はたらく細胞BLACK(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『はたらく細胞BLACK』とは原作原田重光、作画初嘉屋一生で『モーニング』で2018年27号から2021年8号まで断続的に連載された漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。ブラック企業のような劣悪な体の中で働く赤血球を主人公に、喫煙や飲酒などで蝕まれていく体の健康問題を細胞視点で綴っていく。擬人化された細胞やロボット兵器のような薬剤や抗生物質が登場し、シリアスかつ殺伐とした雰囲気の中奮闘する様子は、不摂生な生活をする人に警鐘を鳴らすディストピア作品。

痛風の治療薬。作中ではロボットの形をして登場した。

ニューキノロン系抗菌薬

尿路感染症の治癒で使われる薬。周りの建物よりも背があるロボットとして登場。

アシクロビル

ムカデの形で登場した水疱や帯状疱疹で悩む人に処方される薬。

戦いに敗れた白血球のなれの果ての姿。

『はたらく細胞BLACK』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

AA2153「僕たちは一体何のために働いているんですか!」

働いても何も変わらないブラックすぎる身体に嫌気がさしてAA2153が言った「僕たちは一体何のために働いているんですか!」というセリフ。その言葉を受けた1196は、「それでも仕事がある限り、働くんだ」と諭す。ブラックな中でも前向きだったAA2153が叫んだことで、労働環境のブラックさを感じさせる。

ベテラン赤血球「休みたい、楽したい、そんなことを期待するからつらくなる。感情を全部殺せば、笑顔でいられる」

酸素を運ぶことを強制するベテラン赤血球

一生懸命に働いてもクレームが入ってしまい、やる気を失うAA2153。それでも笑顔のベテラン赤血球がなぜ笑顔でいられるのか聞いたときの返答が、「休みたい、楽したい、そんなことを期待するからつらくなる。感情を全部殺せば、笑顔でいられる」だった。ブラックな環境でベテラン赤血球が、疲れて切っていることが分かるセリフ。ベテラン赤血球が笑っているのは、疲れすぎているからだと感じさせるセリフ。

赤脾髄「自分のせいで誰かが死んだ? 自分は役立たず? 格好をつけるな! 働くことに意味を見出すなど、貴様には100年早い! 立て! 立ち上がって進め! 働け、細胞! 働けぇ!!」

怒る赤脾髄

同僚を目の前で無くして落ち込むAA2153に赤脾髄が言った「自分のせいで誰かが死んだ? 自分は役立たず? 格好をつけるな! 働くことに意味を見出すなど、貴様には100年早い! 立て! 立ち上がって進め! 働け、細胞! 働けぇ!!」一言。落ち込んでいても助けてくれる人がいないブラックな職場であることを感じる一言。この言葉を聞いて、AA2153は絶望し、体へ攻撃することになる。

AA2153「僕は、働きたいから働くんだ!」

体の機能が停止していき変化に驚くAA2153(左)とNC8429(右)とその他の赤血球たち

「心臓が止まり、もうダメだと思った瞬間AA2153が言った「僕は、働きたいから働くんだ!」というセリフ。今まで無理やり働かされてきたAA2153だったが、赤血球として一人前になったことで自発的に働くという覚悟を持つようになった。

『はたらく細胞BLACK』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

アニメーション制作会社は本編とは異なるライデンフィルム

『はたらく細胞BLACK』のアニメ制作会社はライデンフィルムだが、本編に当たる『はたらく細胞』のアニメーションを制作した会社はdavid production。そのため、本編とはスタッフも異なっている。

『はたらく細胞』先輩赤血球役の遠藤綾がゲスト出演

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@syunnkannsettyakuzaiw4

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