あの頃ペニー・レインと(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『あの頃ペニー・レインと』とは、2000年に公開されたアメリカ映画で、若者の成長と挫折を描いたヒューマン・ストーリーである。弁護士を目指す優等生のウィリアムは、ある日姉の影響でロックに夢中になる。伝説的ロック・ライターに自分を売り込んで取材の仕事を得ることに成功したウィリアムは、”スティルウォーター”というバンドに気に入られ、楽屋へ招待されることになった。そこでバンドのグルーピーであるペニー・レインにウィリアムは一目惚れする。15歳の少年を変えたのは、ロックと初恋だった。
日本語吹替:高山みなみ
母親であるエレインの言うことをよく聞く、真面目な優等生。弁護士を目指していた。
エレインと反りが合わない姉のアニタはある日家出をし、ウィリアム宛にたくさんのレコードを残した。それがきっかけとなりロックに夢中になって行く。
ペニー・レイン/レディ・グッドマン(演:ケイト・ハドソン)
日本語吹替:高山みなみ
一際目立つ、独特な存在感を持っているロックバンドのグルーピー。
しかし本人は、自分達はグルーピーではなくバンドを支える存在だと主張する。
スティルウォーターのツアーに同行する中で、ギタリストのラッセルと関係を持つ。ラッセルの本命の恋人から嫌味を言われ自暴自棄になり、ホテルの部屋で大量の睡眠薬を服用してしまう。
スティルウォーターのメンバー
ラッセル・ハモンド(演:ビリー・クラダップ)
日本語吹替:石川禅
スティルウォーターのギタリスト。ペニーと関係を持つが、本命の恋人がいる。メンバーの中では一番ウィリアムを気にかけていた。
ジェフ・ベイブ(演:ジェイソン・リー)
日本語吹替:宮本充
スティルウォーターのリードボーカル。完成したバンドのTシャツがラッセルメインであることに腹を立たせ、ラッセルと口論になる。
スティルウォーターの関係者
ディック・ロスウェル(演:ノア・テイラー)
日本語吹替:桐本琢也
スティルウォーターのマネージャー。ライブ中ラッセルが感電してしまい、プロモーターと口論になる。
ウィリアムの家族
エレイン・ミラー(演:フランシス・マクドーマンド)
日本語吹替:駒塚由衣
ウィリアムとアニタの母親。心理学教授。口にするものや嗜好品などあらゆる面で禁止事項が多く、ウィリアムとアニタを縛り付けていた。ウィリアムがバンドのツアーに同行することを、1日に2回連絡することを条件に渋々承諾する。
アニタ・ミラー(演:ズーイー・デシャネル)
日本語吹替:小島幸子
聴く音楽や食べる物、行動範囲などあらゆることを母親のエレインから制限されることに嫌気が差し、18歳の頃家を出る。
エレインの言うことをよく聞くが、言いなりにも見えるウィリアムの将来を案じていた。家を出る前、ウィリアムのために数々のレコードを家に残す。
数年後、客室乗務員になるという夢を叶え家に戻って来る。
グルーピー
ポレキシア・アフロディシア(演:アンナ・パキン)
Related Articles関連記事
M:i:III(ミッション:インポッシブル3)のネタバレ解説・考察まとめ
往年の人気TVドラマ「スパイ大作戦」の映画化で、大ヒットスパイ・アクションにまで成長させたトム・クルーズ製作・主演のシリーズ第3弾。2006年公開のアメリカ映画。TVシリーズ「エイリアス」「LOST」で注目を集めたJ・J・エイブラムスの劇場映画初監督作品。フィアンセとの結婚を控え、一線を退き教官となった主人公イーサン・ハントが、凶悪な敵を前に世界を駆け巡り、再び危険なミッションに挑む。
Read Article
ビッグ・フィッシュ(Big Fish)のネタバレ解説・考察まとめ
『ビッグ・フィッシュ』とは2003年に公開されたアメリカ合衆国のファンタジー映画である。原作は『ビッグフィッシュ - 父と息子のものがたり』で、ティム・バートン監督による作品。病が悪化した父エドワードの看病をするために実家に妻とともに戻ったウィル。父はウィルが小さいころから自分の人生をおとぎ話のように語っており、ウィルは年を取るにつれその話を信じなくなり二人の間の関係は悪くなる。しかし、看病を通して時間を過ごすうちに二人の父子の関係は少しずつ変化していく。
Read Article
君が生きた証(Rudderless)のネタバレ解説・考察まとめ
『君が生きた証(Rudderless)』は2014年にアメリカで製作された音楽映画である。『ファーゴ』などで知られるベテラン俳優ウィリアム・H・メイシーの初監督作品である。優秀な広告マンだったサムは、大学生の息子ジョシュを銃乱射事件で失ってしまう。悲しみからすさんだ生活をしていたサムはジョシュが残した歌があることを知り、ライブバーで飛び入り参加し、歌を披露する。そこで出会った青年クエンティンとバンドを結成することになるが、サムには大きな秘密があった。
