あの頃ペニー・レインと(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『あの頃ペニー・レインと』とは、2000年に公開されたアメリカ映画で、若者の成長と挫折を描いたヒューマン・ストーリーである。弁護士を目指す優等生のウィリアムは、ある日姉の影響でロックに夢中になる。伝説的ロック・ライターに自分を売り込んで取材の仕事を得ることに成功したウィリアムは、”スティルウォーター”というバンドに気に入られ、楽屋へ招待されることになった。そこでバンドのグルーピーであるペニー・レインにウィリアムは一目惚れする。15歳の少年を変えたのは、ロックと初恋だった。

日本語吹替:小島幸子
ペニーの仲間で、グルーピーの中の1人。

サファイア(演:フェアルザ・バルク)

日本語吹替:高乃麗
グルーピーの中のリーダー的存在。姉御肌。

その他の登場人物

レスター・バングス (演:フィリップ・シーモア・ホフマン)

日本語吹替:山路和弘
音楽雑誌『クリーム』の編集長。ウィリアムの才能をいち早く認めた人物。事あるごとにウィリアムの相談に乗ってくれる。ウィリアムの指導者のような存在であり、良き相談相手。

ベン・フォン・トーレス(演:テリー・チェン)

日本語吹替:松本保典
音楽雑誌『ローリングストーン』の編集者。

『あの頃ペニー・レインと』の用語

スティルウォーター

スティルウォーターのメンバー

ウィリアムとペニー達がツアーに同行することとなるスティルウォーターというバンドは、オールマン・ブラザーズ・バンドがモデル。
スティルウォーターの看板ギタリストのラッセルは、オールマン・ブラザーズ・バンドのギタリストであるデュアン・ブラザーズと、エリック・クラプトンを足して二で割ったようなキャラクター・イメージだという。

ロック

アニタが残したレコード

優等生のウィリアムは、出て行った姉のアニタが残したレコードを聴き、ロックに夢中になる。
舞台とされている1970年代はハードロック全盛期とも呼ばれていたが、中にはロックは死んだと批評する者もいたという。

グルーピー

グルーピー達(左からサファイア、ペニー、ポレキシア、仲間の1人)

ミュージシャンやアーティストの追っかけをする人達という意味で使われている。
本作ではツアーの同行や、バンドメンバーが宿泊するホテルなどに常にグルーピーと呼ばれる女性達がそばにいる。
しかしペニーは、「自分達はグルーピーではなくバンド・エイド(バンドを助ける存在)だ」と発言している。

『あの頃ペニー・レインと』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

ペニー「グルーピーはロックスターと寝るだけ。私達は音楽を愛してバンドを助けるの」

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