70年代アイドルの歴史とその後の様子まとめ!アイドル文化黎明期の「ピンク・レディー」など
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1970年代は日本のアイドル文化が始まった時期と言われている。ここでは70年代に活躍した女性アイドルを年代別にまとめた。人気ぶりを表すエピソードや代表曲・ヒット曲、受賞歴、アイドルを引退した後の活動などを紹介している。
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木之内みどり
【生年月日】
1957年6月10日
【芸能界入り】
『ミス・ティーン・コンテスト』準優勝 → 歌番組のマスコットガール
【キャッチフレーズ】
-
【レコードデビュー】
1974年5月10日(めざめ)
【木之内みどりの70年代当時の活躍】
歌手としては成功しなかったが、映画『野球狂の詩』やテレビドラマ『刑事犬カール』に主演し人気者となり、またグラビアアイドルとしても人気があった。
しかし、1979年9月に後藤次利との不倫交際が発覚し、そのまま芸能界を引退した。
【その後の活躍】
1984年に後藤次利と結婚したが1987年には離婚、1990年には俳優の竹中直人と結婚した。
※余談だが、後藤次利は1994年におニャン子クラブの河合その子と結婚している。
【木之内みどりの現在】
芸能界からは引退している。
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相本久美子
【生年月日】
1958年5月27日
【芸能界入り】
牧葉ユミによるスカウト
【キャッチフレーズ】
-
【レコードデビュー】
1974年9月21日(小さな抵抗)
【相本久美子の70年代当時の活躍】
歌手としては大成しなかったが、当時の人気バラエティ番組『TVジョッキー』のアシスタント司会を6年半務めるなど人気を得ていた。
【その後の活躍】
80年代以降は女優・タレントとして活躍した。
【相本久美子の現在】
現在も芸能活動を続けており、近年は歌手活動に力を入れている模様。
↓本人のブログ
http://ameblo.jp/aimoto-kumiko/
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岡田奈々
【生年月日】
1959年2月12日
【芸能界入り】
『あなたをスターに!』の第2回チャンピオン
【キャッチフレーズ】
-
【レコードデビュー】
1975年5月10日(ひとりごと)
【岡田奈々の70年代当時の活躍】
歌手としては大成しなかったが、人気ドラマ『俺たちの旅』の出演や、アイドルが登場することが定番となっている『ポッキー』CMの初代CMガールも務めている。
【その後の活躍】
80年代以降は本格的な女優として活動し、数々のテレビドラマや映画に出演した。
【岡田奈々の現在】
現在も芸能活動を続けている他、見た目がとても若々しいことが話題となることも多い。
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五十嵐夕紀
【生年月日】
1960年7月14日
【芸能界入り】
スクールメイツ → 『スター・オン・ステージ あなたならOK!』合格
【キャッチフレーズ】
-
【レコードデビュー】
6年たったら(1977年4月20日)
【五十嵐夕紀の70年代当時の活躍】
『レッツゴーヤング』、『クイズ・ドレミファドン!』、『ぎんざNOW!』などの人気番組にアシスタントして次々出演し人気を得ることとなる。
【その後の活躍】
80年代以降人気が低下し日活ロマンポルノなどに出演するも、人気は回復せずに1987年に芸能界を引退した。
【五十嵐夕紀の現在】
芸能界を引退している。
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香坂みゆき
【生年月日】
1963年2月7日
【芸能界入り】
子役出身
【キャッチフレーズ】
飛び出せビーバー14才
【レコードデビュー】
1977年4月21日(愛の芽ばえ)
【香坂みゆきの70年代当時の活躍】
『欽ちゃんのドンとやってみよう!』のアシスタントとして人気を博し歌手デビューするが、歌手としては大成せずにタレントや女優として活躍する。
【その後の活躍】
1984年に『ニュアンスしましょ』がスマッシュヒット(オリコン最高ランキング13位)した他、女優・タレントとしても人気が出てマルチに活躍した。
【香坂みゆきの現在】
タレント業や情報番組のコメンテーターなどで現在も活躍中。
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大場久美子
【生年月日】
1960年1月6日
【芸能界入り】
子役→『あなたをスターに!』特別賞
【キャッチフレーズ】
一億人の妹
【レコードデビュー】
1977年6月5日(あこがれ)
【大場久美子の70年代当時の活躍】
1978年に始まったテレビドラマ『コメットさん』が大ヒットし人気者となるが、歌手としては大成せず、1979年に『音痴だから』という理由で歌手活動を停止する。
【その後の活躍】
女優・タレントとして活躍するも、家が火事で全焼、飲食店経営の失敗、所属事務所の倒産と不運が続き、そのことが逆に話題になることもあった。(1994年には自己破産している)
【大場久美子の現在】
