BANANA FISH(バナナフィッシュ)のネタバレ解説・考察まとめ

『BANANA FISH(バナナフィッシュ)』とは、『別冊少女コミック』で連載されていた吉田秋生によるバイオレンスサスペンス漫画。1980年代のニューヨークを舞台に、バナナフィッシュというドラッグをめぐる、ストリートキッズ、アッシュの戦いを描く。ハードな抗争を繰り広げる一方、孤高に生きてきたアッシュが英二との友情を通して人間らしさや愛を覚えていく姿が描かれている。かねてより名作として人気を博していたが、2018年に吉田秋生40周年プロジェクトでアニメ化され、人気が再燃した。

マックス・ロボ

CV:生瀬勝久・佐戸井けん太/平田広明
演:松木健三(2005年)/田中照人(2009年)/比佐一平(2012年)/内田朝陽(2021年)

本名はマックス・グレンリード。元アメリカ陸軍軍事顧問第3部隊第7小隊に所属しており、グリフの銃乱射事件の当事者でもある。退役後は市警を経て、現在はフリージャーナリストとして活動している。
グリフは親友であり、彼が残した「バナナフィッシュ」という単語を元に長年独自調査を続けていた。グリフが死亡してからは、弟のアッシュを支え、ジャーナリストとしてバナナフィッシュの陰謀と戦った。

伊部俊一(いべ しゅんいち)

CV:池田成志・松本保典/川田紳司
演:山本健史(2005、2009年)/柳憂怜(2021年)/冨田昌則(2021年)

英二をモデルとした広告写真が入賞し、プロカメラマンとなった中年男性。怪我のせいでスランプに陥った英二に変化のきっかけを与えようと、ニューヨークに連れてきた。
危険に巻き込まれながらも、アッシュと親しくなり逞しく変わっていく英二を最後まで見守った。

グリフィン・カーレンリース

CV:橋本じゅん/布施川一寛
演:武原広幸(2005、2009年)/田中稔彦(2021年)

アッシュの兄。ベトナム戦争でサイゴンに駐留していた際、「バナナフィッシュ」を投与され、錯乱の末仲間へ向けて銃を乱射する事件を起こす。
その後は廃人同然となり、軍病院を経てアッシュの元に帰る。アッシュの献身的な看病により命こそ繋ぎ止めていたが、10年ぶりに動き出した「バナナフィッシュ」の謎をめぐる争いに巻き込まれ、エイブラハム・ドースンに射殺される。

ディノ・フランシス・ゴルツィネ

CV:川久保潔/石塚運昇
演:田中照人(2005年)/酒井高陽(2009年)/市川勇(2012年)/赤星昇一郎(2021年)

コルシカマフィアのボス。「バナナフィッシュ」を利用し、アメリカ政財界の支配を企てた。
男色のペドフィリアであり、アッシュを寵愛し、自身の後継者としようと執着する。だが、アッシュに反発され、その想いは愛憎の入り混じった根深いものとなっていく。
最後は歪ながらも深い愛情が勝り、フォックスに追い詰められていたアッシュを救う形でその命を落とした。

ブランカ(白)

CV:古田新太/森川智之
演:吉谷光太郎(2005年版)/横山敬(2009年版)/石垣佑磨(2012年版)

KGBの中佐であり、アッシュに戦闘技術を教えた。高い狙撃技術を有する。ブランカ(白)はコードネームであり、本名はセルゲイ・ヴァリシコフ。
暗殺業を引退しカリブで隠遁生活を送っていたが、ディノに雇われ再びアッシュの前に姿を現した。
英二と交流する中で人を愛することを学び変わろうとしているアッシュの心を理解し、度々手助けをした。

フレデリック・オーサー

CV:武岡淳一/細谷佳正
演:加藤巨樹(2005、2009年)/國定拓弥(2012年)/早乙女友貴(2021年)

かつてアッシュとの縄張り争いで敗北し、アッシュのグループにいた。二番手に甘んじる屈辱を晴らすため、ディノと手を組むこととなる。
アッシュの才覚の前には劣るが、喧嘩の腕も頭脳もそこそこに立つ。アッシュがディノの罠により収監されていた間にダウンタウンのストリートキッズの大半を支配することに成功する。だが、目的のためには手段を選ばない卑劣さがあり、結局は人望の厚いアッシュに勝つことは出来なかった

コルシカ・マフィアの関係者

マービン

CV:斎藤暁/石塚堅

ディノの部下。同性愛者で、幼いアッシュを買っていた。アッシュが成長しディノの元を去ってからは全く相手にされず恨みを抱いていたが、性的好意は健在であった。
オーサーと手を組みながら、ディノの指示下でアッシュを捉えようとするも失敗し、死亡した。

エイブラハム・ドースン

takuma
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@takuma

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