寺内きよ（鬼滅の刃）の徹底解説・考察まとめ

寺内きよのプロフィール・人物像

性別：女性
年齢：不明
職業：看護師（蝶屋敷）

CV：山下七海

寺内きよ（てらうち きよ）とは、大正時代を舞台にした吾峠呼世晴の漫画作品『鬼滅の刃』の登場人物で、鬼狩りの組織・鬼殺隊で働く少女。
『鬼滅の刃』の主人公で十五歳の竈門炭治郎（かまど たんじろう）より明らかに幼く、ローティーンにも差し掛かっていないと思われる。髪をおかっぱに切りそろえ、両耳の上に蝶の髪飾りを付けている。桃色が好きなのか、常にこの色の帯を身に着けている。

鬼は超常の力を操る人食いの怪物で、この討伐の中で負傷した隊士は、蝶屋敷で療養するのが鬼殺隊の常となっている。きよはこの蝶屋敷で看護師として働いており、同年代の中原すみ（なかはら すみ）や高田なほ（たかだ なほ）と一緒に行動することが多い。
ある時、鬼殺隊の新人隊士である竈門炭治郎が蝶屋敷に運び込まれた際、その温和な人柄にすみやなほともども好意を抱く。強くなることを望む炭治郎に様々にアドバイスするなど、彼が蝶屋敷に担ぎ込まれるたびに交流を重ねていった。

作中での出番は少なく、目立った活躍も無いものの、熾烈極まる鬼との死闘の中、炭治郎のみならず読者にとっても一時の安らぎを与える役を担った。

寺内きよの来歴・活躍

蝶屋敷で働き始める

時期や経緯は不明ながら、鬼殺隊最高位の剣士“柱”の一員である胡蝶しのぶ（こちょう しのぶ）の私邸である蝶屋敷で働き始める。蝶屋敷はもともとしのぶの姉である胡蝶カナエが所有していた屋敷で、彼女が鬼との戦いで命を落とした後にしのぶへと受け継がれたもの。カナエの生前から身寄りのない女性を引き取っては保護することを繰り返しており、きよももともとはそうやって蝶屋敷にやってきた女性の一人だったと思われる。

年齢の近い中原すみ、高田なほと親しくなり、常に一緒に行動するようになる。蝶屋敷は負傷した鬼殺隊の剣士の療養所としての役目も担っており、自発的にか、周囲に促されてかは不明ながら、やがて自身も看護師として働き始める。先輩格の看護師である神崎アオイ（かんざき あおい）の下、配膳や洗濯など様々な仕事を手伝っていった。

看護師としての日々

次々に運び込まれる負傷者たちの面倒を見ていたある日、鬼殺隊の新人剣士である竈門炭治郎、我妻善逸（あがつま ぜんいつ）、嘴平伊之助（はしびら いのすけ）が蝶屋敷に担ぎ込まれる。治療のための薬を「苦い」と言って飲むことを嫌がり、機能回復訓練（リハビリテーション）も「面倒だ」と逃げ回る善逸や伊之助に手を焼く一方、真面目で温和かつ包容力もある炭治郎にはすみやなほともども好意を抱く。

炭治郎は鬼にされてしまった妹を人間に戻す術を求めて鬼殺隊に入隊しており、そのためにさらに強い鬼と出会うことを、それとの戦いを生き延びるだけの力を欲していた。これを知ったきよは、すみやなほと共に鬼殺隊のより強い剣士たちが行っている鍛錬法を炭治郎に紹介。時には夜通し修行に付き合うなど、積極的に彼を支えていった。

炭治郎たちと交流を重ねる

その後も炭治郎は善逸、伊之助らと共に強力な鬼との戦いを重ね、これを生き延び、負傷しては蝶屋敷に運び込まれることを繰り返す。柱の一員である宇随天元（うずい てんげん）が、吉原への潜入調査のためにアオイとなほを連れ去ろうとした際も駆けつけた炭治郎たちがこれを止めており、この時は彼らに泣いて感謝していた。

この頃、炭治郎は39℃代の熱がずっと続いている状態にあった。きよはこれを異常と捉えてアオイやしのぶに報告しようとするが、炭治郎から「今すごく調子がいいから、しばらくアオイさんたちには黙っていてほしい」と懇願され、不安に思いながらこれを了承。結果としてこの判断は正しく、炭治郎は己の熱量を爆発的な力へと変える新たな技法に目覚めていく。
この技法は柱を中心とする鬼殺隊の中でも屈指の剣士たちの間にも広まり、彼らが鬼との戦いに勝利するための大きな力となっていく。「憧れの対象でもある炭治郎の言葉を信じ、看護師としての本分を破って彼の体の異変を上に報告せず、その成長の機会を奪わなかった」ことにより、ささやかながら鬼殺隊の勝利にも貢献した形となった。

鬼殺隊の最終決戦

幾多の戦いを経て、鬼の頭領・鬼舞辻無惨（きぶつじ むざん）が鬼殺隊の当主である産屋敷耀哉（うぶやしき かがや）の館を襲撃。しかしこれ自体が産屋敷家の人々の身命をも賭した罠であり、鬼殺隊は無惨率いる鬼たちとの最終決戦に臨む。

引退した者、戦う力のない者までもがそれぞれに人事を尽くして天命を待つ中、きよも蝶屋敷の仲間たちと共にひたすら鬼殺隊の勝利を祈り続ける。果たして翌朝には無惨は討伐されて全ての鬼は滅び、多大な犠牲を出しながらも鬼殺隊は勝利。炭治郎、善逸、伊之助といった互いによく知る間柄の剣士たちも、無事とは言いがたい状態ながら生還する。
アオイ、すみ、なほと共に、蝶屋敷に担ぎ込まれた負傷者たちの世話に奔走されつつ、彼らと再会を喜び合った。

寺内きよの関連人物・キャラクター

中原すみ（なかはら すみ）

蝶屋敷で働く看護師。年齢はきよと同程度だと思われる。髪をおさげにして蝶の髪飾りで束ね、水色の帯を身に着けている。
きよ、なほと仲が良く、大抵一緒に行動している。優しくて温和な炭治郎の人柄に好意を抱き、彼には特に親身に接するようになった。

その炭治郎が重傷を負って蝶屋敷に担ぎ込まれ、ようやくにして目を覚ました際、彼の病室に駆けつけて「良かった」と号泣しつつ、どこで用意したのかアンパンを差し入れている。

中原すみ（鬼滅の刃）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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中原すみ（なかはら すみ）とは、大正時代を舞台にした吾峠呼世晴の漫画作品『鬼滅の刃』の登場人物で、鬼狩りの組織・鬼殺隊で働く少女。
鬼は超常の力を操る人食いの怪物で、この討伐の中で負傷した隊士は、蝶屋敷で療養するのが鬼殺隊の常となっている。すみはこの蝶屋敷で看護師として働いており、同年代の寺内きよや高田なほと一緒に行動することが多い。鬼殺隊の新人剣士である竈門炭治郎に懐き、彼が担ぎ込まれるたびに交流を重ねていった。

高田なほ（たかだ なほ）

蝶屋敷で働く看護師。年齢はきよと同程度だと思われる。髪を三つ編みにして、その先端に蝶の髪飾りをつけ、腰には緑色の帯を締めている。
きよ、すみと仲が良く、大抵一緒に行動している。優しくて温和な炭治郎の人柄に好意を抱き、彼には特に親身に接するようになった。
吉原への潜入工作要因として、鬼殺隊最高位の剣士・柱の一員である宇随天元に連れ去られそうになったことがある。