タレント業を中心に現在も芸能活動継続中。
↓本人のブログ
http://ameblo.jp/kumiko-ohba/
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荒木由美子
【生年月日】
1960年1月25日
【芸能界入り】
『第1回ホリプロタレントスカウトキャラバン』審査員特別賞
【キャッチフレーズ】
-
【レコードデビュー】
1977年6月10日(渚でクロス)
【荒木由美子の70年代当時の活躍】
ヒット曲には恵まれなかったが、1979年から放送されたスポ根ドラマ『燃えろアタック』に主演し人気者となる。
【その後の活躍】
1983年に結婚し芸能界を引退。
【荒木由美子の現在】
義理の母の介護経験を活かした公演や出版などを行い、一部芸能活動も再開している。
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アグネス・ラム
【生年月日】
1956年5月21日
【芸能界入り】
スカウト(その前にミスUSAハワイ代表に選ばれている)
【キャッチフレーズ】
-
【レコードデビュー】
1977年7月10日(雨あがりのダウンタウン)
【アグネス・ラムの70年代当時の活躍】
グラビアを中心として活躍し、グラビアアイドルの元祖的な存在として人気が爆発。
ハワイ生まれのアメリカ人(アメリカ人と中国人のハーフ)なため日本語ができず、歌や芝居、その他のタレント活動は限定的であったが、そのことが逆にグラビアアイドル『アグネス・ラム』を生むこととなった。
【その後の活躍】
1983年に芸能界を引退、1986年には地元の元同級生と結婚した。
【アグネス・ラムの現在】
芸能界からは引退しているが、2012年には今まで撮影されたの未公開写真を含めた写真集が発売されるなど、現在ではグラビアアイドルとしてある種の伝説的な存在となっている。
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高見知佳
【生年月日】
1962年7月9日
【芸能界入り】
ラジオ番組ののど自慢で注目されスカウト
【キャッチフレーズ】
-
【レコードデビュー】
1978年11月1日(シンデレラ)
【高見知佳の70年代当時の活躍】
『チョメチョメ』という流行語を生んだ山城新伍司会のクイズ番組『アイ・アイゲーム』の解答者で出演し、珍解答をするキャラとして人気となる。
【その後の活躍】
1984年に発売したシングルレコード『くちびるヌード』がヒットした他、ゴールデンタイムの帯番組である『追跡』の司会者としても活躍した。
【高見知佳の現在】
結婚したメキシコ人と飲食店を経営しながら、稀に在住している沖縄を中心に芸能活動をすることもあるらしい。
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川島なお美
【生年月日】
1960年11月10日
【芸能界入り】
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【キャッチフレーズ】
-
【レコードデビュー】
1979年4月21日(シャンペンNo.5)
【川島なお美の70年代当時の活躍】
70年代の芸能活動は、山城新伍司会のクイズ番組『アイ・アイゲーム』や、ラジオ番組『笑福亭鶴光のオールナイトニッポン』のアシスタント(アイ・アイゲームは後に解答者)を務めた程度で、基本的に80年代以降に活躍した。(レコードデビューは1979年)
【その後の活躍】
80年代に入って女子大生ラジオDJとして人気が出た後、バラエティ番組『お笑いマンガ道場』の出演で全国的な知名度を得ることになる。
その後はタレント活動を中心としながら、女優業も本格化していく。
【川島なお美の現在】
2015年9月24日、胆管ガンのため逝去。
ご冥福をお祈りします。
◆その他!!
70年代のアイドルとして紹介しなければいけない、『その他』としか分類しようのない人たちがいるので別途紹介します。
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ビューティ・ペア
【メンバー生年月日】
ジャッキー佐藤:1957年10月30日
マキ上田:1959年3月8日
【プロレスデビュー】
ジャッキー佐藤:1975年4月24日
マキ上田:1975年3月19日
【キャッチフレーズ】
-
【レコードデビュー】
1976年11月25日(かけめぐる青春)
【ビューティー・ペアの代表曲】()内はオリコン最高順位
76年:かけめぐる青春(26位)
※オリコン1位楽曲数:-
【ビューティー・ペアの70年代当時の活躍】
第63代、第65代WWWA世界タッグ王座!!
女子プロレスラー界のアイドルとしてテレビなどによく出演していた。
【その後の活躍】
マキ上田は、プロレス引退後しばらく芸能活動を行ったが目立った活躍はなかった。
ジャッキー佐藤は、プロレス引退後『ジャパン女子プロレス』を旗揚げし、短期間だが現役復帰もしている。
【ビューティー・ペアの現在】
マキ上田は、48歳で結婚し料理店を経営。(お店の食べログ→https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13041741/)
ジャッキー佐藤は、 1999年8月9日、胃ガンのため逝去。
ご冥福をお祈り致します。