はやた しん)

CV:田中秀幸
かつてウルトラマンと融合して地球を脅かす怪獣や異星人と戦い続けてきた、科学特捜隊の隊員。ウルトラマンとの融合が解除された後も、その体内には宇宙最強の戦士ウルトラマンの因子が色濃く残されており、怪力や異常な耐久力など超人的な力を有している。
ベムラーとの戦いで負傷し、しばし戦線を離れていたが、本作でついに復帰。旧式スーツでは実力を発揮できずペダント星人に敗れるも、終盤で自分用に調整された新型ULTRAMAN SUITを装着し、最終決戦では往年のヒーローらしい姿を見せる。

科学特捜隊(かがくとくそうたい)

井手光弘(いで みつひろ)

CV:魚建
科学特捜隊の一員。進と同期で、彼がウルトラマンと融合していたことにも気づいていたが、モルモットにはさせたくないという理由から他の同僚たちと共に口をつぐんでいた。
本作ではあまり活躍しないが、ペダント星人の策謀に翻弄される中で進用のULTRAMAN SUITの開発と調整を進め、裏方らしい活躍を見せた。

エド

CV:牛山茂
かつて宇宙恐竜ゼットンを操り戦わせることでウルトラマンを倒した、ゼットン星人の一員。そんな過去の軋轢とは無関係に個人として科学特捜隊に協力し、様々なアドバイスを行っている。
謎の多い人物で、科学特捜隊の思惑とは別の目的で暗躍している様子がたびたび描かれている。地球人とは生態が異なっており、平均睡眠時間は1日2分である。

暗黒の星(あんこくのほし)

ペダント星人

CV:諏訪部順一
宇宙に名高い犯罪組織「暗黒の星」に所属する異星人。地球の様々な都市で人類消失事件を起こし、連れ去った人々を人質にして「地球の半分を譲渡せよ」と人類に要求する。
惑星規模の戦略兵器である黄金の城塞を地球に持ち込むなど、空前の規模の侵略を進めるが、最後は進次郎、進、ペムラーのトリプルスペシウム光線の前に敗れる。実際のところこの方法で地球を手に入れることが目的ではなく、この侵略をも跳ね除けるほどの力の持ち主の特定と、自身がスペシウム光線を食らって敗れる(データを取る、あるいはなんらかのエネルギーの吸収を図ったと思われる)ことが真の意図だったようである。

マーヤ

CV:佐倉綾音
ワドラン星人の姫君。種族としての命脈が消えかけていた同族を生き永らえらせるため、暗黒の星の先兵となって人類消失事件の実行犯を担当していた。
それを突き止めた光太郎とイズミを捕え、ペダント星人に命じられるまま処刑する。しかし装置の誤作動によって光太郎が爆炎の魔人と化してしまい、これから逃げ回るためになる。
後に部下を失って呆然としていたところに、進次郎から「連れ去った人々を解放してほしい」と頼み込まれ、ようやくにして自分たちがやってきたことも暗黒の星に頼ったことも間違いであったと悟り、彼に協力。裏切りを察してペダント星人が送り込んだ刺客に襲われて命を落とすも、最後の力を振り絞って誘拐した人々を解き放ち、進次郎との約束を守った。

民間人

佐山レナ/遠藤レナ(さやま れな/えんどう れな)

CV:諸星すみれ
進次郎が夢中になっている人気アイドル。佐山レナの方が芸名で、遠藤レナが本名である。異星人が起こした事件に巻き込まれ、現在は活動を休止している。
その事件の際に進次郎と知り合い、彼がウルトラマンであることにも気付く。しかしそれを秘密にしようとする進次郎に合わせて、今も気付いていないふりをしている。
理想のヒーローたらんとする進次郎を個人的に応援しており、彼が自分の熱烈なファンであることから、時折2人で外で会うような間柄。進次郎が自分に敬意と異性としての興味を抱いていることには、まんざらでもないような態度を示している。

イズミ

CV:坂本真綾
光太郎の恋人。調べたいことがあればどこにでも出掛けてろくに連絡も寄越さない光太郎に内心不満を溜めており、ようやく日本に帰ってきた彼に対して思い切り平手打ちをかましている。
人類消失事件とワドラン星人の関連性に気付き、それを追いかけようとする光太郎を案じながらもサポートするも、彼が捕まったことで自身の存在も把握されてしまう。その後ワドラン星人によって連れ去られそうになるも、装置の誤作動によって量子に分解されて命を落とした。

異星人

ベムラー

CV:曽世海司
12年前、旅客機を爆破して新たな異星人たちの跳梁の口火を切った存在。空を飛び手から強力な光線を放つなど、並外れた戦闘力の持ち主。ウルトラマン因子を受け継ぐ進や進次郎の前にたびたび現れ、時に彼らを試すように振る舞う。
実は旅客機爆破事件は星団評議会の過激派が仕向けたマッチポンプで、ベムラーはそれを阻止しようとしていた側だった。進次郎に対しても「ウルトラマン因子を覚醒させた君と戦う理由はもう無い」と言って手助けするようになるなど、その真意は謎に包まれている。
前シーズンのラストで負傷した北斗を保護し、現在は彼と行動を共にしている。北斗からは「師匠」と呼ばれているが、実際になんらかの指南をしているかどうかは不明。
強大なバリアやスペシウム光線など、かつて進と融合していたウルトラマンに酷似した能力を持つ。

アダド

CV:津田健次郎
星団評議会の移民管理局のエージェント。地球で事件を起こす異星人を確保ないし処分することを目的として行動している。
上の命令に素直に従う一方で、諸星などと交流して情報を流すなど星団評議会のルールに抵触するようなことも行っている。実は星団評議会には悪しき異星人が相当数入り込んでおり、彼らの存在を警戒しての立ち回りだと思われる。

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