烈火の炎(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『烈火の炎』とは、1995年から2002年まで安西信行が『週刊少年サンデー』に連載した忍者バトル漫画およびそれを原作としたアニメ作品。腕から炎を出すことができる「炎術士」としての能力を持つ主人公花菱烈烈火が治癒の力を持つ女子高生佐古下柳と出会い彼女を君主と定め、彼女を狙う組織と戦う。火影忍軍が残した「魔導具」と呼ばれる特殊能力をもつ武器を使うキャラクターが多数登場し、戦国時代から続く火影忍軍の運命に抗う様子を描く忍者冒険活劇。

霧沢風子(きりさわふうこ)

CV:平松晶子/酒井夏子/加藤英美里
名子霧高校1年。8月2日生まれの16歳。身長164cm。血液型はB型。
烈火の幼馴染であり喧嘩友達。性格は勝気で曲がったことが大嫌い。三沢光晴のファン。
その気の強さから友達と衝突することが多く、イジメを受けており中学時代は不良だった。その頃も烈火はイジメに加担せず、風子は烈火を信頼するようになる。
物語の開始当初は烈火に想いを寄せていたが、石島土門に激しく惚れられており、最終的には土門に対して満更でもない様子だった。
使用魔導具は主に「風神」。他に「鬼の爪」「神慮伸刀」を使う。風神を使った遠距離攻撃が得意で、魔導具をの使い方の巧みさは作中でもトップクラスである。風神の技は「鎌鼬」「風魂」「疾(ハヤテ)」「風の爪」「風守」がある。

石島土門(いしじまどもん)

CV:飛田展男/武田幸史/景浦大輔
名子霧高校1年C組。5月5日生まれの16歳。血液型はO型。
烈火の喧嘩仲間で、物語開始当初から烈火と喧嘩していた。あだ名は「腐乱犬(フランケン)」。モヒカン頭が特徴。身長は190cmを越す大男。風子のことが好き。
実家は花屋。見た目に反して手先が器用で、柳の絵本作りをよく手伝っている。
怪力とタフネスを活かしたパワーファイター。それに加えて所持魔導具も火影一である。当初は怪力のみで火影のお荷物と呼ばれていたが、戦闘を重ねるごとに劇的に進化、火影の切り込み隊長としての活躍が目立つようになる。
使用魔導具は力を増幅させる「土星の輪」、遠距離攻撃の「嘴王」、身体強化の「鉄丸」、それらを収納する「蔵王」。

水鏡凍季也(みかがみときや)

CV:緑川光(幼少期 - 浅野まゆみ)/笹沼尭羅/岩瀬周平
名子霧高校2年C組。11月13日生まれの17歳。左利き。身長175㎝。血液型はA型。
新生火影忍軍で一番年上で、優秀な頭脳を持ち、クールな性格。姉に似た柳に好意を寄せている。柳を守るため、また姉の仇を討つため、烈火達に同行するようになる。
当初は烈火達から少し距離を置いていたが、仲間意識が芽生え、最終決戦時に師である巡狂座からは「良い顔になった」と評された。
使用魔導具は「閻水」。水を剣にすることができる閻水を用いて、一子相伝の剣技・氷紋剣で戦う。氷紋剣の技は「水(氷)成る蛇」「絶対零度」「汴舞(つららまい)」「水傀儡」「氷雨」「汴成る蛇」。

小金井薫(こがねいかおる)

CV:くまいもとこ/下田麻美/神野ひとみ
血液型はA型。9月29日生まれの13歳(劇中で14歳の誕生日を迎えた)。
元麗の兵隊。過去に自殺を図ったことがあるがそれを止め、戦闘を教えてくれた紅麗をずっと慕っていた。しかし柳を酷い目に遭わせた紅麗に対して疑問を感じて麗を裏切り、裏武闘殺陣より火影の一員となる。
身寄りがなかったため、裏武闘殺陣後は花菱家に住み、そこから中学校へ通っている。性格は素直で無邪気。
戦闘においてはパワーはないがトリッキーな戦術とスピードで補う。
使用魔導具は「鋼金暗器」。パズルの要領で一の型から五の型までを自在に変形させて操る。裏武闘殺人決勝で幻の「六の型」を発動した。
最終決戦後は戦国時代へと戻っていった紅麗に同行した。

陽炎(かげろう)

CV:三石琴乃/野口瑠璃子/水口まつり
烈火の母。火影忍軍六代目当主桜花の正室だったが、滅ぶ火影から烈火を逃がすために秘術「時空流離」を発動したことで呪いを受け、不老不死になってしまい、戦国時代から現代まで400年の時を生きている。
現代で烈火を見つけ、烈火の力を見極めるため「影法師」を名乗り襲いかかる。山奥に屋敷を持っていたが、正体を明かしてからは花菱家に住んでいる。
魔導具の扱いに詳しく、主に解説役としてサポートを担っていた。SODOM編では戦闘に参加。元火影忍軍のくノ一であるため、基本的な戦闘能力は高い。
使用魔導具は「影界玉」「式髪」「砲鬼神」「朧(過去編)」など。
螺閃の持つ「光界玉」で不死の呪いが消され、不老不死ではなくなった。

紅麗(くれい)

CV:置鮎龍太郎(幼少期 - 石川静)/川原元幸/中村悠一
火影忍軍六代目当主桜花と側室麗奈の間に生まれる。烈火の異母兄。「呪いの子」として蔑まれ、その恨みから烈火を刺したことがある。
陽炎の時空流離で烈火とともに偶然現代へと流されてしまった後は、森光蘭のもとに身を寄せていた。養母の月乃を慕っているが、月乃を人質に森の命令に従うことを余儀なくされる。
炎の型は死者を炎へと変える「不死鳥」。過去に恋心に似た感情を持った相手の紅を森に殺され、彼女を自らの炎とし、その契約として顔を焼かれたことから顔に大きな火傷の跡がある。
普段は仮面を被っているため感情が見えにくいうえ敢えて冷酷非道な態度を取っているが、実際は優しく人情を重んじる性格。心を開いた相手にはその一面を見せていた。
戦闘能力は非常に高く、「紅」「磁生」などの炎を使った遠距離攻撃に加え、近接攻撃も作中トップクラスの威力を誇る。
烈火に対して当初は恨みの感情を持っていたが、裏武闘殺人で直接対決することで憎悪の感情が次第に薄れていった。その後は烈火を殴ったふりをして庇ったりと素直ではないが烈火を認めているようである。
最終決戦では兄として自分の過去の決断を説き、烈火へ答えを出すように促した。

巡狂座(めぐり きょうざ)

CV:柴田秀勝/堀勝之祐(ゲーム版)
元麗十神衆首領補佐。水鏡凍季也の剣術の師であり、美冬を亡くした後の水鏡の親代わりだった。美冬と水鏡の実祖父。
閻水を狙った森光蘭の配下によって美冬を殺害された失意の中で磁生にスカウトされた。麗としての活動は作中でほぼしていない。
戒を伝言板の役割とし、水鏡に自分を美冬の仇だと伝え、殺すように仕向ける。「巡狂座」という称号そのものが美冬を殺したと考えていたが、真実を知った水鏡はそれを否定。人間的に成長した孫の姿に満足したように息を引き取った。
使用魔導具は「氷魔閻」。氷紋剣を使って戦う。

螺閃(らせん)

左上の男性が螺閃。

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