烈火の炎(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『烈火の炎』とは、1995年から2002年まで安西信行が『週刊少年サンデー』に連載した忍者バトル漫画およびそれを原作としたアニメ作品。腕から炎を出すことができる「炎術士」としての能力を持つ主人公花菱烈烈火が治癒の力を持つ女子高生佐古下柳と出会い彼女を君主と定め、彼女を狙う組織と戦う。火影忍軍が残した「魔導具」と呼ばれる特殊能力をもつ武器を使うキャラクターが多数登場し、戦国時代から続く火影忍軍の運命に抗う様子を描く忍者冒険活劇。

紅麗を首領とする暗殺者集団。十神衆、麗兵隊、麗予備軍から形成される。

裏麗

森光蘭を首領とする集団。元は麗のあぶれ者を集めたものだったが、森の集めた実力者も多く存在する。首領補佐は螺閃、その下に実力者四死天が続く。

SODOM

森光蘭によって建設された巨大要塞都市。最深部に「HELL or HEVEN」を持ち、正しいディスクを5枚集めた者だけが立ち入ることができる。

『烈火の炎』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

最澄「戦うことに理由があるのならそれはきっと何かを守るためのものだと信じるんです」

戦うことが好きではない最澄が、戦う理由を述べるシーン

裏武闘殺陣での一幕。「空」の最澄は、もともと戦うことが好きではなく、魅空にも最澄に戦いは似合わないと指摘されていた。それでも最澄が戦うのは何かを守るためであり、人を傷つけるためではないと伝える。「戦うことに理由があるのならそれはきっと何かを守るためのものだと信じるんです」という台詞は後の烈火にも影響を与えた。

紅麗「馬鹿は楽でいいな…烈火」

烈火に対する憎悪の感情が抜け、吹っ切れたような表情の紅麗。

裏武闘殺陣決勝戦紅麗VS烈火の戦い。お互い死力を尽くして戦い、もう炎を出す力も残っていない状況で殴り合いの喧嘩の様相を呈していた。烈火に対する恨みつらみを吐き出す紅麗に対し、烈火は「いじめられっ子がイジメ返してるようにしか見えねーんだよ!」と紅麗の仮面を叩き割る。仮面が剥がれて素顔を現した紅麗は「馬鹿は楽でいいな…烈火」「そう言って単純にできる」と吹っ切れたように笑った。

土門「一生支えてやる」

土門が風子にプロポーズしたようにも見えるシーン。

HELL or HEVENでの風子VS雷覇。雷覇と戦うことに戸惑い劣勢になる風子。雷神と風神の最後の一撃がぶつかり合うも集中力が削がれ、今にも風神が押し負けてしまいそうになったその時、自分の戦闘を終えた土門が駆けつけ、風子の身体を土門が力強く支える。「一生支えてやる」と男を見せた。

風子「柳が烈火の炎だよっ」

炎となった柳を見た風子の一言。タイトルとなった『烈火の炎』の伏線を回収している。

天堂地獄との戦いで吸収されて死んでしまった柳だったが、烈火は裂神の力を使い、柳を自分の炎に変えた。その姿は翼の生えた天使のようで、一緒に戦えることに喜びを覚えているようだった。烈火の炎となった柳に対して仲間たちも感極まり、「柳が…烈火の炎だよっ」と叫ぶのであった。

『烈火の炎』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

『烈火の炎』というタイトルは担当編集の案ではなく作者案

連載が始まる前にタイトルを決める段階になって、作者は『烈火の炎』とタイトルをつけたが、一度『週刊少年サンデー』の担当者は却下し、「どちらか選んで」とタイトルを渡してきたが、それが『かっとび烈火』『烈火100℃』だったため、作者は変えず、そのまま『烈火の炎』で連載することになった。

蛭湖のキャラクターデザインは和月伸宏

蛭湖のキャラクターデザインは作者の友人である和月伸宏である。安西が個人で出版した同人誌『FRAME OF RECCA 0』にそのデザインラフ及びゲストイラストが掲載されている。

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