来世ではちゃんとします(来世ちゃん)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『来世ではちゃんとします』とは、漫画家・いつまちゃんが『グランドジャンプ』にて2018年2月7日より連載を開始した、CG製作会社に勤める性的に拗らせた5人の男女の日々を赤裸々に描く4コマコメディ漫画である。5人だけでなく様々な事情、性指向を持った人々が登場し、共感できる面も多々あるのが作品の魅力となっている。同社の『グランドジャンプめちゃ』『グランドジャンプむちゃ』にも掲載されている。2020年1月9日から23月26日の間にテレビドラマが放映され、2021年8月12日より2期も放送された。

松田健(まつだ けん)

本作の主人公の一人。26歳。親密になった女を次々と情緒不安定にするメンヘラ製造機だが、本人に悪気はなく、何故自分はこうなのかと悩んではいる。その性格のせいでセフレを大量に抱えているが、セフレになる前は優しくするのに対し一度やったあとの扱いが非常に雑。そのため女が狂う悪循環を抱えている。母親が幼少期から精神を病んでおり、彼女を肯定する言葉をずっと吐きながら成長してきた。だがその成長過程が今女性にひどい扱いをしていい理由にはならない、と自覚している。「セフレ」と「彼女」を全く違うものだと考えており、亜子を筆頭に彼女になりたがるセフレが理解できない。林の健全なメンタルを好ましく思っており、割と仲がいい。林が凪と親しくなっていくのを「処女厨こじらせた友達が男の娘といい感じになっていくのすごく面白い」と林本人に真っ向から伝える程度には面白がっている。檜山の仕事熱心さ、一途さも尊敬しており、「俺が女だったらトヲル君と結婚したい」と思っている。

林勝(はやし まさる)

本作の主人公の一人。26歳。初めての彼女を寝取られた経験から処女しか受け入れられなくなるが、面食いであるため相手を見つけられずセカンド童貞となっている。価値観が少々古く、デリカシーに欠けるため、しょっちゅう梅や桃枝からきつい突っ込みを受けている。家族仲は非常に良好。既婚者は皆心から愛し合って結婚したのだと信じている純真な面がある。マッチングアプリで知り合った女性との初デートの際、「蟹を食べに行くならよりおいしく食べるために先に蟹の動画を見よう」との発想で3時間ネットカフェで彼女に蟹漁の動画を見せ、デート後見事に振られた。松田がモテるのが羨ましく、彼のセフレと恋人を完全に分けて考えているところが残酷だとは思っているが、仲はいい。

檜山トヲル(ひやま トヲル)

本作の主人公の一人。29歳。スタジオデルタのリーダーを務めている。太りがちで容姿がいいとは言えない重度のオタクであり、ソープ嬢の心ちゃんにガチ恋している。彼女の元に通うお金を作るため日々節約し、本業だけでなく広告漫画、同人誌を描いて稼いでいる。学生時代に容姿とオタクであることについて心ない言葉をかけ続けられたため、自分に自信がない。仕事をしていない自分に価値を見いだせない一面もあるが、それを除いても仕事・創作両面において実力的にも精神的にも優秀である。元カノも二人いたのだが、仕事と創作の時間を削れなかったことに文句を言われて耐えられずに別れている。本編の途中で『別冊少年ギャンギャン』よりオファーがあり、そこでも漫画を掲載するようになっている。清潔感を保つため、毎回の洗濯に酸素系漂白剤を使い、柔軟剤もこだわりの逸品を使用している。

桃枝のセフレ

Aくん(エーくん)

一流商社勤務。29歳。イケメン・高学歴・高収入と一見全てが揃っているが、桃枝との行為の趣味はハードSM。桃枝の片思いの相手であり、A自身もそれは認識しているが、本人は気にしていない様子。本命の彼女がいる。

Bくん(ビーくん)

広告代理店勤務。30歳。本名は伴之木(ばんのき)。家庭環境に問題があるのか、家族の話はそらしがち。桃枝とセフレ以上の仲になる気は全くないが、執着心はそれなりにあるので嫉妬はする。桃枝と大阪旅行に行った後、桃枝から「今日会えない?」と踏み出したところ、しばらく音信不通になった。

Cくん(シーくん)

メーカー勤務。28歳。幼少期、父親が浮気性で母親がヒステリックだったため甘えられず、その寂しさを女の子で癒しているとのこと。桃枝は単に父親似なだけなのでは、と思っている。看護師の彼女がいることを隠しているが、桃枝にはばれている。6歳まで北海道に住んでおり、熊に対する愛着がある。

Dくん(ディーくん)

フリーター。21歳。本名は栗山大地(くりやまだいち)。聖羅の弟であり凪の兄。現在の家はクーラーも無い4畳半のボロアパート。公務員のお堅い両親の元に生まれた大きく期待されていたが、その期待に特に応えることもなく今の時間を明るく楽しく生きている陽キャ。未来のことは未来で困ったタイミングで考えればいい、がモットー。

Eくん(イーくん)

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