70年代アイドルの歴史とその後の様子まとめ!アイドル文化黎明期の「ピンク・レディー」など

1970年代は日本のアイドル文化が始まった時期と言われている。ここでは70年代に活躍した女性アイドルを年代別にまとめた。人気ぶりを表すエピソードや代表曲・ヒット曲、受賞歴、アイドルを引退した後の活動などを紹介している。

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麻丘めぐみ

【生年月日】
1955年10月11日

【芸能界入り】
子役出身

【キャッチフレーズ】


【レコードデビュー】
1972年6月5日(芽ばえ)

【受賞歴】
1972年レコード大賞最優秀新人賞(芽ばえ)

【紅白出場回数】
1回

【麻丘めぐみの代表曲】()内はオリコン最高順位
72年:芽ばえ(3位)
73年:わたしの彼は左きき(1位)
※オリコン1位楽曲数:1曲

【麻丘めぐみの70年代当時の活躍】
強力なライバルたちが存在している時期にデビューしたが、レコード大賞(72年)では森昌子を抑え最優秀新人賞を獲得。(楽曲は芽生え)
その後も『わたしの彼は左きき』がヒットし、『新三人娘』や『花の中三トリオ』などに負けない人気を誇ったが、1977年に結婚し芸能界を引退した。

【その後の活躍】
1983年に離婚し芸能界に復帰、以降は主に女優・タレントとして活動した。

【麻丘めぐみの現在】
現在も芸能界で活躍中であり、テレビなどによく出演している。

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アグネス・チャン

【生年月日】
1955年8月20日

【芸能界入り】
香港で歌手や女優活動をしたいたところがスカウトの目に止まり日本へ

【キャッチフレーズ】
香港から来た真珠

【レコードデビュー】
1972年11月25日(ひなげしの花)

【受賞歴】
1973年レコード大賞新人賞(草原の輝き)
1973年優秀放送音楽新人賞(草原の輝き)

【紅白出場回数】
3回

【アグネス・チャン代表曲】()内はオリコン最高順位
72年:ひなげしの花(5位)
73年:草原の輝き(2位)
73年:小さな恋の物語(1位)
※オリコン1位楽曲数:1曲

【アグネス・チャンの70年代当時の活躍】
香港からやって来たため片言の日本語しか喋れなかったが、逆にそれが可愛らしいと話題となりに人気を博すこととなる。
1976年には学業を理由に2年間ほど芸能活動を休止する。

【その後の活躍】
80年代以降はタレント業を中心に活躍した他、博士号の獲得や大学の客員教授就任など、芸能活動以外の活動も目立っていった。

【アグネス・チャンの現在】
現在も芸能活動を続けている他、公的な国際機関での活動も増えてきている。

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◆花の中三トリオ結成! 山口百恵が国民的歌手に成長

オーディション番組『スター誕生!』から誕生した中学三年生の森昌子、桜田淳子、山口百恵が1972年から1973年にかけて次々とデビューし(森昌子はデビューが1年早い)、『花の中三トリオ』と呼ばれました。(学年が上がるごとに呼び名が変わって、高三トリオまで呼ばれ続けた)
『花の中三トリオ』は『新三人娘』に変わってアイドル界を席巻し、特に山口百恵は国民的なスターへと成長していきます。

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森昌子

【生年月日】
1958年10月13日

【芸能界入り】
『スター誕生!』初代グランドチャンピオン

【キャッチフレーズ】
あなたのクラスメート

【レコードデビュー】
1972年7月1日(せんせい)

【受賞歴】
1972年レコード大賞新人賞(せんせい)
1972年優秀放送音楽新人賞(せんせい)

【紅白出場回数】
15回(内7回が70年代)

【森昌子の代表曲】()内はオリコン最高順位
72年:せんせい(3位)
83年:越冬つばめ(27位)
※オリコン1位楽曲数:-

【森昌子の70年代当時の活躍】
『スター誕生!』の初代グランドチャンピオンとなり、華々しいデビューを飾る。
アイドルとしての人気は同じ『花の中三トリオ』の2人に叶わなかったが、抜群の歌唱力が評価され本格的な歌手(演歌志向の強い歌手)へと成長、またモノマネがとても得意で、『オールスターものまね王座決定戦』第1回放送の優勝者にもなっている。

【その後の活躍】
1983年に越冬つばめがヒットするなど演歌歌手として活躍し、紅白には13回連続出場、トリも2回務めた。
1986年に演歌歌手の森進一と結婚し芸能界を引退、しかし2005年に森進一と離婚し芸能活動を再開した。(2001年以降限定的に芸能活動を再開していた)