Read Article
秘密への招待状(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『秘密への招待状』とは、2019年アメリカにて公開されたヒューマンドラマである。インドで孤児院を経営するイザベルに、ニューヨークのメディア会社で長年辣腕を振るってきたテレサという実業家から大口の寄付の話が舞い込む。イザベルはテレサの強引な要請で、契約をまとめるためにニューヨークに飛ぶ。そこでイザベルを待ち受けていたのは、心の奥底に封じ込んでいた自らの過去だった。18歳で訳あって別れた元恋人オスカーと、2人の間に生まれた娘グレイスとの突然の対面に揺れるイザベルの心を、テレサの愛情が溶かしていく。
Read Article
【パーフェクトブルー】夢と現実の境界がわからなくなる映画まとめ!脳がとろける不思議な感覚を味わえる!【ビッグ・フィッシュ】
数ある映画作品の中には、夢なのか現実なのか区別がつかなくなるような世界観を持つものがたくさんあります。たとえば、『パーフェクトブルー』や『ビッグ・フィッシュ』などでしょうか。他にもいろいろあるので、この記事でまとめました。こういう映画には相性があり、ハマる人はハマるのですが、ダメな人はトラウマになってしまうこともあるようです。紹介した映画を実際に観るかどうかは、あなた次第ですよ。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『あの頃ペニー・レインと』の概要
- 『あの頃ペニー・レインと』のあらすじ・ストーリー
- ロックとの出会い
- スティルウォーターと出会う
- ツアーに同行
- 仲を深めて行くウィリアムとラッセル
- ペニーの涙
- ペニーとの別れ
- ウィリアムが出した答え
- 『あの頃ペニー・レインと』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- ウィリアム・ミラー(演:パトリック・フュジット)
- 少年時代のウィリアム(演:マイケル・アンガラノ)
- ペニー・レイン/レディ・グッドマン(演:ケイト・ハドソン)
- スティルウォーターのメンバー
- ラッセル・ハモンド(演:ビリー・クラダップ)
- ジェフ・ベイブ(演:ジェイソン・リー)
- スティルウォーターの関係者
- ディック・ロスウェル(演:ノア・テイラー)
- ウィリアムの家族
- エレイン・ミラー(演:フランシス・マクドーマンド)
- アニタ・ミラー(演:ズーイー・デシャネル)
- グルーピー
- ポレキシア・アフロディシア(演:アンナ・パキン)
- サファイア(演:フェアルザ・バルク)
- その他の登場人物
- レスター・バングス (演:フィリップ・シーモア・ホフマン)
- ベン・フォン・トーレス(演:テリー・チェン)
- 『あの頃ペニー・レインと』の用語
- スティルウォーター
- ロック
- グルーピー
- 『あの頃ペニー・レインと』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ペニー「グルーピーはロックスターと寝るだけ。私達は音楽を愛してバンドを助けるの」
- 悲しみの中強がるペニー
- ペニーに想いを伝えるウィリアム
- レスター「もしバンドメンバーを友達だと思うなら、本当の友達なら正直になれ。手厳しく」
- 『あの頃ペニー・レインと』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- キャメロン・クロウ監督の半自伝的ストーリー
- ペニー役は別の女優が候補
- 『あの頃ペニー・レインと』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):The Chipmunks『Christmas Don't Be Late』
- ED(エンディング):The Beach Boys『 Feel Flows』
- 挿入歌:Simon & Garfunkel『America』
- 挿入歌:The Who 『Sparks』
- 挿入歌:BLACK SABBATH『Paranoid』
- 挿入歌:Stillwater『Fever Dog』
- 挿入歌:Stillwater『Love Thing』
- 挿入歌:Led Zeppelin『That's The Way』
- 挿入歌:Elton John『Tiny Dancer』
- 挿入歌:Led Zeppelin『Misty Mountain Hop』
- 挿入歌:Elton John『Mona Lisas & Mad Hatters』
- 挿入歌:Stevie Wonder『My Cherie Amour』