ブラックジョークが魅力的な楽しい映画を紹介!『テッド』『ベリー・バッド・ウェディング』など

本記事では制作者渾身のブラックジョークを思いきり楽しめる映画を、まとめて紹介している。記事中では少年時代からの親友だったテディベアのぬいぐるみと中年男性の友情を描いた『テッド』や、「バチェラー・パーティー」での出来事がきっかけで思いもよらない悪夢に見舞われることとなったカップルの物語『ベリー・バッド・ウェディング』などの作品を掲載した。

▽殺人マニアの女性と、ホンモノのシリアル・キラーが出会った時、悲劇は起こらずブラックな喜劇が起こってしまった!タランティーノ絶賛の若き才能による、シニカルでブラックで残酷なコメディ作品!

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『フェティッシュ』

大学映画学科の卒業制作として製作された短編が、クエンティン・タランティーノの目に止まり、彼がエグゼクティヴ・プロデューサーとなって製作された長編版。幼い頃の経験から死に興味深々の殺人マニアの女性が、連続殺人鬼と出会ったために巻き起こる騒動をシニカルにブラックに残酷に描くコメディ作品。

フェティッシュ - 予告編

狂ったように殺人事件の話しかしないガブリエラは異常です。でも、子供がおもちゃやアニメに食い入るように無邪気に殺人に好奇心を示すガブリエラがかなりかわいいです。

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美しいドレスやイケメンな恋人を想い描くかのような恍惚とした表情で、陰惨な死亡事件について夢想する彼女は、ギャップの激しさがあまりにユーモラスで憎めない。

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人間の死をテーマに、限りなくブラックなユーモアで描いたテイスト、映画全体を覆うラテン系のリズム、サイコ・キラーの恐怖と独特の笑いが同居した、タランティーノ色満載の秀作。「

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▽スペインの巨匠監督 ペドロ・アルモドバルが初期に手掛けた風刺たっぷりのブラック・コメディ!麻薬中毒、官能小説家、トラ愛好家などなど、型破りな尼僧たちを描く!神をも恐れぬ内容が黒すぎる!

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『バチ当たり修道院の最期』

『オール・アバウト・マイ・マザー』『トーク・トゥ・ハー』などで知られるスペイン映画の巨匠 ペドロ・アルモドバル監督が1983年に製作した初期の作品。資金難で閉鎖直前の修道院にて、麻薬中毒の院長、トラを飼ってたり、官能小説家だったりする個性溢れすぎな滅茶苦茶な尼僧たちが巻き起こす騒動を描いた、イケナい笑いが詰まったブラック・コメディ作品。

『バチ当たり修道院の最期』

喜劇かと思うとシリアスで、シリアスかと思うとブラックで、それまで映画がスクリーンで謳歌してきた幸福神話をブン殴るようにつき崩した。

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神をも恐れぬ題材ゆえに、カンヌ映画祭正式出品を拒絶され、その後、ベネチア映画祭非コンペティション部門でまた反響を巻き起こした作品。

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尼僧たちはほとんど自分の行いに罪の意識を持たないばかりか、そういう堕落生活を楽しんでしまっている。カトリックを愚弄しまくった作品には違いないのだけれど、あっかるーい雰囲気で全然嫌味じゃない。

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▽腐った拝金主義の映画を打倒すべく立ち上がった映画オタク達が、女優を誘拐して予算ゼロの映画の撮影をはじめる!ハリウッドへの風刺か?全員の指に彫られた映画監督のイレズミに映画愛を見た!

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『セシル・B ザ・シネマ・ウォーズ』

ジョン・ウォータース監督、スティーブン・ドーフ、メラニー・グリフィス主演映画。世界中の映画界に蔓延する拝金主義義の「腐った映画」を打倒すべく、“予算ゼロ”“究極のリアリティ”をスローガンに真の映画を追求しようとする若者たちが、ハリウッド女優を誘拐して映画の撮影をはじめる。最初は戸惑っていた女優だが、徐々に彼らの映画への熱意に好意的になるが...。果たして映画は完成するのだろうか!ハリウッド映画への風刺とブラックなジョークを詰め込んだジョン・ウォーターズ監督らしい風刺映画。

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ハリウッド映画に死の鉄槌を!とばかりに、狂気だけで映画を撮り続けるセシルBとその同士たちの、大暴走!!映画の完成には死さえ厭わないその姿勢は、観ている観客の心を熱くする。

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この映画は悪趣味と悪乗りにしか見えないドタバタ騒ぎの下で、ジョン・ウォーターズなりの映画作りへの危機感を正直に告白しているのではないだろうか。

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アンダーグラウンドの反骨精神は映画のみに限らず、音楽や全ての表現活動において、必要不可欠な要素となり得る。そんな初期衝動の魂を忘れずに映画を作り続けるジョン・ウォーターズは最高だ!

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@mktmrymi1

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