【森昌子の現在】
芸能活動を継続中で、懐メロ番組などによく出演している。

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桜田淳子

【生年月日】
1958年4月14日

【芸能界入り】
『スター誕生!』第4回決戦大会グランドチャンピオン

【キャッチフレーズ】
そよ風の天使

【レコードデビュー】
1973年2月25日(天使も夢みる)

【受賞歴】
1973年レコード大賞最優秀新人賞(わたしの青い鳥)
1973年優秀放送音楽新人賞(わたしの青い鳥)

【紅白出場回数】
9回(内6回が70年代)

【桜田淳子の代表曲】()内はオリコン最高順位
73年:わたしの青い鳥(18位)
74年:はじめての出来事(1位)
75年:十七の夏(2位)
76年:夏にご用心(2位)
76年:ねえ!気がついてよ(2位)
77年:気まぐれヴィーナス(7位)
77年:しあわせ芝居(3位)
※オリコン1位楽曲数:1曲

【桜田淳子の70年代当時の活躍】
可愛らしいルックスと明るく天真爛漫な性格で、『スター誕生!』の歴代最高得点・最多獲得表明を得ることになる。
『花の中三トリオ』の中で唯一のレコード大賞最優秀新人賞を受賞するなど、デビュー当時はアイドルとして森昌子、山口百恵以上の人気を誇った。

【その後の活躍】
70年代終盤からアイドルから本格的歌手への移行を目指すも、売り上げはみるみる下がり1983年にはレコードリリースを終了、活動の場を女優へとシフトしていく。
1992年には統一教会の合同結婚式に参加したことが大きな話題となり、そのことが影響し仕事を失うことになる。

【桜田淳子の現在】
2012年、サンミージックの会長である相澤秀禎の通夜で久しぶりに公の場に姿を表し話題となった他、同年11月26日に芸能活動40周年記念コンサートとして一夜限りの復帰を果たす。
参加者の話しによれば、当時と変わらない姿を見せたとのことである。

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山口百恵

【生年月日】
1959年1月17日

【芸能界入り】
『スター誕生!』第5回決戦大会合格

【キャッチフレーズ】
大きなソニー、大きな新人

【レコードデビュー】
1973年5月21日(としごろ)

【受賞歴】


【紅白出場回数】
6回

【山口百恵の代表曲】()内はオリコン最高順位
73年:青い果実(9位)
73年:禁じられた遊び(12位)
74年:春風のいたずら(11位)
74年:ひと夏の経験(3位)
74年:冬の色(1位)
75年:夏ひらく青春(4位)
76年:横須賀ストーリー(1位)
76年:赤い衝撃(3位)
77年:夢先案内人(1位)
77年:イミテイション・ゴールド(2位)
77年:秋桜(3位)
77年:プレイバックPart2(2位)
78年:絶体絶命(3位)
78年:いい日旅立ち(3位)
79年:美・サイレント(4位)
79年:しなやかに歌って(8位)
80年:謝肉祭(4位)
80年:ロックンロール・ウィドウ(3位)
80年:さよならの向う側(4位)
※オリコン1位楽曲数:4曲

【山口百恵の70年代当時の活躍】
新人賞の賞レースに呼ばれることは全くなかったが、年齢にそぐわない過激な歌詞を採用した曲がヒットし、5thシングルから26thシングルまで連続してオリコン5位以上を獲得する国民的な歌手にまで成長していく。
また、主演するドラマも立て続けにヒットし、国民的アイドル・国民的スターにまで昇りつめることになる。

【その後の活躍】
1979年10月20日に俳優の三浦友和(ドラマや映画で何作も共演している)との交際を発表、更に1980年3月7日には三浦友和との結婚と芸能界からの引退も発表する。
そして1980年10月5日のファイナルコンサートを最後に芸能界を引退し、山口百恵は伝説となる。

【山口百恵の現在】
芸能界引退後、表舞台に立つことは一切ないが、そのことが却って山口百恵を神格化し、後年の評価は上がり続けている。

◆73年デビュー組

73年デビュー組は、『花の中三トリオ』の山口百恵、桜田淳子、更にキャンディーズと同期となり、アイドル歌謡界で活躍することは難しい世代だったと言えるかもしれません。

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石川さゆり

【生年月日】
1958年1月30日

【芸能界入り】
ちびっ子歌謡大会で合格

【キャッチフレーズ】
コロムビア・プリンセス

【レコードデビュー】
1973年3月25日(かくれんぼ)

【受賞歴】
1977年FNS歌謡祭最優秀グランプリ(津軽海峡・冬景色)※演歌歌手としての受賞

【紅白出場回数】
38回(内3回が70年代)※全て演歌歌手となってからの出演

【石川さゆりの代表曲】()内はオリコン最高順位
77年:津軽海峡・冬景色(6位)
86年:天城越え(46位)
91年:ウイスキーが、お好きでしょ()
※オリコン1位楽曲数:-

【石川さゆりの70年代当時の活躍】
デビュー当時はアイドル歌手として活動し、桜田淳子に代わり『花の中三トリオ』のメンバーにする考えもあったが(石川さゆりと森昌子・山口百恵は同じホリプロ所属だった)、アイドルとしては大成することはなかった。
もともと歌唱力に定評があったため演歌歌手へ転身し、大成功することになる。(1977年に津軽海峡・冬景色でFNS歌謡祭最優秀グランプリを受賞)

【その後の活躍】
演歌歌手として活躍を続け、紅白歌合戦には33年連続出場を果たす。(産休がなければ40回連続だった)
また、1986年には『天城越え』がヒットし、『津軽海峡・冬景色』に並ぶ代表曲となる。

【石川さゆりの現在】
演歌歌手の大御所として、精力的に歌手活動を続けている。

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浅田美代子

【生年月日】
1956年2月15日

【芸能界入り】
『時間ですよ』新人オーディション

【キャッチフレーズ】
ソニー・エンジェル

【レコードデビュー】
1973年4月21日(赤い風船)

【受賞歴】
1973年レコード大賞新人賞(赤い風船)

【紅白出場回数】

【浅田美代子の代表曲】()内はオリコン最高順位
73年:赤い風船(1位)
※オリコン1位楽曲数:1曲

【浅田美代子の70年代当時の活躍】
テレビドラマ『時間ですよ』や『寺内貫太郎一家』などの人気ドラマに出演した他、当時の最短記録であるデビュー2週目でオリコンランキング1位を獲得するなど、同期デビューの『花の中三トリオ』に負けない人気を誇った。(デビュー曲の『赤い風船』は、1973年のオリコンランキング年間10位にランクインしている)
しかし1975年にフォークシンガーの吉田拓郎との噂が流れ人気が低下し、更に1977年にはその吉田拓郎と結婚し芸能界を引退する。

【その後の活躍】
1983年に吉田拓郎と離婚し芸能活動を再開、映画『釣りバカ日誌』の主人公・ハマちゃんの妻役として活躍した他、天然キャラがうけバラエティ番組に多数出演するお茶の間の人気者となる。

【浅田美代子の現在】
現在も天然キャラのタレントとして活動を続けている他、女優としても活躍中。

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あべ静江

【生年月日】
1951年11月28日

【芸能界入り】
子役出身

【キャッチフレーズ】
フリージアの香り

【レコードデビュー】
1973年5月25日(コーヒーショップで)

【受賞歴】
1973年レコード大賞新人賞(コーヒーショップで)

【紅白出場回数】
1回

【あべ静江の代表曲】()内はオリコン最高順位
73年:コーヒーショップで(9位)
73年:みずいろの手紙(7位)
※オリコン1位楽曲数:-

【あべ静江の70年代当時の活躍】
ラジオDJとして人気が出た後レコードデビューし、レコード大賞新人賞にも選ばれる。(最優秀新人賞ではない)

【その後の活躍】
レコードリリースは1979年で終了し、80年代以降は主に女優・タレントして活動した。

【あべ静江の現在】
現在も芸能活動中で、主にタレントとして活動している。

↓本人のブログ
http://ameblo.jp/abe-shizue/

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安西マリア

【生年月日】
1953年12月16日

【芸能界入り】
スカウト

【キャッチフレーズ】
チョコレート・マリア

【レコードデビュー】
1973年7月5日(涙の太陽)

【受賞歴】
1973年レコード大賞新人賞(涙の太陽)

【紅白出場回数】

【安西マリアの代表曲】()内はオリコン最高順位
73年:涙の太陽(16位)
※オリコン1位楽曲数:-

【安西マリアの70年代当時の活躍】
カバー曲となる『涙の太陽』がヒットし、レコード大賞新人賞に選ばれる。(最優秀新人賞ではない)
しかし1978年に所属事務所と揉め芸能界を引退した。

【その後の活躍】
2000年に芸能界復帰し、ライブ活動などを行っていた。

【安西マリアの現在】
2014年3月15日、急性心筋梗塞で逝去。
ご冥福をお祈り致します。

◆キャンディーズが大活躍! グループアイドルの成功

グループとしてのアイドル的存在としては、ザ・ピーナッツ(双子)やゴールデンハーフ(ハーフ)などの明確な括りでの成功例はありましたが、現在まで続くような俗にいうアイドルグループの成功例はキャンディーズ登場までありませんでした。
キャンディーズはアイドルグループの元祖と言え、以後のアイドル史に大きな影響を与えました。

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